11年後のレッドリスト|アフリカゾウ:共生の入口で、立ち尽くす【IUCNレッドリスト比較】

11年後のレッドリスト|アフリカゾウ:共生の入口で、立ち尽くす【IUCNレッドリスト比較】 11年後のレッドリスト
※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
※画像はすべてAI生成(
DALL·E)によるイメージであり、実際の生物写真ではありません。

こんにちは、鶏人|Keijin です。

今回は、アフリカゾウ(学名:Loxodonta africana)を「守るための選択」っていう話です。

この子は、2014年の図鑑では、人間との軋轢が問題になって「VU:危急」でした。
でも、その状況がさらに悪化したみたいで、最新のレッドリストでは「EN:危機」になってしまったんです。

そんなわけで、アフリカゾウは今も、「共生の入口で、立ち尽くす」――そんな状態なのだと思います。

この記事は短くて、5分で読めます。
よかったら最後まで読んでください。

※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2020年評価(2021年公開)です(以降の更新は確認されていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Loxodonta africana

ミツバチ柵から始まる『共生』と、日本からできる現実的な一歩

⬇︎同じ種とされていた「サバンナゾウ」と「マルミミゾウ」の違い⬇︎

かつて同じ種とされていた「サバンナゾウ」と「マルミミゾウ」が、遺伝子研究の進展により別の種と判明。2021年、IUCNはこれを正式に分離し、それぞれを再評価しました。
出典:African elephant species now Endangered and Critically Endangered – IUCN Red List

  • アフリカマルミミゾウ(Loxodonta cyclotis)
     ▶ ステータス:CR(深刻な危機)
     ▶ 熱帯雨林に生息、密猟などで86%以上減少
  • アフリカサバンナゾウ(Loxodonta africana)
     ▶ ステータス:EN(危機)
     ▶ サバンナに生息、密猟と開発で60%以上減少

⬇︎アフリカゾウの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

基本情報|アフリカゾウ(African Elephant)
項目情報
和名アフリカゾウ(アフリカサバンナゾウ)
英名African Elephant / African Savanna Elephant
学名Loxodonta africana
分類哺乳類・長鼻目(ゾウ目)・ゾウ科・アフリカゾウ属
分布サハラ以南のアフリカ全域(特にサバンナ、森林、湿地など)
主な生息環境サバンナ、森林、半砂漠、湿地、草原
体長約6〜7.5メートル(頭胴長)
体重約4,000〜7,000kg(オスは最大10,000kgに達することも)
寿命約60〜70年(飼育下ではさらに長生きすることも)

特徴

  • 名前の由来:アフリカ大陸に広く分布していることから「アフリカゾウ」と呼ばれます。
  • 耳が大きい:体温調整のために使われる大きな耳は、アフリカ大陸の形に似ているといわれることも。
  • 牙が発達:オス・メスともに長い牙(象牙)をもち、樹木の皮を剥ぐ、掘る、威嚇など多目的に使用。
  • 鼻の器用さ:長く発達した鼻(鼻と上唇の合体構造)は、物を持つ、食べる、水を吸うなど多機能に使われます。

生態と行動

  • 群れ社会:メスと子どもを中心とした母系社会の群れを形成。オスは成熟後に単独行動が多くなります。
  • 広大な行動範囲:水や餌を求めて日々数十km、年間数百km以上移動することもあります。
  • 食性:完全な草食性で、草、葉、樹皮、果実などを1日で150kg以上食べることも。
  • 繁殖:妊娠期間は約22か月と哺乳類最長。1度に1頭を出産し、長期間にわたり母親が育てます。

