11年後のレッドリスト

11年後のレッドリスト|チチカカミズガエル(Telmatobius culeus):湖とともに生き、湖とともに追い詰められている【IUCNレッドリスト比較】

チチカカミズガエル(Telmatobius culeus)は、2014年の図鑑では、「過剰捕獲や水質汚染などの影響を受け、1990年から2004年ごろまでの約15年間で個体数が80%以上減少したと推定されたこと」などから「CR:深刻な危機」と評価されていました。近年は、捕獲や国際取引の規制、ペルーとボリビアによる共同保全、飼育下繁殖、地域住民と連携した水質・個体群の監視など、さまざまな保護活動が進められています。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価は、「評価期間や利用できる調査データが変わり、3世代にわたる個体数減少が50%以上80%未満と推定・予測された」ことから、「EN:絶滅危惧」へと2019年に評価が変更されました。チチカカミズガエルは今も、「湖とともに生き、湖とともに追い詰められている」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。
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11年後のレッドリスト|チーター(Acinonyx jubatus):最速で走れても、逃げ場は狭くなる【IUCNレッドリスト比較】

チーター(Acinonyx jubatus)は、2014年の図鑑では、生息地の消失や分断、獲物の減少、人間による殺害などから「VU:危急」と評価されていました。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価も、2014年と変わらず、「VU:危急」のままでした。近年は、保護区外を含む生息地の連結、家畜被害を減らす共存対策、計画的な個体移送など、広い生息域をつなぎながら守る取り組みも進められています。チーターは今も、「最速で走れても、逃げ場は狭くなる」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。
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11年後のレッドリスト|タヒチヒタキ(Pomarea nigra):戻りはじめた命、まだ消えない危機【IUCNレッドリスト比較】

タヒチヒタキ(Pomarea nigra)は、2014年の図鑑では、野生個体数が50羽を下回るほど減少し、生息域もごく限られていたことなどから「CR:深刻な危機」と評価されていました。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価も、2014年と変わらず、「CR:深刻な危機」のままでした。近年は、外来種対策や生息地の回復が進み、2025年末には165羽が確認されるまでに個体数が回復しています。タヒチヒタキは今も、「戻りはじめた命、まだ消えない危機」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。
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11年後のレッドリスト|タナガワトウダイグサ(Euphorbia tanaensis):5本の向こうに、消えかけた森がある【IUCNレッドリスト比較】

タナガワトウダイグサ(Euphorbia tanaensis)は、2014年の図鑑では、「生育地が極めて狭く、野生の成熟個体がわずか4個体しか確認されていなかったことや、生息環境の劣化が続いていたこと」などから「CR:深刻な危機」と評価されていました。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価も、2014年と変わらず、「CR:深刻な危機」のままでした。近年は、人工増殖技術の開発や苗木の植栽が進み、2023年には新たな野生の成熟個体も確認されました。しかし、野生個体群が自然に回復したといえる状態には至っていません。タナガワトウダイグサは今も、「5本の向こうに、消えかけた森がある」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。
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11年後のレッドリスト|タテガミナマケモノ(Bradypus torquatus):森を渡りたい、けれど森がつながらない【IUCNレッドリスト比較】

こんにちは、鶏人|Keijinです。タテガミナマケモノ(Bradypus torquatus)は、2014年の図鑑では、生息地である大西洋岸森林の伐採と分断が進み、個体群の孤立と減少が続いていたことなどから「EN:絶滅危惧」と評価されていました。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価も、2014年と変わらず、「EN:絶滅危惧」のままでした。近年は、森林の再生や生態回廊の整備、樹上移動を助けるロープ橋の設置、熱画像ドローンやGPSによる個体調査、救出・野生復帰など、分断された森林と個体群を再びつなぐための保全活動が進められています。タテガミナマケモノは今も、「森を渡りたい、けれど森がつながらない」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。
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11年後のレッドリスト|タスマニアデビル(Sarcophilus harrisii):病に耐え、乾いてゆく島で命をつなぐ【IUCNレッドリスト比較】

