※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
Hey everyone, Keijin here.
Today, I want to share a thought with you: what if the brown hyena (Parahyaena brunnea) is actually the “ultimate medical data bank,” evolved to survive the harshest environments on Earth?
Back in a 2014 encyclopedia, the brown hyena was listed as “NT: Near Threatened”—mostly because they were constantly being shot, poisoned, caught in traps, or hunted down by dogs.
Fast forward to the IUCN Red List as of 2026, and their status remains unchanged at “NT: Near Threatened.” However, recently in major habitats like Namibia, we’re seeing some promising steps: farmers and conservation groups are starting to form more advanced, cooperative agreements.
So right now, I feel like the brown hyena exists in this fragile balance—a state where “persecution continues, but hope is starting to take root.”
This is a quick read, taking about 5 minutes. I hope you’ll stick around to the end.
こんにちは、鶏人|Keijin です。
今回は、カッショクハイエナ(学名:Parahyaena brunnea)っていう動物が、「過酷な自然界を生き抜くために進化した、究極の医療データバンク」みたいな存在なんじゃないか、って話です。
2014年の図鑑では、カッショクハイエナは銃で撃たれたり、毒を盛られたり、わなにかかったり、犬を使った追い込みの被害にあうことが多いことなどから、「NT:準絶滅危惧」と評価されていました。
そして2026年時点で確認できるIUCNレッドリストでも、評価は2014年から変わらず「NT:準絶滅危惧」のままでした。最近は、ナミビアみたいな主要な生息地で、農家と自然保護団体のあいだに、今までより一歩進んだ協定が結ばれ始めているみたいです。
だからカッショクハイエナは今も、「迫害は続き、希望も芽吹く」状態なんだと思います。
この記事は短めで、5分あれば読めます。
よかったら最後まで読んでください。
※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2014評価(2015年公開)です(以降の更新は、現時点では確認できていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Parahyaena brunnea)
「家畜の敵」という誤解と、「清掃員」という真実のあいだ
⬇︎カッショクハイエナの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | カッショクハイエナ |
| 英名 | Brown Hyena / Brown Hyaena |
| 学名 | Parahyaena brunnea |
| 分類 | 哺乳類・食肉目(ネコ型亜目)・ハイエナ科 Hyaenidae |
| 分布 | アフリカ南部(主にナミビア、ボツワナ、南アフリカ、ジンバブエなどの乾燥域。国・地域ごとの記録は文献により幅あり) |
| 主な生息地 | 乾燥〜半乾燥のサバンナ、低木林、半砂漠・砂漠、沿岸の乾いた地域など |
| 大きさ | 体長(頭胴長)約100〜125cm、尾長約20〜35cm、肩高約70〜80cm(目安) |
| 体重 | およそ35〜50kg前後(成獣。文献により幅あり) |
| 寿命 | 野生ではおおむね10年程度が一つの目安(老齢では歯の摩耗が制約になり得る)。飼育下では30年超の記録もある |
| 保全状況 | IUCN:NT(Near Threatened/準絶滅危惧)。少なくとも2015年版の評価が広く参照されている |
