11年後のレッドリスト|コビトイノシシ:小さな足跡が、草原に残る【IUCNレッドリスト比較】

11年後のレッドリスト|コビトイノシシ:小さな足跡が、草原に残る【IUCNレッドリスト比較】 11年後のレッドリスト
※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。

Hi, I’m 鶏人|Keijin.

In the 2014 encyclopedia, the pygmy hog (Porcula salvania) was classified as “CR: Critically Endangered” due to “the rapid loss of tall, wet grasslands and an extremely small wild population.”

However, looking at the IUCN Red List as of 2026, its status has been changed to “EN: Endangered.” The reason? “Captive breeding and reintroduction programs have slightly reduced the immediate risk of extinction.”

Even so, I still feel the pygmy hog is barely holding on—just leaving “tiny footprints in the grassland.”

This is a quick read, about 5 minutes. I hope you’ll stick around to the end.

こんにちは、鶏人|Keijinです。

コビトイノシシ(学名:Porcula salvania)は、2014年の図鑑では、「背の高い湿性草原の急速な消失と、野生個体群の極端な少なさ」などから「CR:深刻な危機」と評価されていました。

2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価は、「飼育下繁殖と再導入によって、直近の絶滅リスクがわずかに下がった」ことから「EN:絶滅危惧」へ変更されています。

コビトイノシシは今も、「小さな足跡が、草原に残る」状態なのだと思います。

この記事は短く、5分で読めます。
よかったら最後まで読んでください。

※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2016年評価(2019年公開)です(以降の更新は、現時点では確認できていません)。
※2026年時点で、グリーンステータスにおける最新評価は2022年評価(2022年公開)です。(以降の更新は、現時点では確認できていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Porcula salvania

なぜ「深刻な危機」から抜け出せたのか? コビトイノシシの基本情報と保護活動

⬇︎コビトイノシシの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

基本情報|コビトイノシシ(英名:Pygmy Hog)

主に IUCN SOS、FAO掲載の保全事例、Durrell、Aaranyak、Cambridge Core の野生ブタ類保全資料を照合しました。コビトイノシシは世界最小級ではなく「世界最小の野生イノシシ類」と表現するのが正確です。IUCN上では、かつて CR:深刻な危機でしたが、保全繁殖と再導入の成果により2019年評価で EN:絶滅危惧へ下げられています。ただし、成熟個体数は依然として少なく、生息地もインド・アッサム州の草原に強く限定されるため、安心できる状態ではありません。(IUCN SOS)

