※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
Hi everyone, 鶏人|Keijin here.
Today, I want to talk about the African trapdoor spider (Stasimopus robertsi) and its extreme “low mobility.”
Back in a 2014 encyclopedia, this spider was listed as “Endangered” (EN) under the name Stasimopus robertsi. But if you check the IUCN Red List today, its status has actually changed to “Not Evaluated.”
Things seem to have gotten a bit complicated behind the scenes. Because of this, I believe the African trapdoor spider is still living in a reality where “silk that cannot fly has shrunk their entire world.”
This is a quick 5-minute read. I hope you’ll stick around until the end.
こんにちは、鶏人|Keijin です。
今回は、アフリカトタテグモ(学名:Stasimopus robertsi)の「低移動性」の話です。
このクモは、2014年の図鑑では Stasimopus robertsi の名前で「EN:絶滅危惧」として紹介されていました。
ところが今は、IUCNのレッドリストだと「評価が付いていない」扱いになっていたんです。
さらに少しややこしいことが起きているみたいなので、アフリカトタテグモは今も、「飛べない糸が、世界を狭めた」状態なのだと思います。
この記事は短く、5分で読めます。
よかったら最後まで読んでください。
※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は未評価です(以降の更新は確認されていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:Cryptic Diversity of South African Trapdoor Spiders: Three New Species of Stasimopus Simon, 1892 (Mygalomorphae, Ctenizidae), and Redescription of Stasimopus robertsi Hewitt, 1910(学名:Stasimopus robertsi)
飛べない・動けない・長い時|“隣の庭”が別世界になるクモの話
⬇︎アフリカトタテグモの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | アフリカトタテグモ |
| 英名 | Roberts’ Cork-lid Trapdoor Spider など |
| 学名 | Stasimopus robertsi |
| 分類 | クモ綱・クモ目・スタシモプス科(Stasimopidae) |
| 分布 | 南アフリカ固有種で、主にハウテン州プレトリア周辺の限られた地点から知られている。 |
| 主な生息地 | 地表性で、草のある場所や岩の下に近い、やや硬い地面に巣穴をつくる。記録地の一つではアカシア疎林の赤色土壌上で確認されている。 |
| 大きさ | 体長は雌でおよそ 3cm 前後とされる。巣穴の入口は約25mm、底部は約28mmほどの記録がある。 |
| 体重 | 明確な公表値は確認しにくい。小型の地表性クモである。 |
| 寿命 | 本種の寿命を明示した信頼できる公開資料は限られるが、トタテグモ類は一般に長寿傾向のあるクモとして知られる。 |
特徴
- 名前の由来:種小名 robertsi は、原記載に関わった採集者 A. Roberts に由来するとされる。
- 見た目:地中に縦穴を掘り、その入口をコルクのふたのような厚いトラップドアで閉じるタイプのトタテグモである。ふたにはくぼみが見られることがある。
- 希少性:既知の産地が少なく、分布域がきわめて狭い局地的な固有種として扱われている。
- 保全状況:国際的な IUCN レッドリストでは評価が確認しにくい一方、南アフリカ国内評価では NT(準絶滅危惧)として扱われている。
生態など
- 生息環境:地面に絹で裏打ちした巣穴をつくる地表性のクモで、裸地気味の硬い土壌や草地、岩の周辺などを利用する。