特徴
- 見た目:長くて粗い体毛(暗褐色〜こげ茶)と、立ち耳・背中のたてがみ状の毛が目立つ。脚には淡い縞が入ることがある
- 暮らし方:夜行性で、人目につきにくい(調査・個体数把握が難しい種とされる)
- 食性:腐肉食(スカベンジャー)的な比重が高く、獲物を「狩る」より“見つけて食べる”場面が多い。小動物や昆虫、果実なども利用する
- 社会性:単独で動く時間が多い一方、血縁中心のクラン(群れ)と共同のねぐら(デン)をもつ社会構造が知られる
- 希少性:現生ハイエナ類の中では希少とされ、世界個体群は「成熟個体で1万未満」といった推定が引用されることが多い
生態など
- 生息環境:乾燥地〜半乾燥地に適応し、降水が少ない地域でも行動できる(広い行動圏を使う例も報告される)
- ふえ方(繁殖):哺乳類なので胎生。子は巣穴(デン)で育つ。地域によって繁殖成功や子の生残は環境条件の影響を受ける
- 役割:死骸を処理することで環境を“掃除”する側面があり、生態系の物質循環に関わる
- 脅威:家畜被害の誤解・報復による殺傷(罠・銃・毒餌など)、生息地の改変、道路での死亡、餌資源の変化(獣害対策や衛生管理の影響)などが複合的に効く
- 保全の方向性:農地・牧場地帯での共存(被害実態の可視化、誤解の低減、毒餌や罠の抑制)、保護区ネットワークと土地利用に応じた地域別の対策、個体群モニタリングの改善が重要テーマとして挙げられる
出典
最終評価2014年:カッショクハイエナ「NT:準絶滅危惧」
残念なことに、カッショクハイエナを家畜への脅威だとして誤認し、非常に否定的にとらえる人々がいる。カッショクハイエナは、銃殺毒殺、わな、犬狩りの被害にあうことが多いだけでなく、非選択的捕食制御プログラムによって無意識的に殺されることもある。
出典:訳者 岩槻邦男、太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル『IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑』/ 発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / © Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
| 項目 | 2014年の図鑑 | 現在(2026年確認) |
|---|---|---|
| 対象 | カッショクハイエナ | カッショクハイエナ |
| 英名 | Brown Hyaena | Brown Hyaena |
| 学名 | Parahyaena brunnea(旧表記として Hyaena brunnea も流通) | Parahyaena brunnea(旧表記として Hyaena brunnea も流通) |
| 評価年と公表年 | 2014年評価・2015年公表(IUCNレッドリストの当該評価) | 2014年評価・2015年公表の評価が引き続き参照されている(2026年確認時点で Near Threatened として扱われる) |
| 保全状況(ステータス) | 準絶滅危惧(NT: Near Threatened) | 準絶滅危惧(NT: Near Threatened) |
| 個体数 | 不明 | 成熟個体数の推定 4,365〜10,111 |
| 個体数の推移 | 推移は概ね安定(Stable)とされる一方、生息地外縁部や保護区外では成熟個体数が減少し得る前提で注意深く扱われる | 成熟個体数は約4,365〜10,111頭と推定されており、世界的な個体数の推移は「安定(Stable)」を維持 |
| 「死肉あさり」ゆえの誤解 | 死体(家畜死骸)を食べている場面が目撃され、「殺した犯人」と誤認されやすい(スカベンジャーとしての行動が誤解の起点になる) | 誤認は依然として大きい課題として残り、家畜被害の原因として誤って疑われやすい(スカベンジャーとしての行動が誤解の起点になる) |
| 誤解による迫害(直接的) | 牧畜・ゲームランチなど人間利用地で、銃殺などの直接的迫害が起こり得る | 保護区外、とくに牧畜・ゲームランチ主体の地域で、銃殺などの直接的迫害が継続する |
| 巻き添え被害(非選択的な捕食制御) | ヒョウ、ジャッカル、カラカルなどを対象にした毒餌・罠・くくり罠が、非選択的に巻き添え死亡を生み得る(狙い撃ちではない死亡要因) | 毒殺(毒餌)、捕獲罠、くくり罠、犬を用いた追い込みなどが、非選択的に死亡を招き得る課題として継続する(とくに保護区外で顕在化しやすい) |
| 農家と保護区のパートナーシップ | 私有地を含む広域での連携(保全区・コンザーバンシー等)により、生息地の連続性や安全域の確保が重要とされる | 農地に罠を仕掛けることは妥協しつつも、「もしカッショクハイエナなどの肉食獣が罠に掛かった場合は、殺さずに保護団体に通報し、安全な国立公園の奥深くに移動させて解放する」という取り決め |