項目内容
和名コビトイノシシ
別名・表記ゆれピグミーホッグ、ピグミーイノシシ、コビトブタ、コビトヤマアラシではない
英名Pygmy Hog
学名Porcula salvania
旧学名・シノニムSus salvanius、Sus salvania として扱われた時期がある
命名者・命名年Hodgson, 1847
分類哺乳綱・鯨偶蹄目・イノシシ科・Porcula 属
属の特徴Porcula 属は現生ではコビトイノシシ1種のみを含む単型属
分類上の注意かつて Sus 属に入れられたが、形態・遺伝学的研究により、現在は独立した Porcula 属として扱うのが一般的
IUCNレッドリストEN:絶滅危惧。以前は CR:深刻な危機だったが、2019年評価で EN へ変更
インド国内での保護Wildlife Protection Act の Schedule I に掲載され、インド国内で最も厳しい保護対象の一つ
CITES附属書I。国際商業取引が原則禁止される区分
分布国現在はインドに限定される
現在の主な分布インド北東部アッサム州の草原保護区。Manas National Park、Orang National Park、Sonai Rupai Wildlife Sanctuary、Bornadi Wildlife Sanctuary など
歴史的分布かつてはヒマラヤ山麓南側の沖積草原帯に広く分布したと考えられる。インド北部、ネパール南部、ブータン南部、バングラデシュ北部周辺まで記録・推定分布があった
現在の分布の特徴現在の野生・再導入個体群は、ほぼアッサム州の限られた tall alluvial grasslands に集中する
再発見1960年代には絶滅した可能性があると考えられていたが、1971年にアッサム州 Barnadi Wildlife Sanctuary 近くで再発見された
生息環境背の高い湿った沖積草原、河川氾濫原草原、ヒマラヤ山麓のテライ・ドゥアール草原
重要な草原環境Imperata、Saccharum、Themeda、Narenga などの高茎草本が優占する湿潤草原
生息環境の条件草丈が高く密生し、隠れ場所・巣材・餌を提供する草原が必要
標高おおむね低地から標高300m前後までのヒマラヤ山麓草原
体の大きさ世界最小の野生イノシシ類。肩高は約20〜30cm、体長は約55〜71cm程度
体重成獣でおおむね6〜9kg前後。雄の方がやや重くなる
体型小型でずんぐりした体、短い脚、細長い吻を持つ
毛色灰褐色から黒褐色。粗い剛毛に覆われる
頭部の特徴顔は細長く、額から首筋にかけてやや毛が立つ
小さく丸みのある耳
成熟雄では上顎犬歯が口の側面から見えることがある
非常に短く、外見上あまり目立たない
子どもの模様イノシシ類の幼獣に多い縞模様は不明瞭、または目立たないとされる
雌雄差雄は雌よりやや大きく、犬歯が発達する
活動時間主に昼行性から薄明薄暮性。人間活動や環境条件によって変化する可能性がある
生活様式小さな群れで暮らす
群れの構成通常は1〜2頭の雌とその子どもからなる小さな家族群。成獣雄は単独、またはゆるく群れと関わる
群れの大きさ数頭規模が基本だが、条件によりより大きな集団になることがある
巣作り野生イノシシ類としては特に発達した巣作り行動を持つ
巣の特徴草を集めてドーム状・トンネル状の巣を作り、休息・睡眠・出産・育児に使う
巣材乾いた草、葉、周囲の高茎草本
巣の重要性背の高い草原が失われると、隠れ場所だけでなく巣を作る材料と構造も失われる
食性雑食性
主な食物根、地下茎、塊茎、草の若芽、葉、果実、種子、昆虫、ミミズ、小型無脊椎動物など
採食方法吻で地面や草の根元を掘り返しながら餌を探す
水との関係湿った草原環境に強く結びつくが、開けた水辺そのものよりも密な草地を重視する
繁殖期主にモンスーン前後・季節的な草原環境の変化に関係すると考えられる
産子数1回に2〜6頭程度とされることが多い
妊娠期間イノシシ類と同様、約100日前後とされる
子育て雌が草で作った巣の中で出産し、子を育てる
性成熟詳細は資料により差があるが、飼育下では比較的早く繁殖可能になる
寿命野生での詳細は不明点が多い。飼育下では数年以上生存し、保全繁殖に利用される
生態系での役割草原の土壌を掘り返し、小型無脊椎動物や植物地下部を利用する小型雑食哺乳類。草原生態系の健全性を示す指標種でもある
指標種としての意味IUCN SOS は、本種を一角サイ、トラ、ベンガルショウノガンなども支える脆弱な草原生態系の指標種と説明している
主な脅威生息地の喪失・劣化、草原の農地化・集落化、過放牧、乾季の火入れ、草刈り、侵略的外来植物、植林、洪水制御、狩猟
火入れの問題草原管理の火入れが強すぎたり時期が悪かったりすると、巣・幼獣・隠れ場所を直接失わせる
草刈りの問題屋根材などに使うための高茎草本の刈り取りは、生息地構造を壊し、巣作り・隠れ場所・採食環境を減らす
過放牧の問題家畜の放牧は草丈や植生構造を変え、密な草原を必要とする本種に不利に働く
侵略的外来植物の問題草原が外来植物や木本で覆われると、必要な高茎草本の草原構造が失われる
個体数IUCN評価では成熟個体数250頭未満とされる扱いが一般的。保全繁殖・再導入後、野外個体数は回復傾向にあるが、資料により推定値は異なる
2024年時点の再導入状況Durrell は、PHCP が2024年10月までにアッサム州4つの保護草原へ179頭の飼育繁殖個体を再導入したと発表している
2026年の追加情報2026年には、Manas National Park の Kuribeel 草原へ15頭が追加放獣され、PHCPによる総放獣数は194頭になったと報じられている
保全繁殖Pygmy Hog Conservation Programme が1995年に始まり、アッサム州の繁殖センターで飼育繁殖を継続
再導入方法ソフトリリース方式。放獣前に自然に近い囲い内で採食・巣作り・人間回避などを経験させる
主な再導入地Sonai Rupai Wildlife Sanctuary、Orang National Park、Bornadi Wildlife Sanctuary、Manas National Park など
関係機関Pygmy Hog Conservation Programme、Durrell Wildlife Conservation Trust、IUCN SSC Wild Pig Specialist Group、Assam Forest Department、Ecosystems-India、Aaranyak など
保全活動保全繁殖、再導入、草原復元、侵略的外来植物の除去、木本化の抑制、火入れ管理、地域住民との協働、モニタリング
保全上の成功絶滅寸前から、複数の保護草原へ再導入できる段階まで回復した数少ない野生ブタ類保全の成功例
保全上の課題野外個体群の自立、遺伝的多様性の維持、アフリカ豚熱など感染症リスク、草原管理の継続、地域社会との調整
アフリカ豚熱の懸念野生・飼育下のイノシシ科動物にとって重大な感染症リスクになり得るため、保全繁殖個体群では防疫が重要

コビトイノシシの危機は「小さくて珍しいイノシシが減った」だけではありません。本質は、ヒマラヤ山麓の背の高い湿潤草原そのものが、農地化、集落化、過放牧、火入れ、草刈り、外来植物によって失われたことです。IUCN SOS は、2024〜2025年のプロジェクトで、Manas の草原回廊310haの復元、Panbari の重要草原300haの復元、18頭の追加放獣、外来植物や木本化の抑制を目標に掲げています。つまりこの種を守ることは、一頭の小さなブタを守るだけでなく、インドサイ、トラ、ベンガルショウノガンまで支える草原そのものを守る話になります。(IUCN SOS)

