※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
Hi, I’m Keijin.
Today’s story is about Lake Ohrid, the home of the Ohrid Freshwater Snail (scientific name: Gocea ohridana). This lake is in such a precarious position right now that it’s practically being treated as a “World Heritage in Danger.”
Back in a 2014 encyclopedia, the snail was listed as “CR: Critically Endangered.” The irony was that while Lake Ohrid itself was a World Heritage Site, there were absolutely no specific measures in place to protect this little snail.
Checking the latest IUCN assessment today, it doesn’t look like much has changed. The rating remains “CR: Critically Endangered.”
So, I get the feeling that the Ohrid Freshwater Snail is just there, unprotected, quietly “waiting for spring.”
This is a short article—you can read it in about 5 minutes. I hope you’ll stick around until the end.
こんにちは、鶏人|Keijin です。
今回は、オフリドイズミガイ(学名:Gocea ohridana)が暮らすオフリド湖が、いま「危機遺産」として扱われるほど危うい状況になっている、という話です。
2014年の図鑑では、オフリド湖自体は世界遺産に登録されているのに、この貝を守るための特別な保全対策は見当たらないことから「CR:深刻な危機」とされていました。
ところが、現在確認できるIUCNの最新評価を見ても、状況が大きく変わった形跡はなく、評価は結局「CR:深刻な危機」のまま。
だからオフリドイズミガイは今も、「守られないまま、春を待つ」みたいな状態なんだと思います。
この記事は短くて、5分で読めます。
よかったら最後まで読んでください。
※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2009評価(2010年公開)です(以降の更新は、現時点では確認できていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Gocea ohridana)
世界遺産の光と影、貝の居場所
⬇︎オフリドイズミガイの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | オフリドイズミガイ |
| 英名 | Ohrid Freshwater Snail |
| 学名 | Gocea ohridana |
| 分類 | 軟体動物門・腹足綱・(淡水性の)ヒドロビア科 Hydrobiidae(文献によってはBelgrandiellinaeに位置づけ) |
| 分布 | バルカン半島の古代湖・オフリド湖(Lake Ohrid)固有(北マケドニア/アルバニアにまたがる湖) |
| 主な生育地 | 湖の沿岸(南東部の岩礁域)にある湖底湧水(sublacustrine springs)周辺。石の裏側などの微小環境に依存する、とされる |
| 大きさ | 殻長(文献の測定値例):252.10–276.10、253.01–278.12(表中の単位表記はµm) |
| 体重 | (貝のため該当なし/一般に測定されない) |
| 寿命 | 寿命の目安は明確に示されにくい(公開資料では数値が揃いにくい) |
特徴
- 名前の由来:種小名 ohridana は、分布地であるオフリド湖(Ohrid)に由来する地名由来の命名である。
- 見た目:ヒドロビア科の小型淡水巻貝。殻は(文献記載では)valvatiform(円盤状に見えるタイプ)で、開口部などの形態特徴が記載されている。
- 希少性:生息が湖のごく限られた沿岸域に偏り、局所的である(占有面積が極めて小さい、とされる)。
- 保全状況:IUCNでCR(深刻な危機)。基準の表記として B1ab(iii)+2ab(iii) が挙げられている。
生態など
- 生育環境:南東沿岸域の岩・砂礫環境に偏り、湖底湧水の影響下にある石の下(sublithic)など、特定の微小環境に依存する。
- ふえ方(繁殖):淡水巻貝として卵を産むが、本種に限定した繁殖生態(繁殖期・産卵場所など)の詳細は、一般向け公開情報ではまとまって示されにくい。
- 分布の偏り:調査研究では、特定地点(Velidab、Sveti Zaum など)・特定水深での確認に偏り、底質タイプでも出現が偏る(例:sandy-stony bottom でのみ記録など)。