| 教育・啓発活動 | 生態・行動への誤解を解き、迫害を減らすための教育キャンペーンが重要とされる | 近年では希望の持てる変化も起きている |
| 「生態系の清掃員」としての再評価 | 腐肉処理を通じて生態系を支える役割(スカベンジャー機能)が保全の文脈で重視される | 動物の死骸を速やかに処理することで、サバンナでの感染症(ウイルスの蔓延など)を防ぎ、生態系のバランスを保つ |
出典
カッショクハイエナは2014年に評価され、2015年公表のIUCN区分は準絶滅危惧(NT)で、2026年確認時点でも同区分が維持される。成熟個体数は約4,365〜10,111と推定され、全体傾向は安定(Stable)とされる一方、保護区外では人間活動の影響を受けやすい。主要課題は、腐肉食という生態に起因する家畜殺害犯との誤認による直接的迫害と、毒餌・罠等の非選択的捕食制御に伴う巻き添え死亡である。対策として、土地所有者・農家と保全主体の協働(コンザーバンシー形成、違法わな対策等)および教育・啓発を通じた「生態系の清掃員」としての機能の周知が重視される。
⬇︎カッショクハイエナの保護活動の種類です。必要なら開いてください。
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 生息地の保全・連結性の確保 | 保護区内での生息地管理に加え、保護区外(牧場・農地など)も含めて個体群が行き来できる環境を残す。大型肉食獣対策の防護柵などが分断要因になるため、景観レベルでの連結性を意識して管理する。 |
| 迫害・駆除の抑制(毒餌・罠・違法捕殺の減少) | 毒餌、くくり罠、トラバサミ等の非選択的な駆除は誤捕獲・大量死につながるため、使用抑制と撤去、違法捕殺の取り締まりを強化する。 |
| 家畜被害の軽減と共存支援 | 「家畜を襲う」という誤解で迫害されやすいので、被害実態の整理と情報提供を行い、家畜防衛(例:家畜護衛犬など)や飼養管理の改善で衝突を下げる。問題個体への対応は、地域事情に応じて非致死的手段も含めて検討する。 |
| 道路・インフラ起因の死亡低減 | ロードキルが脅威になり得るため、発生地点の把握、速度抑制や注意喚起、必要に応じて横断しやすい構造(導入柵・通路など)を組み合わせて死亡を減らす。 |
| 利用・取引の監視(伝統医療・違法市場など) | 体の一部が伝統医療用途などで利用されることがあり、また将来的な違法商取引のリスクも指摘されるため、流通の実態把握と監視、摘発を行う。 |
| 研究とモニタリング(分布・個体群・遺伝) | 分布や個体数、迫害率の把握を継続し、保全の優先順位を更新する。カメラトラップ、痕跡調査(糞など)、住民・土地所有者アンケートを組み合わせ、必要に応じて遺伝的多様性や孤立個体群の評価も進める。 |
| 市民・土地所有者参加と教育啓発 | 土地所有者・農家の認識改善が保全の鍵になりやすい。生態(主に腐肉食で人を避ける傾向など)と、共存策(家畜管理・護衛犬など)を伝える啓発を行い、目撃情報の提供など市民科学も活用する。 |
| 法制度・許可制度の運用強化 | 国・地域の法的保護(無許可捕殺の禁止等)が形骸化しないよう、許可制度の適正運用と執行を強化する。あわせて国レベルのモニタリング体制整備を進める。 |
出典
最後に
Me: So, what did you think after reading this?
Questioner: It says here that “by quickly cleaning up animal carcasses, they prevent the spread of infectious diseases (like viral outbreaks) in the savanna and keep the ecosystem balanced.” But that made me wonder—are brown hyenas themselves safe from those diseases? And don’t they get sick from eating rotten meat?
Me: That’s a great point. Now that you mention it, I’m curious too. Let me look into it.
私:読んでみて、どんなふうに感じましたか?
質問者:「動物の死骸を速やかに処理することで、サバンナでの感染症(ウイルスの蔓延など)を防ぎ、生態系のバランスを保つ」って書いてあったけど、そもそもカッショクハイエナさん自身は感染症とか大丈夫なのかな。あと、腐った肉を食べてもお腹こわさないの?