2014年絶滅危惧種:アフリカゾウ(アフリカサバンナゾウ)【VU:危急】

人口爆発と土地の利用様式における急な転換が引き起こす生息地の喪失と細分化であり、人間とゾウの間であつれきが生じている。

出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

区分要点(結論だけ先に)詳細(背景・具体例・キーワード)
全体像(導入)人間とゾウの生存圏の重なりが広がり、「密猟」以上に「人間とのあつれき(Human-Wildlife Conflict)」が脅威になっている地域がある農地・集落・インフラが拡大し、ゾウの移動や採食の「当たり前の道」が人間側の生活圏とぶつかる。結果として、作物被害・人的被害・報復殺害が連鎖し、保全そのものが社会的に難しくなる。
1. ゾウの分類と絶滅リスクの変化(2021年の再定義)アフリカゾウは1種扱いから、遺伝的に異なる2種へ(IUCNが2021年に再評価)アフリカサバンナゾウ(Loxodonta africana):Endangered(絶滅危惧)/アフリカマルミミゾウ
(Loxodonta cyclotis):Critically Endangered(深刻な絶滅危惧)。共通して最大の懸念は生息地の喪失・断片化(fragmentation)で、「生き残れる面積」と「移動できる自由」が削られていく。
2. 脅威の中心が「密猟」から「衝突」へ移る密猟は依然あるが、近年は「土地利用の変化」が衝突を増幅し、脅威の重心が変わった2010年代前半は象牙目的の密猟が最大級の問題だったが、国際規制の強化などで(完全に消えたわけではないものの)死亡数が減る方向へ。代わって、農業拡大(コリドーが農地化)/インフラ開発(鉄道・高速道路・運河などで分断)/気候変動(干ばつで水・食料を求め村落へ)で、ゾウが「人間の近くに出ざるを得ない構造」になっている。
3. 現在の「あつれき」の具体相被害が“人間側にも出る”ことで、報復と憎悪が保全の障害になり、悪循環が起きる例:報復的な殺害(畑の食害などへの自衛・報復)/人的被害(死傷事故)/感情の悪化(憎悪・不信が保護策への協力を壊す)。さらに、地域によっては「密猟で死ぬゾウ」より「衝突で死ぬゾウ」が上回るケースがある、という指摘が出ている。
4. 2026年現在の新しい解決策(共生へ)“守る”だけでなく、衝突を減らして暮らしを両立させる「共生(Coexistence)」型の手法が前に出てきたミツバチのフェンスゾウが蜂を嫌う性質を利用し、農地周囲に巣箱を設置。ゾウを傷つけず追い払い、農家は蜂蜜収入も得る。AI・IoT監視:GPS首輪×警告通知で、接近時にスマホへアラート。/生態学的回廊(コリドー)の確保:分断された生息地をつなぐ“通り道”を、政府・民間・地域の土地利用計画に組み込む動き。
結論2014年の記述は、いま起きている危機の“予告”だった。課題は、生存と発展を同じ地図の上でどう両立させるかアフリカの経済発展(人間側の事情)と、ゾウの移動の自由(野生動物側の事情)は、どちらか一方だけでは解けない段階へ。つまり今は、保全の問題であると同時に、政治・社会・土地利用の設計問題になっている。
アフリカゾウは2021年に2種へ再分類され、サバンナゾウはEN、森林ゾウはCRと評価された。主要脅威は生息地の喪失・断片化であり、密猟対策の進展後も、農地拡大やインフラ整備、干ばつ等により人間‐野生動物の衝突が増幅している。報復殺害や人的被害が保全協力を阻害するため、ミツバチ柵、GPS・AI警戒、回廊確保など共生型介入の統合が要請される。

⬇︎アフリカゾウの保護活動の種類です。必要なら開いてください。

保護活動の種類内容の概要
生息地の保護サバンナや森林の伐採・農地化を防ぎ、国立公園や保護区を通じて生息環境を維持
密猟の防止象牙目的の違法狩猟を監視・取り締まり、武装レンジャーの配備
国際的な取引規制ワシントン条約(CITES)附属書Ⅰにより、象牙を含む国際取引を原則禁止
保護区の設定ゾウの回遊ルートや繁殖地を含む国立公園や生態回廊を整備
人間との衝突防止電気柵や見張り隊で農作物被害や人身事故を防ぐ
市民・地域参加地元住民と協力した保全活動、エコツーリズムの推進
研究とモニタリングGPS首輪での行動追跡、個体数調査、繁殖状況や健康状態の記録

主な取り組み

  • 森林・サバンナ保全:生息地の開発・分断を防止
  • 密猟対策:象牙目的の違法狩猟を監視・取り締まり
  • 国際保護条約:CITES附属書Ⅰで象牙取引を禁止
  • 保護区整備:回遊ルートや繁殖地を保全区域に指定
  • 人ゾウ衝突対策:電気柵や見張りで被害を軽減
  • 地域協働:住民と連携した保全活動や観光推進
  • 行動調査:GPS首輪で移動や生態をモニタリング

最後に

読んでみて、どう感じましたか?

