2025-06

11年後のレッドリスト

11年後のレッドリスト|ウィンザーノゾウノアシ:守るために、売られていく【IUCNレッドリスト比較】

今回は、ウィンザーノゾウノアシ(学名:Pachypodium windsorii)が教えてくれた、「売れるほど危ない」という話です。2014年の図鑑では、この植物は森林の伐採や火災の影響が大きいことから、「EN(相当):危機(レベル)」と評価されていました。そして最新のレッドリストを見ても、個体群は減少中で、成熟個体は約1,000と推定されているのに、評価は正式に「EN:危機」のままでした。だからウィンザーノゾウノアシは今も、「守るために、売られていく」状態なんだと思います。この記事は短くて、5分くらいで読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|インドハゲワシ:禁止されたはずの薬が、別名で生き残る【IUCNレッドリスト比較】

今回は、インドハゲワシ(学名:Gyps indicus)が、「ジクロフェナクは盗難車の塗り替え」みたいな状況で、今も困っているって話です。2014年の図鑑では、抗炎症薬のジクロフェナクを投与されたことがある家畜の死骸を食べると、腎不全を起こしてしまうことから、「CR:深刻な危機」と評価されていました。そして最新のレッドリストでも、代替薬のアセクロフェナクが問題になっています。これ、投与した時点では別の薬に見えるんだけど、牛の体の中で代謝が進むと、ジクロフェナクに変化してしまうことが確認されてるんです。だから評価は「CR:深刻な危機」のままでした。つまりインドハゲワシは今も、「禁止されたはずの薬が、別名で生き残る」状態の中で生きているんだと思います。この記事は短く、5分で読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|インディアナホオヒゲコウモリ:人が退いた夜、真菌が迫る【IUCNレッドリスト比較】

今回は、インディアナホオヒゲコウモリ(学名:Myotis sodalis)が教えてくれた「真菌」の話です。2014年の図鑑では、このコウモリが減ってしまった大きな理由は、人が冬眠場所に入り込んでしまうことだとされていて、評価は「EN:危機」でした。でも最新のレッドリストを見ると、冬眠洞窟への立ち入りを減らしたり、入口をきちんと管理したりする対策が進んだおかげで、「NT:準絶滅危惧」までランクが下がったんです。だからインディアナホオヒゲコウモリは今、「人が退いた夜、真菌が迫る」そんな状態なんだと思います。この記事は短くて、5分で読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|イリナキウサギ:登らされ続けて、空だけが近い【IUCNレッドリスト比較】

今回は、イリナキウサギ(学名:Ochotona iliensis)が、もしかしたら「絶滅へのエレベーター」に乗ってしまってるかもしれない…そんな話です。2014年の図鑑では、気候変動と放牧圧の増大が、この種にマイナスの影響を与えたと考えられていて、評価は「EN:危機」でした。そして最新のIUCNレッドリストでも、気候変動などの影響が変わっていないことから、評価は「EN:危機」のままになっています。だからイリナキウサギは今も、「登らされ続けて、空だけが近い」…そんな状態なのだと思います。この記事は短くて、5分くらいで読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|イボサボテン:誰でも買えるのに、誰も守れない【IUCNレッドリスト比較】

今回は、イボサボテン(学名:Mammillaria herrerae)のことを、「地球が描いた絵画」みたいだなって思った話です。2014年の図鑑では、このサボテンは過去20年のうちに95パーセントが消えたと推定されていて、「CR:深刻な危機」と評価されていました。しかも、2009年から評価が更新されていないので、今もそのまま「CR:深刻な危機」のままなんです。だからイボサボテンは今も、「誰でも買えるのに、誰も守れない」状態なんじゃないかなって思います。この記事は短くて、5分くらいで読めます。よかったら最後まで読んでいってください。
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11年後のレッドリスト|イピロスヒナバッタ:切られたリンゴで、数だけ増えた【IUCNレッドリスト比較】

今回は、イピロスヒナバッタ(学名:Chorthippus lacustris)が、もしかしたら「切り分けられたリンゴ」みたいになってるかもしれない…そんな話です。2014年の図鑑では、このバッタは、過去50年のあいだに湿地の排水で生息地の85〜99%を失ったと推定されていて、「CR:深刻な危機」とされていました。ところが最新のレッドリストでは、今も減少中(Decreasing)なのに、生息地が広い範囲で見つかったらしくて、評価は「EN:危機」に下がってしまったんです。だからイピロスヒナバッタは今も、「切られたリンゴで、数だけ増えた」みたいな状態なんじゃないかな、と思っています。この記事は短めで、5分くらいで読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|イナグアハンニチバナ:焼け跡のままで、逃げ場がない【IUCNレッドリスト比較】

今回は、イナグアハンニチバナ(学名:Helianthemum inaguae)が、「30-30-30」に巻き込まれた…そんな話です。2014年の図鑑には、2007年7月の大火で森が広い範囲で消えて、そこにいた植物もほとんど焼けてしまったことなどから、「CR:深刻な危機」って書かれていました。で、最新のIUCNレッドリストを探してみたんだけど、なぜか登録が見当たらなかったんですよね。でも調べ直したら、スペイン維管束植物レッドリストにはちゃんと載っていて、評価は今も変わらず「CR:深刻な危機」のままでした。どうやらこれ、国内や地域の評価がそのまま世界版IUCNに反映される仕組みじゃないから…みたいなんです。だからイナグアハンニチバナは今も、「焼け跡のままで、逃げ場がない」そんな状態なんだと思います。この記事は短くて、5分くらいで読めます。よかったら最後まで読んでください。
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11年後のレッドリスト|イトマキエイ:広がったのに、逃げ場はなかった【IUCNレッドリスト比較】

今回は、イトマキエイ(学名:Mobula mobular)の「商売が先、科学が後」という少し切ない話です。2014年の図鑑では、混獲が多いことと、繁殖力が低いことが心配されていて、評価は「EN:危機」でした。ところが最新のレッドリストでは、鰓板(gill plates)の国際取引が大きな脅威として見られるようになって、「CR:深刻な危機」へとランクが上がっています。だからイトマキエイは今も、「広がったのに、逃げ場はなかった」そんな状態なんだと思います。
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11年後のレッドリスト|イタヤラ:救われたようで、沈んでる【IUCNレッドリスト比較】

今回は、イタヤラ(学名:Epinephelus itajara)の「生きた価値」か「死んだ価値」か、そんな話です。2014年の図鑑では、イタヤラは商業の漁でも釣りの遊びでも狙われ続けて、数が減ってしまって「CR:深刻な危機」と評価されていました。ところが最新のレッドリストを見ると、場所によっては回復が見えてきたこともあって「VU:危急」に変わっています。でもね、そこで終わりじゃなくて、個体数の傾向は Decreasing(減少)なんです。この感じを見ると、イタヤラは今もまだ、「救われたようで、沈んでる」…そんな状態なんだと思います。
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11年後のレッドリスト|イタティアイアコウチガエル:消えたかもしれない、糸の先【IUCNレッドリスト比較】

今回は、イタティアイアコウチガエル(学名:Holoaden bradei)を「一本の毛」にたとえた話です。2014年の図鑑では、すでに絶滅してる可能性もあるって書かれていて、評価は「CR:深刻な危機」でした。で、最新のIUCNレッドリストを見ても、その後に生存が確認された記録はなくて、成熟個体数は0〜49。分布図にもPossibly Extinct(絶滅した可能性あり)の注記がついていて、結局いまも「CR:深刻な危機」のままなんですよね。だから、このカエルはいまもう、「消えたかもしれない、糸の先」みたいな状態なんだと思います。