出典

最終評価2016年:コビトイノシシ「EN:絶滅危惧」

非常に栄養に富む背の高い禾本の草原は農業に非常に適しているが、急速な人口増加のために今ではほとんど残ってない。草原の焼き払いや家畜放牧が無差別に行われ、この種の生息地をさらに圧迫している。

出典:訳者 岩槻邦男、太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル『IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑』/ 発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / © Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

コビトイノシシ(Porcula salvania)|2026年時点の現状まとめ
出典:IUCNレッドリスト|コビトイノシシ(学名:Porcula salvania

確認した限り、2014年の図鑑で懸念されていたことは、2026年現在でもほぼ核心です。変わったのは「完全に消えかけていた状態から、保護繁殖と再導入で踏みとどまっている」点です。ただし、生息地そのものはかなり失われたままで、IUCN Green Statusでは「Critically Depleted」、回復スコアは8%とされています。IUCN Red List上は現在 Endangered ですが、安全になったという意味ではありません。

項目2014年の図鑑現在(2026年確認)
種名コビトイノシシ。学名は Porcula salvania。英名は Pygmy Hog。イノシシ科の小型野生イノシシとして紹介されている。現在も Porcula salvania が有効名。世界最小級の野生イノシシで、近縁種の少ない独立性の高い属として扱われる。
危機ランク図鑑では「絶滅危惧IA類/CR」として扱われ、野生絶滅に極めて近い種として紹介されている。IUCN Red Listでは現在 Endangered/EN。評価基準はDで、成熟個体数が非常に少ないことが主因。Green Statusでは Critically Depleted とされ、回復スコアは8%。
ランク変化の意味2014年時点では、ほぼ絶滅寸前の印象が強い記述。CRからEN相当へ危険度が一段下がったように見えるが、これは保護繁殖・再導入の成果を反映したもの。生息地が回復した、または危機が去ったという意味ではない。
推定個体数1960年代には数を減らして絶滅したと思われたが、インド北東部で小さな野生群が残っていたと説明されている。IUCN表示では成熟個体数100〜250。近年の保全資料では、野生個体群は主にマナス国立公園とオラン国立公園に限られ、おおむね150〜250頭規模とされる。
野生個体群の中心インド北東部、特にマナス自然公園周辺の小さな群れが重要視されている。現在も中心はインド・アッサム州。自然由来の最後の重要個体群はマナス国立公園周辺で、再導入によりオラン国立公園などにも個体群が形成されている。
分布域かつてはヒマラヤ丘陵地帯の沖積草原に広く分布していたが、すでに極端に縮小していた。歴史的分布域の大半からは消失。現在の実質的な分布はインド・アッサム州の保護区と再導入地に強く限定されている。
生息地非常に栄養に富む背の高い禾本、つまりイネ科草本の草原に依存するとされる。農業に適しているため、急速な人口増加でほとんど残っていないと説明されている。現在も同じ問題が続く。亜ヒマラヤの湿った高茎草原は、農地化、集落拡大、管理不全、植林、侵入植物、木本化によって縮小・劣化している。
主な脅威草原の農地化、急速な人口増加、草原の焼き払い、家畜放牧が主な圧迫要因として書かれている。それらは現在も主要脅威。さらに、洪水制御事業、草刈り、商業的な樹木植栽、侵入植物、在来木本の拡大、アフリカ豚熱などの感染症リスクも重要になっている。
焼き払いの問題草原の焼き払いが無差別に行われ、生息地をさらに圧迫していると記載されている。乾季の広範な火入れは今も問題視される。ただし保護区では、無差別な焼き払いを抑え、草原を維持しながら燃えすぎを防ぐ管理へ移行しようとしている。
家畜放牧家畜放牧が無差別に行われ、生息地を圧迫していると説明されている。現在も違法・過剰な放牧は重要な脅威。草原の植生構造を変え、巣づくりや隠れ場所に必要な背の高い草を減らす。
保護活動1995年にコビトイノシシ保全プログラムが始まり、飼育下繁殖と再導入によって、かつての生息地に個体群を再現する試みが進んでいた。Pygmy Hog Conservation Programmeは継続中。保護繁殖、半野生施設での馴化、再導入、カメラトラップ、足跡・糞・巣の調査、無線追跡、草原復元、地域住民との協働が行われている。
再導入の進展図鑑では、飼育下で100頭以上が生まれ、前年には30頭がソナイ・ルパイ野生保護区に放たれたとされる。2008〜2023年に170頭がアッサム州の複数保護区へ再導入。2024年時点で累計179頭以上、2026年6月にはマナス国立公園のクリビール草原に15頭が追加放獣され、マナスでの再導入累計は78頭になった。
成功している再導入地図鑑時点では、再導入は始まっているが、長期的な成果はまだ判断しにくい段階。オラン国立公園では再導入個体から野生生まれの個体が確認され、個体群形成の成功例と見られている。一方、マナスの一部地域では長期間確認が途絶えた場所もあり、再導入はまだ継続管理が必要。
飼育下個体群絶滅回避のための飼育下繁殖が重要な柱として紹介されている。現在も飼育下個体群は保険集団として重要。アッサム州の繁殖施設で維持され、再導入用の個体供給源になっている。
草原復元図鑑では、草原が農業・放牧・火入れで失われていることが中心。現在は、草原そのものを回復させる取り組みが保全の中心に移っている。侵入植物の除去、木本化の抑制、火入れ管理、違法放牧対策、地域社会との協働が進められている。
生態的な意味背の高い草原に依存する珍しい小型イノシシとして紹介されている。現在は「草原生態系の指標種」として重視される。コビトイノシシが消える草原は、ベンガルショウノガン、インドサイ、ヒメウサギ類など他の草原依存種にとっても危険信号になる。
現在の総合評価2014年時点では、ほぼ消えかけた種を人間がかろうじてつなぎ止めている状態。2026年現在は、保護活動により絶滅は押し戻されている。しかし生息地は歴史的分布域の大半から失われ、個体数も少ない。保全を止めれば再び急速に悪化する、強い保全依存の状態。

