※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
こんにちは、鶏人|Keijin です。
コバノカミツレ(Cotula myriophylloides)は、
2014年、図鑑に【CR:深刻な危機】として分類されていました。
2010年、IUCNレッドリストで、【CR:深刻な危機】と評価されました。
つまり、2010年から、コバノカミツレは
「時の砂に埋もれ、静かに息をひそめて」状態なのです。
※2025年時点で、IUCNレッドリストにおけるコバノカミツレの最新評価は2010年版です。それ以降の更新は行われていません。
この記事は、とても短く5分で読めるので、どうぞ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含んでいます。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:https://www.iucnredlist.org/species/185419/8407927
都市開発と自然:影響ゼロはなく、共生を目指す試み
⬇︎コバノカミツレの生態です。必要に応じてご覧ください。⬇︎

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | コバノカミツレ |
| 英名 | Water buttons(英語圏では広く“ボタンのような水草”として呼ばれる) |
| 学名 | Cotula myriophylloides |
| 分類 | 被子植物・キク科(Asteraceae)コツラ属 |
| 分布 | 南アフリカの湿地や水辺 |
| 生育環境 | 湿地帯、池や川沿いの水際 |
| 草丈 | 数センチ~10cm前後 |
| 花 | 黄色の小さな頭花(ボタン状)を咲かせる |
| IUCNレッドリスト | 絶滅危惧(地域限定で生育地の減少が懸念) |
特徴
- 名前の由来:「コバノ」は“小葉”、“カミツレ”は古くからの薬草名である“カモミール”に由来し、似た姿を持つことから名付けられました。
- 外見:羽状に細かく分かれた葉を持ち、繊細な姿が特徴です。
- 花の形:小さな黄色のボタン状の花を咲かせ、群生すると絨毯のように見えます。
- 利用:観賞用に湿地庭園やアクアプランツとして導入されることもあります。
生態と行動
- 湿地性植物:常に水分を必要とし、水際や湿地に群生します。
- 繁殖:種子による繁殖が基本ですが、群落を形成するように広がります。
- 環境指標種:水質や湿地環境の変化に敏感で、生育地の減少がそのまま個体数の減少につながります。
- 保全状況:都市化や湿地開発により自生地が縮小し、保全対象とされています。
2014年絶滅危惧種:コバノカミツレ【CR:深刻な危機】
都市化と開発(ヌールトフック塩田は十余年前に建設された)は湿地の乾燥化をもたらし、長い歴史によって形成されてきた季節性の湿地が今では常時富栄養の湿地となっている。
出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
| 観点 | 本来の姿 | 変化後の姿 | コバノカミツレへの影響 |
|---|---|---|---|
| 水の状態 | 季節性湿地(雨季に水が溜まり、乾季には干上がる) | 常時湿地(排水・生活排水により一年中水浸し) | 乾季の泥地が消滅し、発芽・生育できない |
| 栄養環境 | 貧栄養(窒素やリンが少なく、特殊な植物だけが生きられる環境) | 富栄養(肥料・生活排水・汚染物質で栄養過剰) | 繁殖力の強い植物や外来種が優勢となり、駆逐される |
| 生態系バランス | 独自の生態系(限られた種が安定して共存) | 外来種・強勢植物が繁茂、背の低い固有種は光を失う | コバノカミツレは光合成できず、個体数激減 |
| 地理的条件 | ケープ半島の一部湿地にのみ分布 | 都市化により湿地環境そのものが変質 | 世界で唯一の生息地が危機的状況 |
| 現在の評価 | ー | IUCNレッドリスト【CR:深刻な危機】(2010年~更新なし) | 絶滅寸前 |
ヌールトフック塩田の環境は不可逆的なレベルで変化した。
それに適応できないコバノカミツレは、本来の生育地を失い、侵略的な外来種との競争にも敗れ、ごくわずかな個体が断片的に残るのみというのが現在の厳しい状況である。
⬇︎コバノカミツレの主な保護活動の種類です。必要に応じてご覧ください。⬇︎
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 生息地の保護 | 湖沼や湿地の生息環境を農地拡大・開発から守る |
| 水資源管理 | 湿地の水量を調整し、生育に必要な水環境を維持 |
| 外来種対策 | 競合する外来植物の駆除・管理を行う |
| 法的保護 | 希少植物として国内の保護リストに掲載し、採取を禁止 |
| 保護区の設定 | 自生地を含む保護地域を設定して管理する |
| 市民・地域参加 | 地域住民やボランティアによる湿地保全活動を促進 |
| 研究とモニタリング | 個体数調査や開花状況のモニタリングを実施し、長期的な保全計画を立案 |
主な取り組み
- 湿地保護:農業や開発から湿地の生息地を守る
- 水資源管理:湿地の水位や水質を調整し生息環境を維持
- 外来種対策:競合植物の除去による生息環境改善
- 法的保護:国内法により採取や販売を禁止
- 保護区設定:湿地を含む地域を自然保護区として指定
- 地域参加:住民や団体が協力して湿地保全活動を推進
- 研究調査:個体数や分布を記録し、保全の基礎データを蓄積
最後に
これを読んでみて、どのように感じましたか?