- ふえ方(繁殖):トタテグモ類らしく地中生活に適応した繁殖を行うと考えられるが、本種の繁殖生態の詳細は公開情報が多くない。成熟雄の記録不足も指摘されている。
- 行動の特徴:移動性が低く、局所的な集団ごとに遺伝的分化が進みやすいグループと考えられている。
- 脅威:主な脅威として、都市化に伴う局地的な生息地喪失が挙げられる。分布が狭く、土地利用変化の影響を受けやすい。
出典
2014年絶滅危惧種:アフリカトタテグモ【EN:絶滅危惧】
ここ数年の間は、発見地は庭のみではあるが、変異の著しいおそらく別種と思われるものも確認されている。
出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
| 項目 | 2014年の図鑑 | 現在(2026年確認) |
|---|---|---|
| レッドリストにヒットしない理由と現在のステータス | グローバルなIUCNや日本の環境省レッドリストでは見つけにくく、地域的に限られた種として扱いづらい印象がある。図鑑では南アフリカの限られた地域にすむトタテグモとして紹介されていたとみられる。 | 本種 Stasimopus robertsi は、南アフリカの地域評価で扱われる種で、SANBI系の情報では Near Threatened とされる。IUCNグローバル評価で広く流通している種ではなく、地域評価をたどる必要がある。 |
| 地域限定の評価 | 南アフリカ固有の種として、図鑑段階でも地域的な希少性が強く示唆されていた。 | 評価の中心は南アフリカ国内の保全文脈にあり、分布もプレトリア周辺を中心とする。世界規模より地域保全の文脈で重要視される種である。 |
| 最新のステータス | 当時は古い分類体系のもとで扱われ、現行の地域評価体系ほど整理されていなかったとみられる。 | 近年参照される情報では Near Threatened。South African spider checklist では LC 表記の断片も見えるが、種解説資料では NT とされており、実務上は地域評価資料を優先して読むのが妥当である。 |
| 生息地の喪失 | 都市化の進むプレトリア周辺で、もともとの生息環境が狭いことが問題として読める内容だった。 | プレトリア周辺の本来の生息地は大きく改変され、約83%が不可逆的に変化したとされる。現存個体群は自然保護区だけでなく、郊外住宅地の庭などにも残る。 |
| 「変異」の正体:隠蔽種(Cryptic Species)の発見 | 「変異の著しい別種と思われるもの」がいる、という含みを持たせた理解でも不自然ではない段階だった。 | 2012年の再検討で、従来まとめて見られていた近縁群の中から Stasimopus filmeri、S. griswoldi、S. hewitti の3種が分離記載された。見た目が非常によく似た隠蔽種群であることが明確になった。 |
| 隠蔽種を区別する根拠 | 外見差だけでは整理しにくい群として扱われていた可能性が高い。 | 2012年研究では、詳細な形態比較により、とくに成熟オスの脚の刺や触肢構造が識別点として重視された。単純な「変異」ではなく、独立種の混在だったことが示された。 |
| 分類学的な大きな変化(科の変更) | 2014年時点では Stasimopus は Ctenizidae に置かれていた。 | 2020年の系統学研究を受け、Stasimopus は Ctenizidae から切り出され、Stasimopidae の唯一の属として扱われるようになった。World Spider Catalog でもこの体系が採用されている。 |
| 最新の研究動向(2023年の新発見) | 図鑑当時は、この属の多様性はまだ十分に整理されていなかった。 | 2023年の Zootaxa 論文で、カルー地域を中心にさらに9新種が記載された。属全体の多様性が想定以上に高いことが強く示された。 |
| 9つの新種が追加 | 当時は既知種の整理が中心で、新種追加の大規模改訂までは進んでいなかった。 | 2023年研究では S. dylani、S. finni、S. hamartia、S. ignis、S. karooensis、S. malesociatus、S. tera、S. theaei、S. venterstadensis の9種が追加記載された。 |
| 驚くべき多様性 | 似た個体が広く同種として見られていた時代の理解に近い。 | 近年の研究では、移動性の低さと地域隔離の強さから、見た目が似ていても地域ごとに別種である可能性が高いことが示されている。Karoo 研究でも高い遺伝的多様性が確認された。 |
| 生態的特徴のまとめ | 厚い蓋をもつトタテグモとして理解されていた。 | 英名 Roberts’ cork-lid trapdoor spider の通り、厚く頑丈なコルク状の蓋をもつ巣穴を作る。硬い地面に縦穴を掘る地中性の生活を送る。 |