私:たしかに、言われてみると気になりますね。ちょっと調べてみます。
| 項目 | 内容 | 要点 |
|---|---|---|
| 超強力な胃酸 | 腐肉食・骨食に適応した食性では、胃内の強酸性環境が重要な防御要素として扱われる。強酸性は多くの微生物の生存を抑える方向に働き、摂食由来の病原体負荷を低減する要因として論じられる。ハイエナ類の胃酸の強さはしばしば言及される一方、胃内pHの直接測定値の報告は限られるため、強酸性という性質として整理する。 | 強酸性の胃内環境が、腐肉由来の微生物に対して一次防壁として機能する、という枠組みで捉える |
| 超強力な胃酸と腐肉食適応の位置づけ | 胃酸の強度は「腐肉食(carrion-feeding)に近い食性」の適応として議論され、胃内が病原体フィルターとして作用する概念が提示される。 | 胃酸は消化器官でありつつ、防御装置としても位置づけられる |
| 最強クラスの免疫力 | 野生のハイエナ類では、複数の病原体への曝露が報告される中で、感染症による死亡率が低い集団が観察され、免疫学的特性への関心が高い。免疫学的解析やツール開発の研究では、炭疽、狂犬病、犬ジステンパーなどへの曝露事例が整理され、疾病抵抗性の高さが研究上の論点として扱われる。 | 感染症への曝露と生存が両立する観察が、強い免疫応答の仮説を支える |
| 狂犬病ウイルスへの耐性の実地データ | 斑点ハイエナの長期追跡では、狂犬病ウイルスに対する抗体陽性個体の生存期間が長く、曝露が生存を大きく損なわない解析結果が報告される。 | 致死性が高いことで知られる病原体への曝露と、長期生存の同時成立が示される |
| 犬ジステンパー等への曝露と低死亡率 | 感染症が同所的な肉食獣集団に大きな影響を与える状況でも、ハイエナ集団では感染症による死亡が抑えられる観察が報告され、免疫学的耐性の特徴が研究課題として扱われる。 | 免疫系の特性が、感染症流行期の生存に寄与する可能性が高い |
| 特殊な腸内細菌叢(マイクロバイオーム) | 腐肉食に近い食性では、腸内細菌叢が病原体への防御や免疫調整と関係するという枠組みが用いられる。斑点ハイエナの野外研究では、腸管粘膜免疫と腸内細菌叢の関連が解析され、微生物叢と免疫応答の相互作用が検討される。 | 腸内細菌叢が、免疫と連動した防御層として機能する可能性が示される |
| 腸内細菌叢によるバリア機能の考え方 | 腸内の共生微生物群は、外来微生物の定着を抑える「コロナイゼーション・レジスタンス(定着抵抗性)」の枠組みで説明され、腐肉食動物の適応として議論される。 | 腸内細菌叢は、侵入微生物の増殖を抑える生態学的バリアとして捉えられる |
| 骨と骨髄の活用 | ハイエナ類は骨を砕いて摂食し、骨髄やリン酸塩系ミネラルなどの栄養資源へアクセスする能力を持つと整理される。骨食は他の捕食者が利用しにくい資源を利用可能にし、腐肉が進行した状況でも栄養獲得を支える。 | 骨破砕と骨髄利用が、資源の少ない環境での栄養確保に直結する |
| 骨髄抽出という摂食戦略 | 現生のハイエナ類は骨を砕いて骨髄を取り出す「骨食(bone-cracking)」の代表例として文献上で頻繁に言及される。 | 腐肉の可食部が限られる局面で、骨髄が高密度エネルギー源として機能する |
| 骨食がもたらす生態系機能 | 骨を細かく砕き、ミネラルを環境へ戻す役割が議論され、栄養循環への寄与としてまとめられる。 | 骨食は「食べる」だけで完結せず、栄養循環のプロセスにも接続する |
出典
- Development of a hyena immunology toolbox(炭疽・狂犬病などへの耐性言及、免疫研究)
- The Intestinal Eukaryotic and Bacterial Biome of Spotted Hyenas(腸内生物叢の多様性・要因)
- Human bone marrow as a tissue in post-mortem microbiology(骨髄が骨により保護されやすいという整理)
- Markedly Elevated Antibody Responses in Wild versus Captive Spotted Hyenas(野生個体の抗体指標など)
- A neo-taphonomic approach to human campsites modified by scavengers(スカベンジャーの骨髄選好の記述)
- Mucosal immune responses and intestinal microbiome associations in wild spotted hyenas(粘膜免疫と腸内細菌叢の関連)
- Regular exposure to rabies virus and lack of symptomatic disease in Serengeti spotted hyenas(狂犬病曝露と症候性の欠如)
- First bone-cracking dog coprolites provide new insight into bone consumption(ハイエナ類の骨摂取・消化と排泄物の炭酸塩言及)
- The giant hyena Pachycrocuta brevirostris: Modelling the bone-cracking behavior of an extinct carnivore(骨髄量の多い骨の優先破砕)
- The Evolution of Stomach Acidity and Its Relevance to the Human Microbiome(胃内pHデータ整理、ハイエナの直接pHデータが乏しい旨)
- Bacterial Community Succession, Transmigration, and Differential Gene Transcription in a Controlled Vertebrate Decomposition Model(分解過程で骨髄も微生物により変化し得る枠組み)
Questioner: So their stomach acid is like the xenomorph blood from the Alien movies—it just dissolves absolutely everything! But if we put it like that, do you think people will start picking on them again, labeling them as “alien monsters”?