「人類の繁栄ですよ」
と、人間中心主義ですか?
「都市化して自然界に影響がなかった例は、ないよね…」
と、都市開発を批判したいですか?
私も気になりました。調べてみますね。
| 観点 | 本来の前提 | 共生を目指す事例 | 特徴・工夫 |
|---|---|---|---|
| 影響ゼロの可能性 | 都市開発で「全く影響がない」例は存在しない | ― | 土地造成・建設・CO₂排出により必ず環境変化が起こる |
| シンガポール | 高密度都市開発が不可避 | 「庭園の中の都市」構想 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ | 壁面緑化・屋上庭園・緑の回廊で生態系をつなぐ スーパーツリーが再生可能エネルギー・雨水利用 |
| ドイツ・フライブルク市 | 環境政策を重視した都市づくり | ヴォーバン地区 | 車に依存しない設計、公共交通・自転車中心 太陽光パネル義務化・雨水浸透システム |
| 日本(大都市再開発) | 都市中心部でも自然回復を模索 | 六本木ヒルズ・麻布台ヒルズ | 在来種中心の緑地、ビオトープを創出し生態系ネットワーク形成 |
| 日本(環境再生) | 産業廃棄物処分場跡地 | 響灘ビオトープ(北九州) | 廃棄地を大規模ビオトープに再生、500種以上確認、環境教育にも活用 |
「影響がなかった例」は皆無、しかし「共生」を目指す事例は多数である。
結論から言うと、世界的に見て、都市開発が自然界に全く影響を与えなかったという例は、残念ながら存在しなかった。
| 観点 | 本来の機能・価値 | メガソーラー建設による変化 | 自然・社会への影響 |
|---|---|---|---|
| 森林伐採と土砂災害 | 森林は雨水を蓄え、斜面を安定化させる | 山林伐採+造成で保水能力喪失、地盤不安定化 | 洪水・土砂災害リスク増大、土砂流出 |
| 生態系と景観 | 森林は多様な生物の生息地、里山景観は地域資産 | 単一的なパネル群で生息地消失・景観破壊 | 生物多様性の喪失、観光・住民の生活環境悪化 |
| 環境矛盾 | 脱炭素に寄与する「クリーンエネルギー」 | FIT制度による乱開発、規制遅れ | CO₂吸収源の森林を破壊、住民合意不足、環境への逆効果 |
| 廃棄問題 | 森林や土地は持続的に利用可能 | パネル寿命20〜30年で大量廃棄 | 有害物質流出リスク、リサイクル体制未整備、放置リスク |
今後の課題と方向性
- 森林破壊型からの転換:山林を伐採して設置するのではなく、住宅屋根・駐車場・工場屋根へ分散設置
- ソーラーシェアリング:農業と発電を両立させる方式で、土地利用と生態系の維持を両立
- 地域との合意形成:住民参加型の計画と説明責任を重視
日本ではメガソーラーの建設が「開発=自然破壊」という構図で非難されるケースが後を絶たない。
「先進的な技術」が実用化されるまでの間、既存の技術でカーボンニュートラルを目指す上で、太陽光パネルが極めて重要な役割を担うことは間違いない。
しかし、日本のエネルギー戦略は、太陽光パネルだけに依存する「一本足打法」ではない。
| 柱 | 内容 | 具体的な手段・例 | 特徴・課題 |
|---|---|---|---|
| ① 再生可能エネルギーの多様な組み合わせ(エネルギーミックス) | 太陽光に加え、風力・地熱・水力・バイオマスを組み合わせる | – 洋上風力:夜間も発電可能、安定性◎ – 地熱:24時間稼働のベースロード電源 – 水力・バイオマス:地域分散型電源 | 変動する太陽光を補完、多様化で安定性を確保 |
| ② 徹底した省エネルギーと効率化 | 消費を減らすことが最大の「発電」 | – ZEH住宅、断熱化 – 高効率家電・産業機械 – LED普及 – スマートメーター・HEMSで使用最適化 | 「使わないエネルギー」が最も安くクリーン |
| ③ 不安定な再エネを支える技術と安定電源 | 蓄電・水素・原子力・火力の低炭素化 | – 大規模蓄電池 – 電気を水素に変換して貯蔵・輸送 – 原子力(安全性前提のベースロード電源) – 火力を水素・アンモニア燃料へ転換 | 再エネの変動を補完、安定供給を担保 |
太陽光パネルだけに頼ると、森林破壊のような問題が深刻化するだけでなく、電力の安定供給も難しくなる。
だからこそ、広い視野をもった複数の科学者たちの多角的なアプローチが不可欠だと考える。
ここまで読んで、『あなた』は、どのように感じましたか?
コメントで意見を聞かせてくれると、とても嬉しいです。
あなたの貴重な命である5分間を、本当にありがとうございました。
コバノカミツレに、あなたの5分が届くことを祈ります。
鶏人|Keijin




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