ゾウが蜂を嫌う性質を利用して、農地の周りに巣箱を置き、ゾウを傷つけずに追い払える――っていう「ミツバチのフェンス」、めちゃくちゃ素敵だなと思いました。
でも、導入にどれくらい費用がかかるのか、実際にどれだけ効果があったのかがすごく気になります。
それと、ゾウは嫌がっても、クマみたいな他の大型動物が来ちゃって逆に困る…みたいなことは起きてないんでしょうか?

うん、そこ大事ですよね。
メリットだけじゃなくて、デメリットや限界もちゃんと知りたいよね。

調べます。


区分要点詳細
現場の前提「ミツバチのフェンス」は有望だが、綺麗事だけでは回らない自然の習性を使う“平和的な対策”に見える一方で、継続運用・被害の分散・別の害獣・安全管理など、現場ならではのコストとリスクが付いて回る。
1. 導入費用(初期)目安は「1エーカーを囲う一式」で約800〜1,200ドル級(条件で上下)ケニアの事例として、1エーカー相当(約240m規模)のビーハイブ・フェンスが約800ドルという報告がある。
出典:The best defense is a good bee-fence
一方、キット費用を約1,200ドル/1エーカーとする紹介もあり、資材の仕様や支援の有無で変動する。
出典:Living ‘Bee Fences’ Protect Farmers from Elephants, and Vice Versa
一般に、巣箱・ワイヤー・支柱・防護具・誘引などが初期費用に含まれる。
1. 導入費用(隠れたコスト)最大の壁は「維持費」というより維持の手間と条件乾季の水源確保や、蜂群が弱る時期の管理が必要になりやすい。長期研究でも、干ばつなどの条件で効果が落ちうる点が示唆されている。さらに、壊れ・劣化・巣箱の空室化への対応、日々の点検が“コスト”として積み上がる。
2. 実際の効果(平均的な強さ)ゾウの侵入抑止は「だいたい8割前後」〜「最大86%程度」が目安ケニアの現地研究・報告では、フェンスがゾウを約80%の確率で抑止した例が示されている。さらに、長期の研究では条件が良い時期に最大86%程度まで侵入(作物荒らし)を減らしたと報告されている。
出典:Living ‘Bee Fences’ Protect Farmers from Elephants, and Vice Versa
2. 効く理由ゾウは「刺される痛み」を学習していて、羽音だけでも避けるゾウは蜂の羽音や群れの攻撃を強く嫌い、特に鼻先など敏感部位を刺されることを避けるため、接近をやめることがある(音だけで逃げる例の紹介もある)。
出典:How Beehive Fences Help Elephants and Farmers
2. 限界(ゾウは学習する)賢いからこそ“突破の仕方”も覚える「巣箱の密度が低い/ワイヤーが甘い部分」を探す、蜂が不活発な時間帯を狙う、飢餓や干ばつなどでリスクを取ってでも入る――といった状況が起こりうる。長期研究でも、気象条件や環境要因で効果が左右される点が議論されている。
3. ゾウ以外の動物(前提の修正)アフリカに「クマ」はいないが、別の厄介者が来る「他の動物を呼んでしまうのでは?」という懸念は当たりで、地域の生態系によっては“蜂蜜目当て”の動物や、蜂そのものを狙う生き物への対策が必要になる。
3. 代表例:ラーテル(ハニーバジャー)巣箱破壊リスクが現実にあるハニーバジャー対策として、支柱に金属板(アイアンシート)を巻くなどの工夫が紹介されている。つまり「ゾウ対策のはずが、別の害獣対策が追加で必要」になりうる。
出典:Beehive fences as a multidimensional conflict-mitigation tool for farmers coexisting with elephants
3. 代表例:鳥・アリ等蜂群そのものが狙われ、維持管理の負担が増える鳥などの捕食、アリなどによる巣の崩壊は、養蜂の世界でもよく課題になる。対策として、支柱に油を塗る/接触する草木を除去して侵入経路を断つ、といった管理が一般に行われる。
出典:How to Keep Argentine Ants Out of Your Beehive
4. メリット(経済)蜂蜜・蜜蝋が副収入になり得る成功すると、被害軽減に加えて蜂蜜等の販売が収入源になる、という「家計に直結する強み」がある(支援プロジェクトではキット耐用年数なども見込んで設計される)。
出典:Living ‘Bee Fences’ Protect Farmers from Elephants, and Vice Versa
4. デメリット(安全)刺傷リスクがゼロではない家族、とくに子どもが刺されるリスクがあり、配置・扱い・防護具・教育が必要になる。フェンスは“武器不要”でも、“安全管理不要”ではない。
4. メリット(環境・心理)受粉などの副次効果と、「憎しみ→恩恵」への転換が起き得る受粉サービスや、ゾウを「敵」だけで終わらせない仕組み(被害を減らしつつ利益も生む)が、共生への土台になり得る。
4. デメリット(環境条件)干ばつ・農薬などで効果が落ちる可能性長期研究や近年の分析で、干ばつなどが有効性に影響し得る点が示されている。
結論(運用の現実解)「魔法の一手」ではなく、組み合わせ(ハイブリッド)へビーハイブ・フェンスは強力だが万能ではないため、トウガラシ等の忌避、見回り、警告システム、回廊整備などと併用する“重ね掛け”が現実的になっていく。要は、「自然の習性」だけでなく「農家の生活(経済・安全・手間)」と噛み合ったときに、初めて持続可能になる。