- 脅威:水質汚濁(下水・都市起源の汚染)、流域からの栄養塩負荷、外来種、火災リスク増大、周辺の伐採に伴う侵食と堆積物増加など、複合的な圧力が挙げられている。
出典
最終評価2009年:オフリドイズミガイ「CR:深刻な危機」
現在では、オフリドイズミガイが生息しているのは、オフリド湖底に発見されたいくつかの湖底泉の周囲数平方メートルの範囲内だけである。………オフリド湖は世界遺産に登録されているものの、現在のところ、この種を保護するための特別の保全対策はなされていない。
出典:訳者 岩槻邦男、太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル『IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑』/ 発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / © Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
| 項目 | 2014年の図鑑 | 現在(2026年確認) |
|---|---|---|
| 1. 公式な保全状況(IUCNレッドリスト): 2014年時点 | 絶滅危惧IA類(CR) | 絶滅危惧IA類(CR) |
| 1. 公式な保全状況(IUCNレッドリスト): 2026年現在 | (図鑑記載)絶滅危惧IA類(CR) | 最終評価日 2009-11-23(CR)。公開版は IUCN Red List of Threatened Species 2010 として引用される(評価基準: B1ab(iii)+2ab(iii))。個体群動向は Unknown とされる。 |
| 2. 生息環境と「数平方メートル」の現状: 生息地の特性 | バルカン半島の古代湖であるオフリド湖(マケドニア側)の固有。湖の南東の岩の多い湖岸だけを生息地とし、少数しか見られない。水中の岩に開いた小さな穴の中に暮らす。 | IUCNの生息環境区分は Wetlands (inland)。分布はオフリド湖に限定される(地理範囲表示は同湖内の居住個体群として示される)。 |
| 2. 生息環境と「数平方メートル」の現状: リスクの継続 | 確認されている生息は、オフリド湖底に点在するいくつかの湖底泉の周囲、数平方メートルの範囲内だけ。森林の伐採により湖へ流入する堆積物が増え、岩とその穴をふさぎ、この小さい種にも影響。湖周辺施設による汚染も影響。湖底泉はプレスパ湖から地中を通ってきた水が湧き出るが、プレスパ湖周辺の農業の影響で富栄養化が進み、その水がオフリド湖や湖底泉にも流れ込み、汚染につながる。 | IUCN上、個体群動向が Unknown のまま更新されておらず(最終評価 2009-11-23)、極小範囲・水質依存の前提で CR(B1ab(iii)+2ab(iii))に置かれている。世界遺産地域全体では、汚水・固形廃棄物管理、観光・都市開発等の圧力が継続し、価値の低下(in decline)が示される。 |
| 3. 保全対策と環境の変化: 世界遺産としての危機 | オフリド湖は世界遺産に登録されているが、現時点でこの種を保護するための特別の保全対策はなされていない。 | 世界遺産「Natural and Cultural Heritage of the Ohrid region」は、保全状況の悪化が繰り返し指摘され、危機遺産リストへの登録が検討されうる段階として、是正措置・計画・報告が求められている。 |
| 3. 保全対策と環境の変化: 保全の進捗 | (図鑑記載)特別の保全対策はなされていない。 | 世界遺産地域について、回復計画(Strategic Recovery Plan 2023–2030)の策定・実行が位置づけられている。 |
| 3. 保全対策と環境の変化: 全体的な取り組み | (図鑑記載の範囲)世界遺産登録はあるが、種を対象とした特別対策は確認されていない。 | 世界遺産委員会決定に基づき、沿岸域計画や回復計画、保全措置の実施、進捗報告などの枠組みが運用されている(対象は地域全体の顕著な普遍的価値)。 |
| 3. 保全対策と環境の変化: 脅威の継続 | 農業起因の富栄養化(プレスパ湖周辺)と、それがオフリド湖・湖底泉へ及ぶ汚染。堆積物増加による生息微小空間の喪失。湖周辺施設による汚染。 | 世界遺産地域全体で、廃水・固形廃棄物管理の脆弱性、観光・都市開発等が圧力として継続しているとされる。 |
| まとめ:2026年現在の評価: 生息数・範囲 | 少数。湖底泉周囲の数平方メートルという極端に狭い範囲に依存。 | IUCN上、成熟個体数は明確化されず、個体群動向は Unknown。最終評価(2009-11-23)のまま CR(B1ab(iii)+2ab(iii))。 |
| まとめ:2026年現在の評価: 保全対策 | 世界遺産登録はあるが、この種を守る特別の保全対策はなされていない。 | 世界遺産地域では回復計画・委員会決定に基づく是正措置が求められている一方、種のIUCN評価自体は2009年評価のまま更新がない。 |
