※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
※画像はすべてAI生成(DALL·E)によるイメージであり、実際の生物写真ではありません。
こんにちは、鶏人|Keijin です。
今回は、ハダカザミア(学名:Zamia inermis)の受粉って、
もしかしたらAIドローンに置き換わるかも?──そんな話です。
そのハダカザミアなんですが、受粉の問題がまだ解決していないのか、
2014年の図鑑では「CR:深刻な危機」と書かれていました。
で、最新のレッドリストを見ても、評価は変わらず「CR:深刻な危機」のままなんですよね。
そう考えると、ハダカザミアは今も「受粉の空白に、機械の羽ばたき」状態なのだと思います。
この記事は短く、5分で読めます。
よかったら最後まで読んでください。
※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2020年版です(以降の更新は確認されていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Zamia inermis)
絶望のバグをデバッグする:ハダカザミアとAI受粉
⬇︎ハダカザミアの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | ハダカザミア |
| 英名 | Palmita(スペイン語の通称)など |
| 学名 | Zamia inermis |
| 分類 | 裸子植物・ソテツ類(ザミア科 Zamiaceae) |
| 分布 | メキシコ(ベラクルス州)固有。主にActopan周辺のごく狭い範囲 |
| 主な生育地 | 低地の乾燥した落葉性熱帯林(急斜面/痩せた火山性土壌など) |
| 大きさ | 茎(幹)は成熟しても約30cmほど、葉は約30〜100cm(栽培下で〜120cm) |
| 体重 | (植物のため該当なし) |
| 寿命 | ソテツ類は一般に長寿だが、本種の「寿命の目安」は明確に示されにくい(長期生存型) |
特徴
- 名前の由来:種小名「inermis」はラテン語で「武装していない=トゲがない」の意味である。葉柄や葉の軸にトゲがほとんど無いことに由来する。
- 見た目:ヤシのような羽状の葉をもち、全体の印象は“小さな椰子”に近い。
- 希少性:分布域が極端に狭く、野生個体群が非常に限られている。
- 保全状況:IUCNの評価ではCR(深刻な危機)として扱われる。
生態と行動
- 生育環境:標高200〜300mほどの乾いた林の斜面に生育し、土壌が薄く栄養が乏しい場所でも成立する。
- ふえ方(繁殖):ソテツ類らしく球果(コーン)を形成する雌雄異株の植物である。
- 受粉の問題:野外では受粉者(ポリネーター)の消失が疑われるほど結実が低い、と指摘されている。
- 脅威:頻繁な火災、農地化などの開発、農薬散布、土壌侵食、観賞目的の採取(盗掘・違法取引)などが複合的に作用する。
- 保全:野外が厳しいため、植物園や保全目的の栽培といった域外保全が重要になりやすい。
最終評価2020年:ハダカザミア「CR:深刻な危機」
森林火災と近隣地域のサトウキビ栽培に関連する殺虫剤の使用により花粉媒介者の甲虫の数が決定的に減り、その結果、次世代への更新が打撃を受けている。
出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
| セクション | ポイント(結論) | 詳細(数字・背景) |
|---|---|---|
| 全体像 | 2014年当時よりも状況はさらに厳しく、現在も CR(絶滅寸前) のまま | 専門家の間では 「メキシコで最も絶滅の危機に瀕しているソテツ類」 とも言われる。最新の調査報告を踏まえると、自然更新(野生で増える力)がほぼ止まりかけているのが大きい。 |
| 1. 現在の保全ステータス | IUCNレッドリストで CR(Critically Endangered) | 個体数: 野生下では 1つの個体群(3つの小さな集団) のみ確認。成熟個体数は 約300〜700個体 と推定。生息域: メキシコ・ベラクルス州の極めて限定的な地域で、 10 km² 未満 にのみ自生。 |
| 2. 花粉媒介者(甲虫)と殺虫剤の問題 | 「受粉できない」ことが、今も最大のボトルネック | 共生関係の崩壊: ハダカザミアは特定のホソクチゾウムシ科の甲虫(Pharaxonotha 属 など)に受粉を依存。しかし周辺のサトウキビ畑の 殺虫剤、農地拡大に伴う 森林火災 により甲虫が激減。 |
