11年後のレッドリスト

11年後のレッドリスト|オンセンスイレン:野生は薄く、管理は濃い【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オンセンスイレン(学名:Nymphaea thermarum)の「自動販売機」みたいな話です。2014年の図鑑では、2008年に温泉まわりの環境が農地利用の影響で変わってしまい、生息地が壊れて「EW:野生絶滅」と評価されました。ところがその後、2023年に野生の個体群がもう一度見つかって、IUCNは2024年に評価を更新し、「CR:深刻な危機」へ改訂しています。だからオンセンスイレンは今も、「野生は薄く、管理は濃い」そんな状態なんだと思います。この記事は短くて、5分くらいで読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|オリンピアノゼウスカビ:評価の途中で、森が燃え始めた【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オリンピアノゼウスカビ(学名:Zeus olympius)が教えてくれた「日傘が燃え尽きた日」って話です。2014年の図鑑では、この菌は「CR:深刻な危機」相当として紹介されていました。でも、The Global Fungal Red List Initiative(IUCN/SSCの菌類評価の枠組み)を見ると、いまは “Under Assessment(評価中)” になっていて、IUCNレッドリスト上の最終カテゴリはまだ決まっていない(公表されていない)状態なんです。一方で、北マケドニアの国家レッドリストでは、2020年11月の評価で CR(基準D)。個体数は50未満、AOOは8 km²、そして主要な脅威は森林火災(気候変動)だと書かれていました。だからオリンピアノゼウスカビは今も、「評価の途中で、森が燃え始めた」そんな状態なんだと思います。この記事は短めで、5分くらいで読めます。よかったら最後まで読んでみてください。
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11年後のレッドリスト|オフリドイズミガイ:守られないまま、春を待つ【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オフリドイズミガイ(学名:Gocea ohridana)が暮らすオフリド湖が、いま「危機遺産」として扱われるほど危うい状況になっている、という話です。2014年の図鑑では、オフリド湖自体は世界遺産に登録されているのに、この貝を守るための特別な保全対策は見当たらないことから「CR:深刻な危機」とされていました。それで、現在確認できるIUCNの最新評価を見ても、状況が大きく変わった形跡はなく、評価は結局「CR:深刻な危機」のまま。だからオフリドイズミガイは今も、「守られないまま、春を待つ」みたいな状態なんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|オブライエンテンニョゲラ:見つかった森が、消えていく【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オブライエンテンニョゲラ(学名:Celeus obrieni)の「粉ジュースと水ごと買い取った」って話です。2014年の図鑑では、大豆づくりや食肉生産、パルプ用の繊維産業、インフラ開発のせいで、セラードが年々ひどく削られてきたことから、「CR:深刻な危機」だと評価されていました。ところが今のレッドリストでは、セラードの生息地は相変わらず失われたり傷んだりしていて、個体数も減っているとされているのに、ランクは「VU:危急」に下がっているんです。だからオブライエンテンニョゲラは今も、「見つかった森が、消えていく」状態なんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら、最後まで読んでいってください。
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11年後のレッドリスト|オサガメ:平均の影で、太平洋が沈む【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オサガメ(学名:Dermochelys coriacea)を守るための「構造」と「仕組み」の話です。2014年の図鑑では、漂うプラスチックを食べてしまって消化不良になることなどが、世界中のオサガメの命を脅かす要因だとされていて、評価は「CR:深刻な危機」でした。ところが最新のレッドリストでは、個体数は減少中(Decreasing)と書かれているのに、ランクは「VU:危急」へ下がっています。だからオサガメは今も、「平均の影で、太平洋が沈む」そんな状態なんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|オカピ:森は掘られ、雨は濁る【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オカピ(学名:Okapia johnstoni)が、まるで「負の回転寿司」に乗せられてしまったみたいな話です。22014年の図鑑では、ケーブルの捕縛ワナが常態化している状況でも、評価はまだ、「NT:準絶滅危惧」でした。ところが、IUCNの最新評価では、違法な金採掘(ゴールドラッシュ)の影響で生息地が分断され、「EN:危機」へと引き上げられてしまいました。だからオカピは今も、「森は掘られ、雨は濁る」そんな場所で生きているんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら、最後まで読んでいってください。
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11年後のレッドリスト|オオミミアシナガマウス:灰に救われ、灰に奪われる【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オオミミアシナガマウス(学名:Hypogeomys antimena)をきっかけに、「日本の飼料自給率は26%。でも、肥料と種子の輸入を止めたら『実質0%」の話をします。2014年の図鑑では、この種は森林伐採や農地開発、林産物を自給のために使うことなんかで、生息地がさらに失われたり傷んだりしているのが主な理由で、「EN:危機」と評価されていました。ところが最新のレッドリストでは、保護地域の中ですら森林減少が深刻になっていて、「CR:深刻な危機」になってしまいました。だからオオミミアシナガマウスは今も、「灰に救われ、灰に奪われる」そんな場所で生きているんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|オオバマホガニー:森は一つ、輪作はできない【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オオバマホガニー(学名:Swietenia macrophylla)は「輪作」できないって話です。2014年の図鑑では、この木は林業の取引の世界でいちばん重要な種になっている、という理由で「VU:危急」とされていました。ところが最新のIUCNレッドリストでは、アジア・太平洋地域を含む植林材の広がりなども背景にありつつ、評価は「EN:危機」へと上がっています。だからオオバマホガニーは今も、「森は一つ、輪作はできない」そんな状態のままなんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|オオナガレハナサンゴ:低懸念の裏で、白化は進む【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オオナガレハナサンゴ(学名:Catalaphyllia jardinei)をきっかけに、「倒産リスクの格付け」みたいな話をしています。2014年の図鑑では、このサンゴも他のサンゴと同じように、気候変動で起きる白化や海の酸性化におびやかされていることなどから、「VU:危急」って評価されていました。ところが最新のレッドリストでは、個体群の動向はDecreasing(減少)ってなっているのに、ランクは「LC:低懸念」に下がっています。だからオオナガレハナサンゴは今も、「低懸念の裏で、白化は進む」みたいな状態なんだと思うんです。この記事は短くて、5分あれば読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|オオチョウザメ:水は去り、希望は痩せる【IUCNレッドリスト比較】

今回は、オオチョウザメ(学名:Huso huso)が暮らす「カスピ海」の水位が下がっている、という話です。2014年の図鑑では、絶滅危惧種保護法の対象として扱われている一方で、評価は「EN:危機」になっていました。ところが最新のレッドリストでは、カスピ海の水位低下みたいな新しい脅威も重なって、「CR:深刻な危機」へと、さらに重いランクに上がってしまいました。だからオオチョウザメは今も、「水は去り、希望は痩せる」そんな状態なんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら最後まで読んでください。