出典

コビトイノシシは、2014年の図鑑では絶滅寸前の種として紹介されていたが、2026年現在も危機は続いている。IUCNではEndangeredに分類され、成熟個体数は100〜250頭ほどとされる。保護繁殖や再導入によって絶滅は押し戻され、マナス国立公園やオラン国立公園などで個体群の回復が試みられている。一方で、背の高い湿った草原は農地化、火入れ、過放牧、侵入植物、木本化などで失われ続けており、保全活動なしには再び急速に悪化する可能性が高い。危機の本質は、豊かな草原ほど人間に使い尽くされてきたことにある。

⬇︎コビトイノシシの保護活動の種類です。必要なら開いてください。

確認できる範囲では、コビトイノシシ(Porcula salvania / Pygmy hog)の保全は、インド・アッサム州の亜ヒマラヤ湿性草原を守ること、飼育下繁殖で個体群を維持すること、野外再導入で複数の保護区に個体群を戻すことが中心です。Pygmy Hog Conservation Programme(PHCP)は1995年に開始され、Durrell、IUCN SSC Wild Pig Specialist Group、アッサム森林局、インド政府、EcoSystems-India、Aaranyak などが連携して進めています。Durrellは2024年時点で、アッサム州の4つの保護草原へ179頭以上を再導入したと説明しています。(durrell.org)