| 2. 花粉媒介者(甲虫)と殺虫剤の問題(続き) | 自然繁殖(種子生産)が「極めて不良」〜「ほぼ停止」状態 | 自然繁殖の停止: 野生下での自然な種子生産は「極めて不良」または「ほぼ停止」に近い状態が継続。ある調査では 3年間で実生83個 が確認されたが、 そのうち80%が枯死 と報告。 |
| 3. 新たに判明した危機:遺伝的多様性の欠如 | 近年の研究で「遺伝的に詰んでいく」リスクが見えてきた | 2017〜2023年の研究 により、ハダカザミアは メキシコ産ソテツ類の中で最も遺伝的多様性が低い ことが確認された。個体数が少ないことで 近親交配 が進み、環境変化や病気への耐性が弱まる恐れがある。 |
| 4. わずかな希望:人工的な保全活動 | 「人が介入すれば増やせる」手応えは出ている | 域外保全(生息地以外での保護) が進展。植物園や地元ナーセリーでの管理・増殖が続く。 |
| 4. わずかな希望:人工授粉 | 人工授粉だと、発芽率がほぼ100%に近い | 人工授粉の成功: 人の手で受粉させると ほぼ100%に近い確率で発芽 することが分かっている。つまり「受粉さえ成立すれば増える」可能性が示されている。 |
| 4. わずかな希望:地域との協力 | 地元コミュニティが、現場を支える活動を継続 | 地域協力: 農家・住民が「裏庭のナーセリー」で苗を育てて野生復帰を目指すプロジェクト、 違法採取の監視 などが続いている。 |
| まとめ(2014→2026)ステータス | CRのまま | 2014年ごろ: 絶滅寸前(CR) → 2026年現在: 変わらず絶滅寸前(CR) |
| まとめ(2014→2026)主な脅威 | 脅威が「増えた」というより、詰み要素が積み上がった | 2014年ごろ: 火災・殺虫剤 → 2026年現在: 左記に加えて 極端な遺伝的多様性の低下 が明確化 |
| まとめ(2014→2026)個体数・更新 | 減少傾向が止まらず、自然更新が困難 | 2014年ごろ: 減少傾向 → 2026年現在: 依然として減少傾向(自然更新が難しい) |
| まとめ(2014→2026)希望 | 技術は前進。ただし野生が自力で回る状況には戻っていない | 2014年ごろ: 生態の解明段階 → 2026年現在: 人工授粉による苗の育成技術が確立。ただし、野生が自力で子孫を残せる環境に戻すには サトウキビ栽培での薬剤管理、生息地の完全保護 が不可欠で、難しい局面が続く。 |
ハダカザミア(Zamia inermis)は現在もIUCNでCRに指定され、ベラクルス州の10km²未満に限局する単一個体群(3小集団)に約300〜700成熟個体が残るに過ぎない。受粉を担う特定甲虫の減少(殺虫剤・火災)により自然更新は著しく阻害され、実生の高い枯死率も報告される。加えて遺伝的多様性の極端な低さが近親交配リスクを増幅させる。一方、人工授粉と域外保全は一定の成果を示す。
⬇︎ハダカザミアの保護活動の種類です。必要なら開いてください。
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 生息地の保全(in situ) | 自生地(メキシコ・ベラクルス州の極めて限られた範囲)で、伐採・農地化・造成などの土地利用変化を抑え、生息林分の維持・回復を図る。 |
| 違法採取・過剰採取の抑制 | 観賞目的などの採取圧を下げるため、監視、取り締まり、流通経路の把握、合法な増殖株の利用促進を行う。 |
| 取引規制(国際規制を含む) | ソテツ類はCITES附属書で国際取引が規制されており、違法輸出入の抑止と、許可・証明に基づく管理を徹底する。 |
| 火入れ・周辺農業影響の管理 | 自生地周辺の火入れ頻度の調整や、農薬等の影響低減など、更新(実生・稚株の定着)を阻害する要因を減らす管理を進める。 |
| ex situ保全(園芸・種子保存) | 植物園・保全施設・地域苗畑などで、遺伝的多様性に配慮した系統保存と増殖(種子採取・育苗・人工授粉を含む)を行い、絶滅リスクの“保険”を確保する。 |
| 再導入・補強(必要に応じて) | 自生地が守られた前提で、ex situ由来個体を用いた個体群の補強や再導入を検討(遺伝的偏り・病害リスクの評価を含む)。 |
| 研究とモニタリング | 個体数・更新状況・結実率などを継続調査し、遺伝多様性や繁殖制限の要因を解析して、管理手法を最適化する(本種は“単一の既知個体群”“更新の弱さ”が課題)。 |
| 地域参加・教育 | 地域住民・土地所有者・学校等と連携し、保全の合意形成、違法採取抑止、苗づくり等の参加型保全(コミュニティ苗畑など)を進める。 |
最後に
これを読んでみて、どのように感じましたか?