出典:New study confirms beehive fences are highly effective in reducing human-elephant conflict


ここまで調べてもらって、こんなこと言うのもなんだけど……。
そもそも、人間が農地を広げてゾウさんのお家を壊しちゃったり、餌場をなくしちゃったり、水飲み場だった場所に工場を建てちゃったり……そういう積み重ねが原因なんだよね。

だから正直、ちょっとぐらい人間が我慢するほうがいいんじゃないかなって思う。
ゾウさんのお家を元どおりにするのは難しいとしても、これ以上壊さない方向に進むために、日本にいる私たちができることって何なんだろう?

うん、そこはもう「そもそも論」だよね。言ってること、ほんとにその通りだと思う。

だから、日本からでも“小さなことをコツコツ”でいいから、何ができそうか探してみるね。


区分要点詳細
前提(見えないつながり)日本にいても、日々の選択がアフリカのゾウの住処に「見えない圧力」になることがあるアフリカのゾウは「テレビの向こう側」に見えがちだけど、私たちの消費・資源利用・企業活動の後押しが、巡り巡って森林破壊やインフラ開発の加速につながる場合がある。だからこそ、日本にいながらでも「小さくて具体的なアクション」を積み重ねる意味がある。
1. 「家(森)」を壊さない製品を選ぶ森を守る選択=ゾウの住処を守る意思表示アフリカの熱帯雨林(特に森林ゾウの生息地)は、農地転換・伐採で失われ続けている。日用品や食品の選び方を変えるだけでも、破壊を後押ししない側に寄れる。
1-a 認証マークを意識する(FSC)紙・木材は「森林管理の認証」を目安にするFSC認証:適切に管理された森林から作られた紙・木材製品(ノート、ティッシュ、家具など)の目印。選ぶことで、無秩序な伐採や生息地破壊に加担しない方向へ近づける。
1-b 認証マークを意識する(RSPO)パーム油由来の製品は「生息地配慮の認証」を意識するRSPO認証:洗剤やスナック菓子などに含まれるパーム油の原料(アブラヤシ農園)が、野生動物の生息地を破壊していないことを示すマーク。購入の段階で“地図の外側”にある破壊を減らす手がかりになる。
1-c スマホ・家電を長く使う「資源採掘」の圧力を下げるアフリカには電子機器に欠かせない希少金属(コバルト、タンタル等)の採掘場が多い。採掘が拡大すれば、ゾウの移動経路が分断されることもある。だからこそ、安易に買い換えない/長く使う/リサイクルに出すが、乱開発の圧力を下げる行動になり得る。
2. 「象牙」への意識を変える需要を残さないことが、密猟の呼び水を減らす日本は象牙市場と関わりが深かった。取引は厳しく制限されてきたが、「古い象牙製品」の流通が、新たな需要や心理的な呼び水になるという指摘もある。
2-a 象牙を選ばない“新しく買わない”を徹底して需要の根を絶つ実印や楽器パーツなどを新調する際、象牙以外の素材(チタン、木材、バイオマス等)を積極的に選ぶ。これは世界的な「象牙需要の根絶」を後押しする小さく確実な行動になる。
3. 現地で戦う「日本発の知恵」を応援する現場で動く人の活動は、寄付や拡散で支えられる日本の研究者や団体の中にも、ゾウと人の共生のために現地で泥臭く取り組む人たちがいる。彼らの活動を支えることは、直接「ゾウの家を守る予算」につながる。
3-a 知って、広めて、支援する情報シェアと少額支援でも、現場の力になる例:ゾウにGPSをつけて「ここから先は村だよ」と音で知らせるデバイス開発、現地農家支援のNGO(例として「アフリカゾウの涙」や「WWFジャパン」など)への協力。レポートをSNSでシェア/少額寄付も、継続的な対策の燃料になる。
4. 「想像力」を共有する共感を言葉にして広げること自体が支援「人間が少し我慢すればいい」という感覚を、周りの人と共有するだけでも流れが変わる。世の中は“正しさ”より“空気”で動く場面もあるから、会話の一言が強い。
4-a エシカル消費を“かっこいい”にする企業や社会への圧力は、日常の会話から生まれる「これ、ゾウの住処を守る認証マークなんだよ」と伝える。その一言が、企業にとっては「環境を壊してまで利益を出すのはリスク」という空気を強める圧力になる。
結論(買い物=一票)私たちの買い物は「どんな世界を支持するか」の投票ゾウの家を壊して作った安い製品より、ゾウと共生しながら作られた製品を選ぶ人が増えれば、企業も国も「壊さない方が儲かる/持続可能だ」と判断し始める。資本主義の仕組みの中で、ゾウの“絶滅へのエスカレーター”の速度を落とす、現実的で強力な方法になり得る。