保護活動の種類内容実施・提案の状況重要度補足
亜ヒマラヤ湿性草原の保全コビトイノシシが依存する背の高い湿性草原を守る実施中・強化必要最重要本種は森林ではなく、インド北東部アッサム州の背の高い湿性草原に強く依存する
Manas National Park の保全最後の自然由来個体群が残る Manas の草原を保護する実施中最重要Panbari 地域には最後の自然個体群が残り、Rupahi 地域には2020年以降に再導入個体群が形成されている
Orang National Park の再導入個体群保全Orang に再導入された個体群を維持・拡大する実施中最重要2024年資料では、Orang の再導入個体群は約130頭とされ、野生生まれ個体による世代更新が示唆されている
Barnadi Wildlife Sanctuary の保全かつて生息していた Barnadi の草原を保全し、再導入地として扱う実施・継続必要高いBarnadi は1971年の再発見地周辺であり、過去の生息地として重要
Sonai-Rupai Wildlife Sanctuary の保全再導入地の一つとして草原環境を維持する実施中高いPHCP による再導入先の一つ。草原管理と継続モニタリングが必要
保護区ネットワークの形成Manas、Orang、Barnadi、Sonai-Rupai など複数保護区に個体群を分散させる実施中最重要1か所だけに依存すると、火災、病気、洪水、社会不安で一気に失われる危険がある
飼育下繁殖野外絶滅に備え、管理下で安定した繁殖個体群を維持する実施中最重要PHCP はアッサム州に飼育繁殖センターを持ち、再導入個体の供給源として機能している
保険個体群の維持野生個体群が急減した場合に備え、飼育下に安全な個体群を残す実施中最重要FAOの事例報告では、野生絶滅を避ける保険として飼育繁殖が位置づけられている
複数繁殖センターの維持1施設に依存せず、複数施設で飼育個体群を維持する実施中高いDurrell はアッサム州に2つの飼育繁殖センターがあると説明している
繁殖技術の確立巣材、餌、繁殖行動、親子管理、群れ管理を整える実施中高い過去の飼育繁殖は失敗したが、PHCP では科学的な施設・管理により成功している
血統管理飼育個体の近親交配を避け、遺伝的多様性を維持する実施・継続必要高い再導入の質を保つため、血統・由来個体の管理が重要
健康管理飼育個体の病気、寄生虫、栄養状態、繁殖状態を管理する実施中高い野外放獣前の健康確認は、再導入先の野生動物への感染リスク低減にもつながる
アフリカ豚熱など感染症対策豚類に致命的な感染症を飼育施設・野外個体群へ入れない実施・強化必要最重要家畜豚や野生イノシシ類との感染症リスク管理が重要
バイオセキュリティ飼育施設で人、器具、餌、車両を通じた病原体侵入を防ぐ実施中高い飼育下個体群は種の保険でもあるため、感染症による壊滅を避ける必要がある
準野生施設での訓練放獣前に半野生環境で採食、巣作り、警戒行動を身につけさせる実施中最重要PHCP は放獣前施設で野生生活に適応させてから再導入している
再導入飼育繁殖個体を保護草原に戻す実施中最重要2008年以降、複数保護区で再導入が行われている
Manas への再導入Manas National Park 内で再導入個体群を補強する実施中最重要2024年10月には9頭が Manas に放獣され、同公園での放獣総数は63頭になったと報告されている
Orang への再導入Orang National Park に新たな個体群を形成する実施中・成果あり最重要Orang では繁殖・分散が確認され、再導入成功例として重要
Barnadi への再導入Barnadi Wildlife Sanctuary に個体を戻す実施済み・継続評価必要高いかつての生息地への回復を目指す取り組み
Sonai-Rupai への再導入Sonai-Rupai Wildlife Sanctuary に個体を戻す実施済み・継続評価必要高い分散した保護区ネットワークの一部として重要
将来の再導入候補地調査過去の分布域内で、再導入に適した草原を探す実施中・必要高いFAO報告では、アッサム州内外の候補地探索が続けられている
再導入地の事前整備放獣前に草原の質、火入れ、外来植物、家畜、攪乱を管理する実施中最重要放獣だけでは成功せず、適した草原管理が前提になる
再導入後モニタリング放獣個体の生存、移動、繁殖、分散を追跡する実施中最重要カメラトラップ、痕跡調査、ラジオテレメトリーが使われている
ラジオテレメトリー一部個体に発信器を装着し、移動・行動・生息地利用を追跡する実施中高い2024年放獣では6頭にラジオ発信器が装着された
カメラトラップ調査自動撮影カメラで個体の存在、繁殖、活動状況を確認する実施中高い2024年には Manas の再導入地で繁殖個体の確認が報告されている
痕跡調査糞、巣、採食跡、足跡を探して個体の存在を確認する実施中高い本種は非常に臆病で背の高い草の中に隠れるため、直接観察より痕跡調査が重要
巣の調査草で作られた巣を確認し、繁殖や利用状況を把握する実施中中〜高コビトイノシシは草で巣を作るため、巣は生息確認の重要な手がかり
個体群推定野生個体数、再導入個体群、飼育個体群を推定する実施中最重要2023年時点の研究では、野生個体群は主に Manas と Orang に限られ、150〜250頭程度と推定されている
繁殖成功の確認野生生まれ個体、妊娠雌、幼獣、世代更新を確認する実施中最重要再導入個体が死ぬ前に野外で繁殖し、世代がつながることが成功条件
分散確認放獣地点からどの程度広がるかを確認する実施中高いOrang では放獣地点から最大2kmほど離れた場所で確認され、健全な分散の兆候とされる
草原復元劣化した草原を本種が利用できる背の高い湿性草原へ戻す実施中最重要2025年のDurrell報告では、Manas東部で地域主導の草原復元が進められている
外来侵略植物の除去Chromolaena odorata、Mikania micrantha など草原を覆う外来植物を除去する実施中最重要外来植物は草原を劣化させ、本種の採食・巣作り・隠れ場所を失わせる
問題化した在来樹木の管理草原に侵入する樹木・低木を管理し、森林化を防ぐ実施中高い草原が林地化すると、背の高い草原に依存する本種やベンガルショウノガンなどが生息しにくくなる
草原の定期的モニタリング草の高さ、植生構成、外来植物、樹木侵入を調べる実施中高いDurrell は土地のモニタリングと問題植物の刈り戻しを行っている
ネイティブグラスの植栽在来草本を植えて草原構造を回復する実施中高い2025年報告では、Panbari と Rupahi で在来草の植え付けが行われている
草原苗畑の整備保全に必要な草種を育て、復元地へ供給する実施中高い2026年報道では、Manas で草原苗畑と再導入が一体的に進められている
火入れ管理無秩序な乾季の焼き払いを避け、草原の生物多様性を保つ必要・継続課題最重要過度な毎年の火入れは、巣や幼獣、草原構造に大きな影響を与える
早すぎる火入れ・広域火入れの抑制繁殖期や巣作り時期に草原全体を焼かないよう管理する必要最重要コビトイノシシは草で巣を作るため、火入れ時期と範囲の管理が決定的に重要
草刈り・茅採取の管理屋根材・家畜飼料などのための草刈りを制限・調整する必要高い組織的・大規模な草刈りは、草原構造を単純化し、巣材と隠れ場所を奪う
家畜放牧の制限牛・水牛などの過放牧を抑え、草原の高さと密度を保つ必要高い放牧は草を短くし、踏圧や病気のリスクも増やす