ホソクチゾウムシ科の甲虫が畑を荒らすから、殺虫剤をまく。
でもそうすると、ハダカザミアの受粉を手伝ってくれる生き物が激減してしまう。
結果として、ハダカザミアが絶滅の危機に追い込まれてる……ってことなんだろうけど。
ただね、文章の中に「人の手で受粉させると、ほぼ100%に近い確率で発芽する」って書いてあったのが、すごく気になって。
そこに、めちゃくちゃ希望を感じちゃったんですよ。
これって、いま色んな分野で開発されてるAIとか、ドローンとかを使えば、なんとかなっちゃったりしない?
それ、ワクワクするやつですね。
調べます。
| 視点 / セクション | 要点(結論) | 詳細(深掘りメモ) |
|---|---|---|
| 出発点(バグ→デバッグ) | 「殺虫剤で媒介者がいなくなる」という、人間が生んだ絶望的なバグを、人間のテクノロジーでデバッグする発想は、もはや空想ではない。 | 農業領域ではAI×ロボット/ドローンによる受粉が、研究・実験から現場導入へ移りつつある。受粉不足を補う現実的な手段として扱われ始めている。 |
| 1. 2026年現在の最新状況(総論) | AI搭載の自律型システムが、受粉を「選別→実行」まで自動化しつつある段階である。 | 主流になりつつあるのは、AIで受粉すべき対象を見分け、非接触の刺激(風圧・空気パルス等)で受粉を助ける方向性である。 |
| 1) トマト(温室) | 温室では、AIが受粉対象を識別し、空気パルス等でバズ受粉の代替を行う仕組みが商用化されつつある。 | 例として、カメラとAIで花を認識し、空気パルスを当てて受粉を促す方式が説明されている。これは自律飛行ドローンというより、自律走行ロボットが中心である。 |
| 1) トウモロコシ(大規模圃場) | 大規模圃場では、自律型の地上システムが花粉散布の最適化を狙う流れがある。 | 重要なのは「タイミング」「場所」「量」を外さずに花粉を届ける精密化である。これにより収量向上を目指す。 |
| 1) ナノ/マイクロ機(毛+ゲル) | 花を撫でるように花粉を運ぶマイクロドローン研究も進んでいる。 | 例として、馬の毛と粘着性ゲルで花粉を付着・運搬するコンセプト実証の研究が報じられている。現段階では万能技術というより発想と原理の提示に近い。 |
| 2. ハダカザミアに効く理由(総論) | ソテツ類は狙うべき構造が明確であり、AI×ドローン/ロボとの相性が良い可能性がある。 | 小さな花を一点ずつ狙うより、ターゲットが大きく明確な方がミッション設計が単純になりやすい。 |
| 2) 「熱」で検知できる可能性 | 受粉期に発熱する性質があるなら、赤外線で受粉タイミングを検知できる可能性がある。 | ソテツの仲間では、球果の発熱と昆虫の行動が結びつく研究がある。熱は「今その時」の目印になり得る。 |
| 2) 形状が明確 | コーンは大きく形状がはっきりしており、画像認識による識別と接近が比較的容易である。 | 小花を多数相手にするより、構造物としての目標物を狙える方がAIと制御の実装は現実的になりやすい。 |
| 2) 「手でやれば成功する」=裏付け | 人工授粉で高成功率が出るなら、花粉を物理的に届けるミッションをクリアすれば存続の道がある。 | 生物学的に詰んでいるのではなく、媒介者消失という物理・運用上のボトルネックが支配しているなら、テクノロジー介入の余地は大きい。 |