| まとめ:2026年現在の評価: 結論 | 極小生息域・汚染や堆積物に弱い条件のため、野外絶滅に直面する区分(CR)として扱われる。 | 最終評価日が2009-11-23のままCRで維持され、個体群動向もUnknownのまま。世界遺産地域の保全上の圧力も継続が示されており、CR相当のリスク前提は崩れていない。 |
出典
- IUCN World Heritage Outlook PDF(2020年版)
- 世界遺産地域 回復計画(Strategic Recovery Plan 2023–2030)
- UNESCO 参考文書(Amended Draft Decision:危機遺産登録条件に関する文言を含む)
- IUCN Red List assessment(Gocea ohridana, IUCN Red List of Threatened Species 2010)
- UNESCO 世界遺産委員会 決定(Natural and Cultural Heritage of the Ohrid region, 46 COM 7B.44)
- UNESCO 世界遺産委員会 決定(Natural and Cultural Heritage of the Ohrid region, 47 COM 7B.54)
- IUCN World Heritage Outlook(Natural and Cultural Heritage of the Ohrid region:状態 in decline、圧力の整理)
- IUCN出版物(European Red List of Non-marine Molluscs, Gocea ohridana を CR・基準 B1ab(iii)+2ab(iii) として掲載、評価作業日程の記載あり)
オフリドイズミガイ Gocea ohridana はIUCNレッドリストで絶滅危惧IA類(CR)に位置づけられ、最終評価は2009年(2010年版として公表)で更新がない。分布はオフリド湖の湖底泉周辺の極小範囲に限られ、岩孔内という特殊な微小生息地に強く依存する。森林伐採起源の堆積物増加、周辺施設由来の汚染、プレスパ湖流域の農業による富栄養化等が水質と生息空間を劣化させる。世界遺産地域では回復計画等の枠組みが進む一方、種特異的対策と個体群指標は乏しく、野外絶滅リスクは高位のままである。
⬇︎オフリドイズミガイの保護活動の種類です。必要なら開いてください。
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 生息地(湧水域・岩礁帯)の保護 | 湖岸の石の下や湧水に依存するため、局所的な重要生息地(例:Velidab周辺など)を保全対象として優先的に守る(立入・採取・改変の抑制、微小保護区化など)。 |
| 水質改善(下水・生活排水) | 近隣都市の下水・生活排水の流入を減らすため、下水処理の更新・整備、流入河川の汚濁源対策を進める。 |
| 水質改善(農業由来の流出) | 農地由来の栄養塩・農薬・土砂の流入を抑える(緩衝帯の設置、流域管理、湖へ流れ込む水系全体での負荷低減)。 |
| 森林保全と土砂流入(侵食)対策 | 周辺の伐採や山火事等による侵食・堆積が生息環境を悪化させるため、森林管理と土砂流入の抑制(斜面保全、植生回復など)を行う。 |
| 沿岸開発・観光圧の管理 | 湖岸の建設、埋立、過度な観光利用が局所生息地を壊すため、開発規制・環境影響評価の徹底、世界遺産サイトとしての保全ルール強化を行う。 |
| 研究とモニタリング | 分布の狭さゆえに変化が致命的になりやすいので、個体密度・分布・水質・底質の定点調査を継続し、劣化の兆候を早期検知する。 |
| 保全計画への組み込み(行政・地域連携) | レイクオフリド(オフリド湖)の保全計画や保護区運用に、本種を「優先保全種」として位置づけ、流域自治体・研究機関・市民団体で対策を実装する。 |
出典
最後に
Me: So, having read that, how did it make you feel?
Questioner: Well, this Ohrid Freshwater Snail… it really only exists in this tiny, tiny area—like just a few square meters in the whole world, right?
And their home, Lake Ohrid—a World Heritage site—is getting crushed by urbanization, tourism development, untreated sewage, agricultural pollution… the pressure is just intensifying.
It’s gotten bad enough that even UNESCO is basically waving a red flag, saying “Hey, this is dangerous,” and debating whether to put it on the List of World Heritage in Danger.
And yet… I don’t really see any movement to protect specifically this creature. Like, nobody’s pinpointing them to save.