人為的攪乱の低減人の侵入、草刈り、火入れ、家畜、採集、車両侵入を減らす必要高い本種は非常に警戒心が強く、密な草原の静かな環境を必要とする
農地化の抑制草原を農地、集落、植林地へ変えることを防ぐ必要最重要過去の分布域では、草原の多くが農地や集落へ変わった
植林・商業林化の抑制草原を木材生産や単一樹種の植林地へ変えない必要高い草原を「空き地」と見なして植林すると、草原性動物の生息地が失われる
洪水制御事業への配慮堤防、排水、河川改修で湿性草原の水文を変えない必要高い湿性草原は季節的な水位変化に支えられており、水文改変は植生を変える
湿地・地下水機能の維持草原が雨季の洪水緩衝と乾季の地下水維持を担う機能を保つ必要高いIUCN SOS は、湿性草原が地域の生態・経済的安定にも役立つと説明している
生息地管理ガイドライン草原をどの時期に、どの程度、どう管理するか科学的に定める実施・提案高いPHCP は草原管理の改善提言を関係当局に提出している
草原生態研究植生、火入れ、外来植物、放牧、野生動物利用を研究する実施中高いGuwahati University との草原生態研究が報告されている
生息地利用研究コビトイノシシが使う草丈、草種、湿度、巣場所を調べる実施・必要高い再導入先の選定と草原管理に直結する
行動研究採食、巣作り、繁殖、移動、警戒行動を調べる実施・必要中〜高飼育下・半野生・野外での行動研究が再導入技術を支える
非侵襲的ホルモン研究糞中ホルモンなどで繁殖状態やストレスを評価する実施あり2021年には非侵襲的な繁殖ホルモンモニタリング研究が発表されている
遺伝研究遺伝的多様性、血統、個体群構造を確認する必要高いもともとの創始個体が少ないため、長期的には遺伝管理が重要
フィールド調査過去の生息地や疑わしい草原で生息確認を行う実施中・必要高い1995〜2000年の広域調査では、Manas 以外の多くの地域で消失が確認された
潜在生息地の評価過去分布域内で、再導入可能な草原の質と安全性を評価する実施中高い今後の再導入成功は、候補地の草原管理・治安・資金の持続性に左右される
フロントラインスタッフ研修森林局・保護区職員に草原管理、調査、保護技術を研修する実施中高いPHCP は現場保護スタッフへの能力強化を行っている
地域住民参加型保全保護区周辺住民を草原復元・監視・管理に参加させる実施中高い2025年のManas草原復元では、地域主導の保全が強調されている
Eco-development Committee との協働Manas 周辺村落の EDC と連携し、自然資源依存を減らす実施中高いEDC は地域住民の保全参加と代替的な開発支援を担う
代替生計支援草刈り、放牧、採集、違法利用に依存しない収入源を作る実施・必要高い地域生活と草原保全を両立させないと、保全の継続は難しい
地域雇用の創出外来植物除去、草原復元、モニタリングなどに地域住民を雇用する実施中中〜高保全活動そのものを地域の利益に変えることで協力を得やすくなる
環境教育学校や地域で、コビトイノシシと草原生態系の重要性を伝える実施中高いPHCP は Manas と放獣地周辺で保全教育を行っている
普及啓発コビトイノシシを草原保全の象徴種として広く知らせる実施中中〜高小さく目立たない種だが、草原全体の健全性を示す指標種として有効
指標種としての活用本種を草原生態系の健康状態を示す指標として扱う実施・有効高いDurrell は、コビトイノシシを草原環境の変化に敏感な指標種と説明している
他種との統合保全ベンガルショウノガン、ブタシカ、インドサイ、トラ、ゾウなど草原依存種も同時に守る実施中高いコビトイノシシの草原保全は、同じ草原に依存する多くの絶滅危惧種に利益をもたらす
ベンガルショウノガンとの統合管理草原性鳥類と本種の両方に合う草原管理を行う実施・必要高いAaranyak は、PHCP が種単独型から草原生態系型の保全モデルへ発展していると説明している
狩猟・密猟対策食用・偶発的捕獲・罠による死亡を防ぐ実施・必要高い過去には狩猟も脅威として挙げられており、小個体群では少数の死亡でも影響が大きい
罠の撤去草原内の罠や違法捕獲具を発見・撤去する必要高い本種は小型で草むらに隠れるため、他種向けの罠にもかかる可能性がある
保護区法執行違法伐採、違法草刈り、放牧、火入れ、密猟を取り締まる実施・強化必要最重要法的保護があっても、現場での取締りがなければ草原は劣化する
インド野生生物保護法による保護Wildlife Protection Act 1972 の Schedule I として厳格に保護する実施中高いFAO報告では、インド国内法の Schedule I 掲載が示されている
CITES附属書I国際取引を厳しく規制する実施中国際取引が主脅威ではないが、法的保護の枠組みとして重要
IUCN行動計画IUCN Species Action Plan と改訂計画に基づき保全を進める実施中高いPHCP は1993年のSAPに導かれ、2030年を見据えた改訂計画も導入されている
長期計画2025年・2030年を見据えた繁殖、再導入、草原管理、地域活動計画を進める実施中高いWPSG資料では、PHCP が複数の長期計画に基づき進められている
MoU に基づく共同管理政府、Durrell、IUCN WPSG、アッサム森林局などが覚書に基づき事業を実施する実施中高いFAO報告では、関係機関のMoUに基づく正式な回復事業として説明される
所有・移送ルールの明確化飼育繁殖個体の所有権や移送・放獣の承認手続きを明確にする実施中中〜高FAO報告では、繁殖個体の所有はアッサム政府に属し、移送・再導入は関係機関の同意で行うとされる
国際機関との連携Durrell、IUCN SSC WPSG、IUCN SOS、FAO などと連携する実施中高い国際的な技術支援、資金、専門知識が保全の支えになっている
国内団体との連携EcoSystems-India、Aaranyak、Assam Forest Department などが実施主体となる実施中高い現地実装には地域・国内機関の継続的関与が不可欠
資金確保繁殖施設、放獣、調査、草原復元、地域活動の資金を確保する必要・実施中最重要FAO報告では、今後の成功は財政的持続性にも左右されるとされる
セキュリティ確保保護区や再導入地の治安・社会状況を安定させる必要高い過去には地域の治安悪化が保全活動や保護区管理に影響した
リスク分散飼育個体群、Manas自然個体群、Orang再導入個体群など複数の拠点に分散する実施中最重要病気、火災、洪水、局所的な管理失敗に備えるため重要
野生個体群の補強減少した自然個体群へ再導入個体を加え、個体群を強化する実施中高いManas では自然個体群が残る一方で、Rupahi などへ補強的再導入が行われている
絶滅回避の緊急保全個体数が極めて少ない段階で、繁殖・再導入・草原保全を同時に進める実施中最重要PHCP が始まらなければ、絶滅リスクはさらに高かったとFAO事例報告は評価している
保全効果の評価再導入個体群の繁殖・分散・生存、草原復元の効果を評価する実施中高い2024年資料では、Orang や Manas での繁殖・分散確認が重要な成果として示されている
最新研究の反映2023年以降の研究成果をもとに、保全計画を更新する必要高い2023年研究では、2008〜2023年に170頭が再導入され、野生個体群は150〜250頭程度と推定されている
生態系ベースの保全コビトイノシシだけでなく、草原生態系全体を回復する実施中最重要Aaranyak は、PHCP が種焦点型から生態系ベースの保全へ発展したと説明している