「認証マーク」を意識して買い物するって、すごく大事だし、ちょっとかっこいいよね。
FSC認証の紙や木材を選ぶことでゾウさんを守れるなら、素直にうれしいし、RSPO認証の洗剤やスナック菓子を買うのも、ちょっとした手間だから今すぐできそう。
それに、スマホを長く使うって意外だったけど、新しく作る回数が減れば希少金属の消費も減って、結果的にゾウさんの「家」を守ることにつながるんだね。

うん、調べて読むと「意外と簡単そうじゃん」って思えるよね。
でもさ、これ、はっきり言うと……ある程度、余裕がある人ほどやりやすい行動でもあるんだよね。

認証マーク付きの商品って、どうしても普通の商品より高めなことが多いし、安売りの商品を横目に見ながら、倍くらいするほうを選べるかっていうと、現実はなかなか厳しいじゃない。
近所のスーパーに行くとすごく分かるんだけど、みんなが見てるのは「認証マーク」じゃなくて、まず値札なんだよね。しかも、その上に貼ってある赤い割引シールでしょ。あれが今の日本の空気だよ。

だから本当のこと言うと、私たちも私たちで、ゾウさんみたいに「ちょっと困ってる側」でもあるんだよね。

で、じゃあこれをどう解決するかって考えると、もちろん「認証マークを選んで買う」っていう行動は大事だよね。
でも、それだけで社会全体が一気に変わるかっていうと、正直むずかしいと思うんだ。

だから、昔どっかの漫才師が言った言葉を借りて、やっぱり「小さなことからコツコツと」作戦がいいんじゃないかなって思ってる。

たとえば――
いつも買う紙製品だけでも、FSCを探してみる。そこで、ちょっとだけセレブ気分を味わう。
洗剤やお菓子も「毎回」じゃなくていい。月に一度でいいから、RSPOの商品を手にしてみる。
それからスマホやパソコンみたいな電気機器は、「新しいものが出たら買う」じゃなくて、壊れるまで大切に使う。

……私ね、これって「選ばされてる」んじゃなくて、
ちゃんと自分で「選んでる」って感じがするのが、かっこいいと思うんですよね。


ここまで読んで、『あなた』は、どのように感じましたか?

コメントで意見を聞かせてくれると、とても嬉しいです。

あなたの貴重な5分間を、本当にありがとうございました。

アフリカゾウに、あなたの5分が届くことを祈ります。

鶏人|Keijin

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