On top of that, the IUCN rating hasn’t been updated since 2009. We’re totally in the dark about their current status. It made me think… worst case scenario, they might actually already be extinct.
Me: Looking at just the information we have now, it’s hard not to feel like “maybe they’re already gone,” isn’t it? It is concerning. Let me dig a little deeper into that.
私:読んでみて、どんなふうに感じましたか?
質問者:このオフリドイズミガイって、世界でもほんの数平方メートルみたいな、ものすごく狭い範囲にしかいない貝なんですよね。そんな彼らが暮らしている世界遺産のオフリド湖が、近年は都市化とか観光開発、未処理の排水の流入、農業による汚染みたいな圧力が強まってきて、ユネスコの側からも「このままだと危ないよ」って、危機遺産入りが議論されるほどの状況になっている。なのに、オフリドイズミガイみたいな特定の生きものをピンポイントで守る動きは、目立って見えてこないんですよね。しかもIUCNの評価は2009年のままで更新がないから、現状が見えなくて、最悪もう絶滅してしまっていてもおかしくないのかも……って思ってしまいました。
私:今ある情報だけを見ると、「もういないのかもしれない」って感じてしまいますよね。気になるところ、もう少し深掘りしてみます。
| 項目 | 内容 | 要点 |
|---|---|---|
| 1. 「絶滅しているかもしれない」という懸念の裏付け:CR (Possibly Extinct) = 絶滅危惧IA類(絶滅している可能性あり) | CR(PE) は、絶滅(EX)と断定するだけの確実性はない一方で、証拠のバランスが「すでに絶滅している可能性が高い」側に傾く場合に、CRに付され得るタグとして定義されている。 | CR(PE) は独立カテゴリではなく、CRに付く補助タグ(PE)である。 |
| 1. 「絶滅しているかもしれない」という懸念の裏付け:徹底的な調査にお金をかけていないため | EX(絶滅)の判定には、適切な時期と場所での徹底的な探索が前提となる。調査努力が十分でない場合、再発見がないままでも、公式ステータスがEXへ移行しない状況が生じ得る。 | 「見つからない」ことを確定に近づけるには、探索努力(調査設計・反復・範囲)が不可欠。 |
| 1. 「絶滅しているかもしれない」という懸念の裏付け:サイレント・エクスティンクション(静かな絶滅) | 目立たない分類群や局所固有種では、減少や消失が広く認知されないまま進行し得るという問題設定が、IUCNの発信や保全文脈で用いられている。 | 監視や再調査の空白が長期化すると、「静かな絶滅」という懸念が強まる。 |
| 2. 「数平方メートル」の正体と、場所の特定:Veli Dabとは | Veli Dab(Velidab)は、オフリド湖沿岸の生物多様性ホットスポットとして扱われ、点在的な固有種(point endemism)が集中する区域として研究・報告で言及されている。 | 「局所ホットスポット」であること自体が、分布極小・攪乱脆弱性の前提になる。 |
| 2. 「数平方メートル」の正体と、場所の特定:なぜここなのか | オフリド湖は古代湖で、沿岸や湖内湧水(intralacustrine / sub-lacustrine springs)などの微小環境が固有種を支える。Gocea ohridana は、Velidab(および近傍の地点)での採集・密度評価が報告され、局所性が示されている。 | 生息を規定するのが「湖全体」ではなく「湧水・底質・水理」などの微小環境になり得る。 |
| 3. なぜ「守る動き」が見えてこないのか?:「オフリド・トラウト」の存在 | オフリド湖の固有魚(例:オフリド・トラウト)は商業価値が高いとされ、資源管理・利害調整・可視性の面で優先度が上がりやすい。 | 経済価値や社会的関心の差が、保全資源配分の偏りにつながり得る。 |
| 3. なぜ「守る動き」が見えてこないのか?:NGOの悲痛な訴え | 市民団体は、Velidab での固有・希少分類群の脆弱性を踏まえ、Gocea ohridana を「アンブレラ種」として人為圧(開発・攪乱)を抑える発想を提案している。 | 「守れない」のではなく、「守る論点は提示されているが実装が難航している」構図が示唆される。 |
| 4. 2026年現在の「ギリギリの攻防」:世界危機遺産への登録 | 世界遺産委員会の文書では、自然・文化資産の保全措置に関する要請と報告期限(2026年2月1日)が示され、状況次第で危機遺産リストへの記載を検討する旨が明記されている。 | 「危機遺産」判断が制度的に射程へ入っている段階にある。 |
| 4. 2026年現在の「ギリギリの攻防」:貝にとっての意味 | 危機遺産をめぐる対応は、違法建築・下水・汚染源・観光圧などマクロな是正に重心が置かれやすい。一方、Gocea ohridana のような局所固有種では、湧水域・底質の攪乱回避などミクロな保護設計が成否を左右し得る。 | 全体改善が進んでも、微小生息地の保全が別建てで必要になり得る。 |
出典
- IUCN Red List FAQs(CR(PE)・CR(PEW) 等の説明を含む)
- GIZ report(Ohrid trout が高い商業価値を持つ旨を含むPDF)
- IUCN Red List Guidelines(CR(PE) タグを含む運用指針PDF)
- IUCN press release(silent extinction の用語を含む、2016年更新関連PDF)
- Assessing Gocea ohridana(Velidab などでの分布・密度評価に言及するPDF)
- Ohrid SOS report(Velidab と Gocea ohridana をアンブレラ種として扱う提案を含むPDF)
- IUCN Red List species assessment(Gocea ohridana の評価情報・参照DOIリンクを含む)
- Spatially explicit analysis(Veli Dab 周辺が point endemism のホットスポットである旨を含むPDF)