Me: Yeah, I can definitely see that happening. Even in human society, childhood nicknames and reputations are notoriously hard to shake off. You could move away, completely change your surroundings, and yet the second you go back to your hometown and run into old friends, they see you exactly the same way they used to.
But putting that aside for a moment, what really caught my attention was this whole idea of an “ecological barrier” operating inside the stomachs and intestines of brown hyenas. It sounds like the scientific community is still debating the exact mechanics, but I’m going to dig around and see if there’s any research looking into whether this kind of barrier could actually be useful for humans in the future.
質問者:映画のエイリアンの体液みたいな胃酸で、なんでも溶かしちゃうんだね。こういう言い方をすると、また「ハイエナ=エイリアン」みたいなイメージでいじめられたりしちゃうかな?
私:たしかに、そうかもしれませんね。人間社会でも、子どもの頃についたあだ名とかイメージって、なかなか消えませんからね。引っ越しして環境が変わっても、実家に帰って昔の友だちに会うと、結局そのイメージのまま見られたりしますし。
それは一旦置いておきまして、カッショクハイエナみたいなハイエナの胃や腸の中で働く「生態学的バリア」って話が少し気になりましてね。まだ議論が続いているみたいなんですけど、今後それが人類にとって役に立つバリアになるような研究が出ていないか、ちょっと調べてみます。
| 項目 | 内容 | 要点 |
|---|---|---|
| 未知の抗菌ペプチドの発見 | 薬剤耐性菌の拡大により、従来薬の治療選択肢が狭まる領域が生まれている。そこで注目されるのが、宿主防御ペプチド(抗菌ペプチド)である。抗菌ペプチドは細菌膜などを標的にする作用機序が整理され、創薬シーズとして研究が進む。ハイエナ科では、腐肉食・高病原体負荷への適応が免疫関連遺伝子の再編と関連づけられて議論され、抗菌ペプチド候補(例:カテリシジン、ディフェンシン)の探索が「新規候補分子の発見」という観点で位置づく。 | 抗菌ペプチドを新規抗菌薬候補として探索し、ハイエナ科の免疫適応を分子資源として扱う |
| ハイエナ科ゲノムに見える抗菌ペプチド候補 | ハイエナ科(例:シマハイエナ)のゲノム解析では、抗菌ペプチド関連としてカテリシジン遺伝子やディフェンシン遺伝子の同定が報告され、腐肉食への適応と免疫関連遺伝子変化が論点として整理される。 | 免疫遺伝子・抗菌ペプチド遺伝子の同定が、候補分子の絞り込みに直結する |
| 抗菌ペプチドの性質と創薬上の扱い | 抗菌ペプチド(例:カテリシジン)は、脊椎動物に広く分布する宿主防御因子として総説で整理され、抗菌・免疫調節の両面が議論される。臨床応用の文脈では、耐性制御や新規作用機序の観点が研究動機として示される。 | 抗菌作用と免疫調節の二面性が、抗感染症治療の設計に接続する |
| 最強の腸内細菌叢から学ぶ腸内環境治療 | 腸内細菌叢は、外来微生物の定着を抑える定着抵抗性(colonization resistance)や、粘膜免疫の制御と関連づけられて議論される。野生の斑点ハイエナでは、腸内細菌叢組成と粘膜免疫指標(例:糞便IgA、ムチン)との関連が解析され、宿主—微生物相互作用が実証的に扱われる。こうした知見は、腸内感染症や炎症性腸疾患領域で用いられる微生物叢介入(プロバイオティクス設計、微生物叢移植など)の発想に接続し得る。 | 腸内細菌叢と粘膜免疫の連動を手がかりに、腸内治療の設計原理を抽出する |
| 定着抵抗性(競合的排除)の研究テーマ化 | 食性・社会行動・環境要因が腸内細菌叢を形作り、その構造が病原体の定着を抑える枠組みが用いられる。斑点ハイエナの野外データでは、宿主側の粘膜免疫と微生物叢の特定タクサの関連が示され、定着抵抗性の成立条件が検討可能になる。 | 微生物叢の構造と粘膜免疫の組み合わせが、病原体定着を抑える条件として扱える |
| 致死性ウイルスをはねのける免疫受容体の研究 | 先天免疫のセンサーであるトール様受容体(TLR)は、病原体由来分子を認識し、免疫応答の起動に関わる分子群として位置づく。斑点ハイエナではTLR1〜10の配列同定と組織発現が報告され、免疫受容体の基盤データが整備されている。免疫学的ツール整備研究では、炭疽・狂犬病などへの曝露と生存が同時に観察される背景が述べられ、受容体・抗体応答の解析が研究計画として成立する。 | TLRなどの免疫受容体を軸に、感染症耐性の分子スイッチを解析する |
| 狂犬病ウイルス曝露と長期生存の観察 | セレンゲティの斑点ハイエナ集団では、狂犬病ウイルスへの高頻度曝露と血清学的陽性が報告され、長期追跡個体群における生存解析が提示されている。 | 高曝露環境下での生存データが、免疫機構研究の動機と検証素材になる |