| 3. “WildDrone”発想(保全×ドローン) | 農業だけでなく保全領域でも、AIドローンを前提にした運用の潮流が強まっている。 | WildDroneは主に自然保全ミッション(モニタリング等)の文脈で語られるが、ここで重要なのは「保全を現場運用として回すためにAIドローンが組み込まれていく」という方向性である。 |
| 3) 域外保全→域内復元 | 植物園で守る域外保全だけでなく、野生地での介入(受粉支援)へ広がる可能性がある。 | ドローンは立ち入り困難地での探索・記録・採取支援でも成果がある。そこから一歩進めて「域内で環をつなぎ直す」発想が出てくる。 |
| 3) 遺伝的多様性の“台帳管理” | 受粉のルートをデータ化できれば、近親交配を避ける設計が可能になる。 | 介入するなら介入の質も上げるべきである。受粉ログ(台帳)と遺伝データを紐づけ、最適マッチングを回す未来像は想定できる。ただし現時点では設計論の比重が強い。 |
| 考察:壊れた環をつなぎ直す | 二者択一の対立構造に、第3のプレーヤーが介入することで新しい絵が描ける。 | ①人間は農業を回す(必要悪としての殺虫剤)/②その代償としてAIドローンが消えた甲虫の役割を補う/③絶滅を免れ、生態系が保たれる、という構図である。 |
やっぱり研究されてるんだね。
それに、この種とAIドローンって相性がすごく良さそうだし、2026年に入ってこういう研究がかなり進んできてるって分かったのが、正直めちゃくちゃ嬉しいです。
でもさ……この生態系を壊したのって、結局は人間なんだよね。そこがちょっと、「またマッチポンプだ」って悲しくなる。
だけど、こんな繰り返しの中で、人類は過ちを正していくしかないのかもね。
うん。今後、農業の世界は人手不足がもっと深刻になる気がしてる。
私が暮らしてる雪国の田舎でも、年々、荒れた土地や畑、田んぼが目立つようになってきたからね。この先、なんでもかんでも自動化だAIだってなるのも、正直どうなんだろう……って不安はある。でも、現実に起きている問題をちゃんと直視すると、AIは電気をたくさん使うかもしれないけど、人類が招いた危機を、何らかの形で解決できる可能性もあるって、私は感じてる。
それで、ひとつだけ気になってることがあるんです。
労働や仕事をAIやAGIに任せるのはアリだし、正直、やってもらわないと厳しい場面も増えると思う。だって、このブログのタイトルの『11年後……』みたいに、11年後の2036年には、気候変動も温暖化ももっと進むって想像できるから。
ただね、「思考」だけはAIに丸投げしないでいたい。
出典:The Impact of Generative AI on Critical Thinking
私たちが描きたい未来の絵を、AIに協力してもらいながら一緒に描いていけたら、すごく素敵な絵が完成するんじゃないかって。
なんとなくだけど、勝手にそんなイメージが湧いたんです。
ここまで読んで、『あなた』は、どのように感じましたか?
コメントで意見を聞かせてくれると、とても嬉しいです。
あなたの貴重な5分間を、本当にありがとうございました。
ハダカザミアに、あなたの5分が届くことを祈ります。
鶏人|Keijin




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