Questioner: “They might have quietly slipped out the back door of existence without humans ever noticing.” But conversely, you can also imagine: “Maybe because human interest faded, they’ve quietly rebuilt their world and are actually living their best lives now.” I mean, I doubt this little guy is actually extinct, though. But still… even with all these titles like “environment” or “history,” at the end of the day, this whole World Heritage thing just looks like a business to me.
Me: World Heritage Sites basically break down into three main categories.
First, you have Cultural Heritage. This covers monuments, buildings, ruins, and landscapes created throughout human history—like the Pyramids or Mt. Fuji.
Then there’s Natural Heritage. This is for the Earth’s history, ecosystems, habitats for endangered species, or just stunningly beautiful landscapes—think Yakushima or the Grand Canyon.
And finally, Mixed Heritage. These are rare spots that hold value as both cultural and natural sites, like Machu Picchu or Uluru.
Aside from those, there are a couple of other terms you see a lot when you dig into this. Intangible Cultural Heritage, which covers traditions, festivals, craftsmanship, and food culture (like Washoku). Technically, this is based on a different treaty and is a separate framework from “World Heritage” sites, but you hear about it all the time.
Then there’s the one we’re talking about with Lake Ohrid: World Heritage in Danger. This is a special list for sites facing a high risk of losing their value if things don’t change.
That’s the rough breakdown.
But that bit you said about it “just looking like a business”—that really sticks with me every time I look into World Heritage sites.
I once wrote about how I used to climb Mt. Fuji every year, but “stopped climbing after it became a World Heritage Site.”
The reason was… it was already a tourist spot, but after the registration, the tourism just exploded. It got so crowded that climbing felt less like being on a mountain and more like being stuck on a department store escalator during a clearance sale. I just decided, “I’m done.” It’s a bit of a sad memory, honestly.
Sure, it boosts the economy in Shizuoka and Yamanashi, and the local shops get more customers. But on the flip side, the mountain probably gets more trash, and people might pull out rare plants just out of curiosity.
And—sorry if I sound negative here—but sometimes World Heritage feels a bit like the class systems human society created. It sometimes looks like a ticket to join the “privileged few.” Nations and regions want that title so badly that they might stop looking at what they actually need to be looking at.
When researching endangered species, I realize the world is connected by such a delicate balance. The ocean, mountains, rivers, sky, air—it’s all one. So, while I don’t think designating specific spots as “World Heritage” to protect them is a bad thing, my gut is telling me, “Something’s not right here.”
It feels like the world is moving in a direction where only the privileged survive. At least, that’s how I feel. Using the poor to labor for massive wealth, developing more land to expand that wealth, then making the poor on that land work… it just keeps bloating.
