11年後のレッドリスト

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11年後のレッドリスト|イソベキンセンカ:混ざりながら、消えていく【IUCNレッドリスト比較】

今回は、イソベキンセンカ(学名:Calendula maritima)と、外来種は「混ぜるな危険」って話です。2014年の図鑑では、この花は生育地が都市化でどんどん削られているってことで、「CR:深刻な危機」と評価されていました。そして最新のレッドリストを見ても、その危機はまだ残ったまま。さらに今は、新たな問題として、侵略的な外来植物との競争も重なっていて、評価は変わらず「CR:深刻な危機」のままです。だからイソベキンセンカは今も、まさに「混ざりながら、消えていく」状態なんだと思います。
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11年後のレッドリスト|アンデスジカ:散らばる命、つながれない森【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アンデスジカ(学名:Hippocamelus bisulcus)と、奈良公園の鹿の数が「ほぼ同じだった」っていう話です。2014年の図鑑では、アンデスジカは生き残っている集団が小さくて、しかもバラバラに分かれてしまっているってことで、「EN:危機」って評価されていました。で、最新のIUCNレッドリストを見ても、個体数に大きな変化はなくて、評価もそのまま「EN:危機」のままなんですよね。だからアンデスジカは今も、「散らばる命、つながれない森」…そんな状態なんだと思います。
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11年後のレッドリスト|アンティグアレーサー:島を渡り、檻へ戻る運命【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アンティグアレーサー(学名:Alsophis antiguae)の「動物園」って話です。2014年の図鑑では、1800年代後期に持ち込まれたマングースたちに傷めつけられて、このヘビは「CR:深刻な危機」って評価されていました。そして最新のレッドリストを見ても、今度は気候変動で高波や嵐のリスクが増えてしまって、評価は変わらず「CR:深刻な危機」のままです。だからアンティグアレーサーは今も、「島を渡り、檻へ戻る運命」みたいな状態なんだと思います。
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11年後のレッドリスト|アンタノシーヒルヤモリ:森を追われ、白に染められる【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アンタノシーヒルヤモリ(学名:Phelsuma antanosy)と、「酸化チタンの関係」って話です。2014年の図鑑では、このヤモリさんは、チタン鉄鉱の採掘が始まったことで生息地が消えたと推定されて、「CR:深刻な危機」と評価されていました。ところが最新のレッドリストでは、個体数が減っているにもかかわらず、2025年に「EN:危機」へダウンリストしています。アンタノシーヒルヤモリは今、「森を追われ、白に染められる」状態なのだと思います。
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11年後のレッドリスト|アルダブラマイマイ:沈まない島で、消えかける【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アルダブラマイマイ(学名:Cyathopoma picardense)の「マングローブは天然の護岸職人」って話です。2014年の図鑑では、アルダブラ環礁が海抜の低い場所が多く、海面上昇の影響を受けやすいことから、「EN:危機」と評価されていました。ところが最新のレッドリストでは、島そのものが予想よりもしぶとく残ってる可能性がある、とされつつも、評価は「EN:危機」のままでした。だから、アルダブラマイマイは「沈まない島で、消えかける」状態なのだと思います。
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11年後のレッドリスト|アルゼンチンスカンク:威嚇のクセが、命取り【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アルゼンチンスカンク(学名:Conepatus chinga)が、まさかの「トラック相手に威嚇しちゃう」って話です。2014年の図鑑では、毛皮を取るためにものすごい数が捕獲されたこともあって、この種は「LC:低懸念」でした。そして最新のIUCNレッドリストを見ても、交通事故(ロードキル)みたいな人間側のリスクが増えてきてるのに、評価は変わらず「LC:低懸念」のままなんです。アルゼンチンスカンクは今も、まさに「威嚇のクセが、命取り」って状態なんだと思います。
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11年後のレッドリスト|アルグンヤシ:助かったようで、踏まれていく【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アルグンヤシ(学名:Medemia argun)が「衛星画像の解析で、CRからVUに」っていう、ちょっと「とほほ」な話です。2014年の図鑑では、このヤシは1995年に“まとまった再発見”があるまで、絶滅した可能性すら疑われていたため、評価は「CR(深刻な危機)」でした。でも最新のレッドリストでは、衛星画像(Google Earth等)の解析が進んだこともあって、生息地の見つかる場所も増えたことで、「EN(危機)」を飛ばして「VU(危急)」になっています。だからアルグンヤシは今も、「助かったようで、踏まれていく」そんな状態なんじゃないかなと思います。
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11年後のレッドリスト|アラビアマクラサンゴ:ラベルは軽く、矢印は沈む【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アラビアマクラサンゴ(学名:Anomastraea irregularis)の評価について、「Least Concern(低懸念)って言葉、もうやめて、Latent Crisis(潜伏する危機)に変えたほうがいいんじゃない?」って話です。このサンゴは、2014年の図鑑では、ほとんど海洋保護区域がないことなどから「VU:危急」と評価されていました。ところが最新のレッドリストでは、調査が進んで分布や実態がよりはっきりした結果、「LC:低懸念」にランクダウンしたんです。だから今のアラビアマクラサンゴって、まさに「ラベルは軽く、矢印は沈む」状態なんだと思います。
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11年後のレッドリスト|アラビアタール:崖の上で、生き延びるしかない【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アラビアタール(学名:Arabitragus jayakari)って、絶滅危惧種なのに「私的コレクション」ってどういうこと?って話です。この子は、急な岩場とか崖、ガレ場みたいな山岳地帯で暮らしてるんだけど、2014年の図鑑では「飼育下での繁殖が難しい」ってことで、評価は「EN:危機」でした。で、最新のレッドリストを見ても、やっぱり繁殖は簡単じゃないままで、評価も「EN:危機」のままなんです。だから、アラビアタールは今も、「崖の上で、生き延びるしかない」状態なんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|アラオトラジェントルキツネザル:逃げ場のない湿地で、火を待っている【IUCNレッドリスト比較】

今回は、アラオトラジェントルキツネザル(学名:Hapalemur alaotrensis)が暮らすアラオトラ湖まわりの湿地に、「炭素のガスボンベ」みたいなものが眠ってるかもしれない、って話です。この子は、湿地だけに生きる世界で唯一の霊長類なんだけど、2014年の図鑑では、生息地がいろいろ失われてきたことから「CR:深刻な危機」って評価されていました。で、そこから10年以上たった今を見ても、評価はやっぱり「CR:深刻な危機」のままでした。だからアラオトラジェントルキツネザルは今も、「逃げ場のない湿地で、火を待っている」みたいな状態なんだと思います。