2024年10月時点で、PHCPはアッサム州の4つの保護草原へ179頭の飼育繁殖個体を再導入したと報告されています。また、Orang National Park では再導入個体群が繁殖・分散し、Manas では最後の自然個体群を支えながら、新たな再導入個体群の形成が進められています。(biaza.org.uk)

出典

最後に

Questioner: I mean, I kind of get why they downgraded it from CR to EN since they’re breeding and protecting them, but honestly, my impression is that they should have just left it at CR.

Me: Right. Because even if you breed and reintroduce them, nothing really changes if the place they live in is still exactly the same as before.

Questioner: To take it to an extreme, it feels like having a tropical fish tank where the water quality goes bad and the fish are dying out… but instead of fixing the water, you just buy new fish from the pet store, toss them in, and go, “Look, they’re swimming happily!”

Me: They do say there are efforts underway to restore the grasslands, though.

Questioner: Still, expanding agriculture and livestock farming has such a massive impact on so many plants and animals. But with the human population growing, maybe it just can’t be helped…

Me: It always seems to come down to that, doesn’t it? I’ll look more into the impacts of agriculture and livestock farming driven by population growth.

質問者:減ってるけど保護して繁殖できてるからCRからENになったのはわからなくもないけど、CRでよかったんじゃないのかな、って感想かな。

私:保護繁殖や再導入は大切です。しかし保護繁殖して再導入したところで暮らしている場所が今まで通りならなにも変わりませんからね。

質問者:極端なこといったら、熱帯魚の水槽の水質が悪化して数が減っているのに、新しくペットショップで熱帯魚を買ってきて入れて、「ほら元気に泳いでるね」って喜んでいるのと変わらないような気がする。

私:草原を回復させる取り組みも行われているとのことですけどね。

質問者:やっぱり拡大する農業と畜産って物凄くいろんな動植物に影響があるって思うけど、人口が増えてるからしょうがないのかな。

私:どうしてもそのあたりにたどり着いてしまいますよね。人口増加による農業と畜産の影響など調べてみます。


水槽の水質(草原環境)は改善されているのか?