| コルク状の蓋 | 本種を象徴する特徴として理解できる。 | 蓋は厚く、周囲の地表に溶け込む構造で、典型的な cork-lid trapdoor spider の特徴を示す。 |
| 庭が最後の砦 | 都市周辺でも生き残る個体がいる、という読み方はできる。 | プレトリア周辺では、郊外住宅地の庭が残存生息地の一部として重要になっている。開発で自然地が失われた結果、庭や小規模保全地が避難所の役割を持つ。 |
| 発見の難しさ | ふだん姿を見つけにくいクモとして理解されていた。 | 蓋が土や植生に紛れ、定着個体は非常に見つけにくい。確認されやすいのは、巣が露出した時や、成熟オスが配偶相手を探して移動する時期である。 |
出典
Stasimopus robertsi は、IUCN の全球評価では把握しにくい一方、南アフリカ国内の地域的保全評価では準絶滅危惧として扱われる重要な固有種である。近年の研究により、本群では隠蔽種の存在が明確化され、2012年には近縁3新種が分離記載され、さらに2023年には9新種が追加されたことで、属内の多様性と地域固有性の高さが再認識された。加えて、従来 Ctenizidae に含められていた本属は、系統解析の進展により独立科 Stasimopidae として再編され、分類学的位置づけも大きく改訂された。生態学的には、厚いコルク状の蓋をもつ巣穴生活と低移動性が特徴であり、都市開発による生息地消失の進行に伴い、郊外の庭園環境が残存個体群の避難地として機能している点は、保全上きわめて示唆的である。
⬇︎アフリカトタテグモの保護活動の種類です。必要なら開いてください。
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 生息地の保全 | アフリカトタテグモは南アフリカ固有で、プレトリア周辺などの限られた地域に分布し、都市開発による生息地の消失が主要脅威とされている。このため、草地・サバンナの残存環境を開発から守り、地表性の巣穴環境を維持することが保全の中心になる。 |
| 保護区での生息地維持 | 既知の産地には Faerie Glen Nature Reserve のような保護区が含まれており、こうした保護区内での土地改変抑制、踏み荒らしの軽減、自然植生の維持が実質的な保護策になる。SANSA の保護区調査は、どの種が既存保護区で守られているかを把握する基盤にもなっている。 |
| 都市開発の影響評価 | 本種は生息域のかなりの割合がすでに改変されており、道路・住宅地・インフラ整備の前に影響評価を行い、重要地点を回避することが重要とされる。局地的な固有種なので、開発時の立地回避そのものが有効な保全策になる。 |
| 追加調査と分布確認 | この種では追加サンプリング、とくに成熟オスの発見が求められている。分布地点の再確認、新産地の探索、個体群の連続性の把握は、保全評価を正確にするための重要な活動である。 |
| モニタリング手法の活用 | トタテグモ類の調査では、ピットフォールトラップなどを用いて活動時期や出現地点を把握する研究が行われている。こうした継続調査は、本種の生息確認や個体群動向の把握に役立つ。 |
| 分類・同定研究の推進 | Stasimopus 属は形態だけで見分けにくい種が多く、分類の再検討や遺伝情報を含む研究が進められている。正確な同定ができないと保全単位も曖昧になるため、分類学的研究そのものが保全基盤の一部になっている。 |
| 全国的なクモ類調査との連携 | 南アフリカでは SANSA がクモ類の分布記録、保護区調査、レッドデータ評価の基盤整備を進めている。アフリカトタテグモのような局地的な種も、この全国調査の枠組みの中で記録・評価・保全優先度の見直しが進められる。 |
出典
- Pitfall trapping for surveying trapdoor spiders
- South African National Survey of Arachnida の概要
- SANSA Photo Identification Guide|The Stasimopidae of South Africa
- Koedoe|South African National Survey of Arachnida: protected areas survey
- American Museum Novitates|Cryptic Diversity of South African Trapdoor Spiders
最後に
Questioner: That was a lot of heavy information, but basically, urbanization wiped out a ton of their natural habitat, so now they’re just hanging on in places like people’s backyards, right?