タスマニアデビル(Sarcophilus harrisii)は、2014年の図鑑では、デビル顔面腫瘍性疾患(DFTD)の拡大によって個体数が急激に減少したことなどから「EN:絶滅危惧」と評価されていました。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価も、2014年と変わらず、「EN:絶滅危惧」のままでした。近年は、病気のない保険個体群の維持や遺伝的多様性を考慮した野生復帰が進められています。さらに、DFTDに対する遺伝子組換えワクチンの試験も認可されましたが、野生個体群を回復させる実用的な手段にはまだ至っていません。タスマニアデビルは今も、「病に耐え、乾いてゆく島で命をつなぐ」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。
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11年後のレッドリスト|ダーウィンハナガエル(Rhinoderma darwinii):森が狭まり、逃げる先まで失われていく【IUCNレッドリスト比較】

ダーウィンハナガエル(Rhinoderma darwinii)は、2014年、図鑑に【VU:危急】として分類されていました。2018年、IUCNレッドリストで、【EN:危機】と評価されました。つまり、2014年から2018年にかけて、ダーウィンハナガエルは「希望のきらめきが、霧の向こうへと薄れていった」状態になってしまいました。※2025年時点で、IUCNレッドリストにおけるダーウィンハナガエルの最新評価は2018年版です。それ以降の更新は行われていません。この記事は、とても短く5分で読めるので、どうぞ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
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11年後のレッドリスト|ダーウィンギツネ(Lycalopex fulvipes):地図は広がった、けれど未来は狭い【IUCNレッドリスト比較】

ダーウィンギツネ(Lycalopex fulvipes)は、2014年の図鑑では、成熟個体が250頭未満と推定され、その90%以上がチロエ島の一つの個体群に集中し、減少も続いていることなどから「CR:深刻な危機」と評価されていました。近年は、新たな生息地の発見や継続調査が進み、2025年にはチリ政府による初の全国的な回復・保全・管理計画「Plan RECOGE」が正式に発効しました。飼い犬の管理、在来林の保護と再生、生息地をつなぐ回廊づくり、森林火災や交通事故への対策などが、10年間の国家計画として進められています。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストでは、新たな生息地の発見によって分布域が広がり、成熟個体数の推定が659〜2,499頭へ見直されたことから、2016年に「EN:絶滅危惧」へ変更されました。ダーウィンギツネは今も、「地図は広がった、けれど未来は狭い」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。
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11年後のレッドリスト|タイマイ(Eretmochelys imbricata):海では追われ、砂浜では未来を奪われている【IUCNレッドリスト比較】

タイマイ(Eretmochelys imbricata)は、2014年の図鑑では、産卵雌や巣の記録から、過去3世代、およそ100年間に世界の個体群が80%以上減少したと推定され、べっ甲を目的とした大規模な捕獲が続いてきたことなどから「CR:深刻な危機」と評価されていました。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価も、2014年と変わらず、「CR:深刻な危機」のままでした。近年は、べっ甲の国際取引規制や産卵地の長期保護によって、パナマやブラジルなど大西洋側の一部で産卵数の回復が確認されています。しかし、西太平洋では深刻な減少が続いており、種全体が危機を脱したとはいえません。タイマイは今も、「海では追われ、砂浜では未来を奪われている」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。
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11年後のレッドリスト|タイセイヨウセミクジラ(Eubalaena glacialis):餌を追い、人の危険へ近づいている【IUCNレッドリスト比較】

タイセイヨウセミクジラ(Eubalaena glacialis)は、2014年の図鑑では、過去の捕鯨で激減した個体群が十分に回復せず、船舶との衝突や漁具への絡まりも続いていたことなどから「EN:絶滅危惧」と評価されていました。そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの最新評価では、2020年に「EN:絶滅危惧」から「CR:深刻な危機」へ一段階悪化しています。近年は、米国とカナダで船舶の速度規制、漁業海域の一時閉鎖、漁具の改良、ロープレス漁具の試験、航空機や音響装置による監視などが進められています。しかし、餌を追って変化するクジラの分布に保護対策が追いつかず、個体群が回復したとはいえません。タイセイヨウセミクジラは今も、「餌を追い、人の危険へ近づいている」という状態なのだと思います。少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。