結論から言うと、ただ単に繁殖させて野に放っているわけではありません。「水質を根本から改善する」ための取り組みが、現在まさに本格化しています。

コビトイノシシの主な生息地であるインド北東部のマナス国立公園では、過去35年間で歴史的な草原の約60%が失われてしまいました。その原因は、外来種の侵入、森林化(木本類の侵入)、そして不適切な管理です。

これに対処するため、以下のような「生息地の回復(Habitat Restoration)」が並行して行われています。

  • 草原の苗床(グラス・ナーセリー)の設立: 2026年5月、マナス国立公園にアッサム州初となる大規模な草の苗床が設立されました。16種類の在来種の草を育て、失われた草原を直接的に植え直すという長期的な計画が始まっています。
  • 「指標種」としての役割: コビトイノシシは、環境の変化に非常に敏感な「インジケーター種(指標種)」とされています。彼らが暮らせる豊かな背の高い草原を復活させることは、結果的にサイやトラ、絶滅危惧種の鳥類(ベンガルショウノガンなど)を守ることにも繋がるため、生態系全体を見据えた環境改善が行われています。

なぜ「CR(深刻な危機)」から「EN(絶滅危惧)」に下がったのか?

「CRのままでよかったのでは」は、現場の危機感と完全に一致しています。IUCNのレッドリスト基準は、ある意味で「機械的」な側面を持っています。

  • 評価引き下げの理由: 飼育下での繁殖プログラムが軌道に乗り、再導入された別の保護区(オラン国立公園など)で130頭ほどが定着し野生繁殖に成功するなど、一時的に「絶滅へのカウントダウンの速度が鈍化した」と評価されたためです。
  • 実質的な危機感: しかし、前回お伝えした「グリーンステータス:深刻な枯渇状態」が示す通り、本来の生息地の面積やポテンシャルから見れば、依然として風前の灯火です。「油断してはいけない状態」であることは、専門家の間でも強く認識されています。

人口増加・農業・畜産の拡大は「しょうがない」のか?

私たちが直面する最も重いテーマが、「人間の生活・食料需要」と「野生生物の保護」の衝突です。図鑑にあった「草原の焼き払いや家畜放牧の無差別な実行」の背景には、貧困や人口増加という避けられない現実があります。

  • なぜ草原が燃やされ、放牧されるのか: 地元住民は、家畜(牛やヤギ)の新しい柔らかい草を芽吹かせるために、乾季に意図的に草原に火を放ちます。また、農業用地の開墾や、屋根を作るための茅(かや)の採取など、日々の生存のために草原の資源に依存しています。
  • 「共存」への模索: この問題を「人口が増えているからしょうがない」で終わらせないため、保護プログラムは「地域コミュニティ主導(community-led)」の活動にシフトしています。住民を保護区からただ追い出すのではなく、保護活動のスタッフとして雇用したり、環境に負荷をかけない持続可能な農業への転換を支援したりすることで、「自然を守ることが自分たちの生活を豊かにする」という仕組み作りが模索されています。

出典

Questioner: Just my personal thought, but for the people whose livelihoods depend on grazing cows and goats, burning the fields is probably just a matter of survival. And if they were only raising those animals to feed themselves, I bet nature would have kept its balance. There probably would have still been room for the pygmy hogs to live, too.

Me: So you’re saying that if farming and livestock were strictly for personal consumption, it wouldn’t have left such a massive footprint on the earth’s wildlife. I completely agree. I feel like the root cause of all this is that we took the living, breathing animals right in front of us—lives we can reach out and touch, lives with their own distinct smell—and reduced them to cold, lifeless money.

Questioner: Exactly. And as a result, chickens get crammed into tiny cages, while pigs and cows are treated like nothing more than machines. Honestly, the cows and goats grazing out in India might actually be the lucky ones.

Me: Yeah, I think so too. I just hope for a future where those grazing cows and goats are raised solely to sustain the local communities, and nothing more.


Thank you for giving me five precious minutes of your time.

I truly hope those five minutes somehow reach the pygmy hogs.

鶏人|Keijin

質問者:これは僕の気持ちなんだけど、牛やヤギの放牧で暮らしている人たちからしたら野焼きはしかたのないことじゃないかな。そして、それを自分たちで食べるためならきっとバランスが取れていて、コビトイノシシさんが暮らす場所もあったんじゃないかって思えるよ。

私:自家消費するための畜産や農業ならこれほどまでに地球の動植物に影響はなかったという意見ですね。私も同じ考えです。目の前で匂いがして手で触ることができる牛やヤギたちの命を無機質なお金に変えてしまったことが、そもそもの原因なような気がします。

質問者:そうだね。その結果ニワトリさんは狭いケージに入れられて、豚さんや牛さんも機械のように扱われているもんね。まだ、このインドの牛さんやヤギさんは放牧されているから幸せかもしれないね。

私:そうですね。その放牧された牛やヤギたちが地元住民の人たちのためだけに生きる、といった未来を願います。


貴重な5分間を、ありがとうございました。

コビトイノシシに、その5分が届くことを祈ります。

鶏人|Keijin


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