| 免疫解析の基盤整備(抗体・受容体の計測系) | 斑点ハイエナを対象に、免疫応答評価のための測定系・試薬検証などを整備する研究が報告され、抗体応答などの定量が研究可能になる。 | 計測基盤の整備が、受容体機能・ワクチン応答研究の前提条件を満たす |
出典
- 狂犬病曝露と症状・生存(PNAS 2001)
- 斑点ハイエナTLR1–10(Vet Res Commun 2014)
- 斑点ハイエナの粘膜免疫と腸内細菌叢(Communications Biology 2025)
- 抗菌ペプチド総説(Cathelicidins: family of antimicrobial peptides. A review)
- 斑点ハイエナ免疫ツール整備(Development of a hyena immunology toolbox)
- ハイエナ科ゲノムと抗菌ペプチド候補(Genome-Wide Analyses… Striped hyena)
- IUCN/創薬背景(抗菌ペプチド総説:Cathelicidins— a rich seam of antimicrobial peptides…)
Questioner: So hyenas aren’t just the savanna’s cleanup crew; they’re more like the “ultimate medical data bank that evolved to survive the harshest environments on Earth.” That means persecuting them to the point of extinction is basically as serious as humanity throwing away our future miracle cures, right?
Me: Speaking of which, the giant panda is super interesting too, though they went in the exact opposite direction of the brown hyena by specializing in a very unique herbivore diet.
People say a panda’s gut isn’t actually optimized for breaking down cellulose like typical herbivores. Overall, their microbiome is much closer to that of a bear (leaning toward carnivore, just like the hyena).
So instead of efficiently breaking things down to extract nutrients, they just accept their poor digestion, pick bamboo, and eat an absolutely ridiculous amount of it.
Although, researchers are still piecing together exactly how much their gut bacteria helps them compensate for this massive inefficiency.
Anyway, whether hyenas and pandas are willingly hopping onto the examination table for the sake of human research is another story, but hopefully, this gives the brown hyena a bit of a PR boost.
When you really think about it, every creature on Earth has some kind of role to play. There’s no such thing as a useless species. The world keeps turning by maintaining this razor-thin, yet incredibly miraculous balance.
But right now, for the convenience of just one single species, we’re impacting the planet so much that we’re actually altering the climate. The Earth keeps spinning, sure, but we’re driving one precious species after another to the brink of extinction.
So what’s the root cause of all this? I think about it every single day, and I always come back to the idea that it’s the result of us constantly viewing things through the lens of “winning and losing” or “good and evil.”