Me: Exactly. And to make things even crazier, they look so incredibly similar that the spider in your yard and the one in your neighbor’s yard could actually be entirely different species. Thanks to this “cryptic diversity,” we keep discovering new species faster than we can even keep track of them. It’s a total mess.
Questioner: But hold on, even with “low mobility,” you’d think they could at least manage a trip to the neighbor’s yard, right? Why on earth do they end up so completely isolated from one area to the next?
Me: That’s a really fair point. It definitely makes you wonder what “low mobility” actually means in terms of real distance. Let’s look into that.
質問者:なんだか難しいことがいっぱい書いてあったけど、要するに都市化で生息地がかなり減ったから、たとえば人が暮らす庭みたいな環境にも残っている、ってことなんだね。
私:しかも見た目が似すぎてて、自分の庭にいる個体と隣の庭にいる個体が、もしかしたら別の種かもしれないといった「隠れた多様性」があるから、調べても調べても追いつかないくらい新種が増えていく、ってややこしい話なんです。
質問者:でもさ、低移動性って言っても、隣の庭くらいは移動できそうじゃない? なのに、なんでそんなに地域ごとに分かれちゃうんだろう。
私:たしかに、「低移動性」って具体的にどれくらいの距離のことなんだろうって気になりますね。調べてみます。
| 項目 | 内容 | 要点 |
|---|---|---|
| 「バルーニング」をしない(空を飛ばない) | 多くのクモでは、幼体が糸を風に乗せて移動する「バルーニング」が分散手段として重要になるが、トタテグモを含むトタテグモ下目(Mygalomorphae)では、この行動は一般的ではない。例外的報告はあるものの、全体としては「空を飛んで広く散るクモ」ではなく、分散能力の低い系統として理解されている。 | 遠距離移動しにくいため、個体群が地理的に分断されやすい。 |
| 歩いて行ける範囲しか広がらない | 幼体は巣の近くに定着しやすく、成体も基本的には地表近くや巣穴周辺で生活する。広域分散が起こりにくいため、隣接する生息地間でも遺伝的交流が弱まりやすい。 | 「近くに住み続ける」性質が、地域ごとの孤立を強める。 |
| メスは「究極の引きこもり」 | トタテグモ類のメスは、適した場所に巣穴を作ると、長期間そこにとどまる傾向が強い。巣穴は採餌・防御・繁殖の基盤であり、頻繁に移動する生活史ではない。 | メスの定着性が高いため、局所個体群が固定化しやすい。 |
| 長寿と定住性 | Mygalomorphae には長寿の種が多く、飼育下では20~30年に達する例も知られる。長く同じ場所に留まる生活史は、短期間での分布拡大に不利である。 | 長寿でも広がらないため、分布は狭く、局地性が強くなりやすい。 |
| 移動するのは主にオス | 繁殖期には成熟オスが巣を離れて探索するが、これはメスのような定着個体とは異なる一時的移動である。しかも大規模な地理的障壁を越える能力は高くない。 | オスが動いても、個体群全体の広域的な混合までは起こりにくい。 |
| 人工物が分断要因になる | 道路、宅地造成、乾燥した裸地、都市インフラなどは、低移動性の地表性クモにとって強い障壁になりうる。とくに局地的分布種では、ごく短い距離の分断でも交流遮断につながりやすい。 | 「少しの分断」が、実際には大きな隔離効果を持つ。 |
| 歴史の長さが違う(何万年も動いていない) | 種分化は人間の時間感覚ではなく、万年〜百万年単位の隔離の積み重ねで進む。低移動性系統では、一度分かれた個体群が長期にわたり再接触しにくく、そのまま独立した進化史を歩みやすい。 | 「動けない時間」が長いほど、別種化しやすくなる。 |
| 地史・気候変動による分断 | 過去の河川形成、乾燥化、植生変化、地形変動などによって、もともと連続していた生息地が分断されると、低分散系統では個体群がそのまま孤立しやすい。 | 種分化の引き金は、現在の街路だけでなく、古い地史的変化にもある。 |
| 見た目が似ていても別種になりやすい | 長期隔離を受けた低移動性群では、外見が大きく変わらなくても、遺伝的には深く分かれた系統が存在しやすい。トタテグモ類では、こうした隠蔽種や強い地域固有性がたびたび報告されている。 | 「同じに見える」のに別種、という現象が起こりやすい。 |
| 古い系統としての性格 | トタテグモ類を含む Mygalomorphae は、系統的に古いクモの主要系統のひとつであり、巣穴依存・低分散・局地定着といった性質を強く残している。 | 進化史の古さと分散の低さが、地域固有種の多さにつながる。 |
出典
- ScienceDirect Topics / Acarine(Mygalomorphae の寿命)