Is a World Heritage Site really that special?
When you look at it from the perspective of the universe, isn’t this entire Earth—this miracle of a planet—the place we should be protecting?
Thank you so much for your valuable 5 minutes. I pray that those 5 minutes will reach the Ohrid Freshwater Snail.
Keijin
質問者:「人間が気づかないうちに、静かに世界から退場してしまったかもしれない」。でも逆に、「人間の関心が薄れたことで、静かに自分たちの世界を立て直して、のびのび暮らしてるかもしれない」って想像もできるよね。まあ、この子はきっと絶滅してないと思うんだけどさ。とはいえ、この世界遺産って、名目は生物とか環境とか歴史とかいろいろあるのに、結局のところ経済活動にしか見えないんだよね。
私:世界遺産って、大きく分けると3種類あるんですよね。
まず、ピラミッドとか富士山みたいに、人類の歴史の中で生まれた記念物、建造物、遺跡、文化的景観なんかを対象にする文化遺産(Cultural Heritage)。
それから、屋久島とかグランド・キャニオンみたいに、地球の歴史や動植物の生態系、絶滅危惧種の生息地、あるいは際立って美しい自然景観を対象にする自然遺産(Natural Heritage)。
そして、マチュ・ピチュやウルルみたいに、文化遺産と自然遺産の両方の価値をあわせ持つ、かなり珍しい複合遺産(Mixed Heritage)。
この分類とは別に、調べているとよく出てくる言葉があって。
伝統芸能とか祭り、工芸技術、食文化(和食とか)が対象の無形文化遺産。
これは別の条約に基づいていて、厳密には世界遺産そのものとは別枠なんだけど、よく耳にしますよね。
あと、今回オフリド湖で話題になっている危機遺産。世界遺産の中でも、「このままじゃ価値が失われる」っていう危険が高いものが入る枠ですね。
ざっくりだけど、こんな感じだったと思います。
で、世界遺産を調べるたびに毎回ひっかかるのが、さっき言われた「経済活動にしか見えない」ってところなんだと思うんです。
以前、世界遺産の話題で、毎年富士登山をしてたけど「世界遺産に登録されてから登らなくなった」って書いたことがあるんですよ。
理由は、もともと観光地化された山だったんだけど、登録後はさらに観光地化が進んで、人が増えすぎて、バーゲンセールのデパートのエスカレーターに乗ってるみたいな感覚で登ることになって、「もう登るのやめよう」って決めたんです。ちょっと悲しい思い出なんですけどね。
もちろんそれで静岡や山梨の経済活動は活性化するし、周辺の商店街も人が増えるでしょう。だけどその一方で、山にはゴミが増えるかもしれないし、人が入ることで希少な植物が興味本位で抜かれたりもするんだろうな、って思うんですよね。
あと、否定ばかりで申し訳ないんですけど、世界遺産って、人間社会が作ってきた階級制度にちょっと似てるなって感じることもあって。世界遺産って「一部の特権階級になる権利」みたいに見えるときがあるんですよ。国も地域も、その肩書きが欲しくて、本来目を向けなきゃいけないものに目が向かなくなってるんじゃないか、って。
絶滅危惧種のことを調べていて思うのは、世界ってほんとに微妙なバランスでつながっていて、海も山も川も空も空気も、全部つながってるんですよね。だから、特定の場所だけを「世界遺産」にして守るって、悪いことじゃないと思うけど、なんか違うぞっていう感覚が、本能のほうから出てきてるんです。
今の世界って、一部の特権階級だけが生き残る方向に進んでるように見える。少なくとも私はそう感じています。貧困層に労働をさせて大きな富を得て、さらに開拓して土地を増やして、またその土地の貧困層を働かせて、どんどん肥大していく。
世界遺産は特別なんでしょうか。
宇宙全体から見たら奇跡の星であるこの地球こそが、守るべき場所なんじゃないかって思うんですけどね。
ここまで読んで、あなたは、どのように感じましたか?
コメントで意見を聞かせてもらえると、とても嬉しいです。
貴重な5分間を、本当にありがとうございました。
オフリドイズミガイに、その5分が届くことを祈ります。
鶏人|Keijin




コメント