That’s why I feel like the closest thing we have to a solution moving forward is to focus on “co-prosperity”—living alongside all forms of life, whether it’s microbes, animals, or trees.
Also, and this is something I’ve started feeling recently: maybe the very idea of trying to replace the massive energy output of fossil fuels with an equal amount of alternative energy is fundamentally flawed.
So rather than just “saving energy,” maybe we need to dig deeper, remember what life was like before the Industrial Revolution, and rebuild from there… I’ve toyed with that idea, but then you immediately hit a wall: “What are we going to do with 8 billion people?”
Modern agriculture is practically built on chemical fertilizers made from fossil fuels and tractors that run on diesel. If we just ditch fossil fuels and revert to old-school farming, we’re talking about billions of people starving to death starting tomorrow.
But even knowing that, I just can’t bring myself to completely throw away that line of thinking.
How did you feel reading this?
I would be incredibly happy to hear your thoughts in the comments.
Thank you so much for your valuable 5 minutes. I pray that those 5 minutes will reach the Brown Hyaena.
Keijin
質問者:ハイエナさんって、ただのサバンナの掃除屋じゃなくて、「過酷な自然界を生き抜くために進化した、究極の医療データバンク」みたいな存在じゃないですかね。だから、この子たちをいじめて絶滅させちゃうようなことって、人類にとって未来の特効薬を捨てるのと同じくらい重大なことだと思いますね。
私:それで言うと、今回のカッショクハイエナさんとは真逆で、特殊な草食に特化したジャイアントパンダさんも面白いんですよね。
パンダの腸内は草食獣みたいにセルロース分解へ最適化されているというより、全体としてはクマ(ハイエナと同じ肉食寄り)に近い構成だと言われています。
だから「分解して栄養にする」方向じゃなくて、消化効率が高くない前提で、竹を選んで、途方もない量を食べるみたいなんです。
ただ、この効率の悪さを「腸内細菌がどこまで助けているのか」は、まだ研究が積み重なっている途中みたいなんですけどね。
まあ、人類の研究のためにハイエナさんやパンダさんが、自分から進んで診察台に乗ってくれてるかどうかはさておき、少しはカッショクハイエナさんのイメージアップにつながったかな。
こうして考えてみると、地球にいる生き物って、みんな何かしら役割があって、いらない種なんて一つもないんだろうなと思うんです。そうやって、ぎりぎりの、でも不思議なくらい絶妙なバランスを取りながら、地球は回ってるんですよね。
ところがその地球が今、種の中のたった一種の都合で、気候を変えるほどの影響を出してしまっていて。回転自体は続いてるけど、貴重な種を次々と絶滅の危機に追い込んでいるわけです。
じゃあ原因って何なんだろうって。毎日考えるんですけど、結局、物事を「勝ち負け」や「善悪」で見てきた結果なんじゃないか、って思うんですよ。
だからこれからは、菌も、動物も、木々も、そういう生き物全部と一緒に生きる、「共栄」のほうに目を向けるのが、解決に近いのかなって思います。
それと、これも最近感じ始めてたことなんですけど、そもそも化石燃料が生み出してきたエネルギーを、代替エネルギーで同じように作り出そうとしていること自体が、間違いの元なんじゃないか、っていうことです。
だから、省エネっていうよりもっと根っこから、産業革命より前の時代を思い出して、そこから再構築し直さなきゃいけない時が来てるんじゃないか……って考えたこともあるんですけど、そうなると「じゃあ80億人の人類をどうするの?」って話になるじゃないですか。
現代の農業って、化石燃料から作る化学肥料(窒素肥料)と、ディーゼルで動くトラクターが前提みたいなところがあって。化石燃料を捨てて昔の農業に戻したら、明日から数十億人が餓死する、って話にもなりますよね。
でも、だからといって、この考えをなかったことにして切り捨てるのも、どうしてもできないんですよ。
ここまで読んで、あなたは、どのように感じましたか?
コメントで意見を聞かせてもらえると、とても嬉しいです。
貴重な5分間を、本当にありがとうございました。
カッショクハイエナに、その5分が届くことを祈ります。
鶏人|Keijin




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