- ScienceDirect Topics / Araneae(Mygalomorphae の生活様式)
- ScienceDirect / Cryptic elevational zonation in trapdoor spiders
- ScienceDirect / Ancient origins of the Mediterranean trap-door spiders
- ScienceDirect / The phylogenetic structure and coalescent species delimitation of Stasimopus
Questioner: So as a result of humans developing the land and expanding farms, what was originally one big group got split up all over the place. Each group became like its own isolated town, and they just evolved independently from there, huh.
Me: Yeah, and even if they wanted to move, trapdoor spiders don’t really do that thing where they shoot a web and go swinging like Spider-Man.
Questioner: Plus, the females are total homebodies. Once they build their burrow, it’s like they only go as far as the nearest grocery store. So of course they wouldn’t even visit the “next town” over.
Me: When you think about it that way, a trip to the “next town” for these spiders probably feels as far as traveling from Japan to Australia does for us.
Questioner: So when we use our human scale to say, “Let’s pave an asphalt road here,” or “Let’s build a long, high wall,” we’re not just affecting the big animals we can see. For the creatures living in this “ground-level world,” it’s not just making travel difficult—it’s like we literally just carved out an entire ocean strait right through their world.
Me: Maybe from now on, when we’re building a fence or putting in a flower bed in our yards, it might be important to take a moment to step into a trapdoor spider’s shoes and look at things from their micro-world perspective.
Thank you so much for giving me 5 minutes of your precious time. I truly hope those 5 minutes make a difference for the African trapdoor spiders.
鶏人|Keijin
質問者:人間が開拓したり、農地を広げたりして、もともと一つだった群れがあちこちに分断された結果。
それぞれが「別の町」みたいになって、そこで独自に進化していったってことだね。
私:移動したくても、クモの糸でスパイダーマンみたいにビューン!って飛んでいくことは、トタテグモ系だとほとんどしないみたいですしね。
質問者:しかも、奥さんはお家が大好きで、巣穴を作ったら基本そこの場所から一番近いスーパーにしか行かないから、当然すぐ近くの「隣町」にすら行かないってことだよね。
私:そう考えると、クモたちにとっての「隣町」って、私たちで言ったら 日本とオーストラリアくらい遠いって感覚なのでしょうね。
質問者:だから、人間の物差しで「ここに道をアスファルトで通す」とか、「長くて高い塀を作る」とかをやると、目に見える大きな生き物だけじゃなくて、こういう「地面の世界」で生きてる生き物にとっては、移動が難しいを通り越して、海峡を一本作っちゃったくらいの出来事になるんだろうね。
私:これからは自分の家の庭に塀を作ったり、花壇を作ったりするときに、ほんの少しだけでも、トタテグモの気持ちになってミクロの世界から考えるってことも大切なのかもしれませんね。
貴重な5分間を、本当にありがとうございました。
アフリカトタテグモに、その5分が届くことを祈ります。
鶏人|Keijin
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