※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
※画像はすべてAI生成(DALL·E)によるイメージであり、実際の生物写真ではありません。
こんにちは、鶏人|Keijin です。
今回は、バラノドズキンフウキンチョウ(学名:Nemosia rourei)を「守るための選択」についての話です。
2014年の図鑑では、生き残っているのはせいぜい50羽に満たないとされていて、
評価は「CR:深刻な危機」。
そして今も、新しい個体群が見つかったという報告はなく、
最新のレッドリストでも評価は「CR:深刻な危機」のままでした。
だからこの鳥は今も、「息をひそめた、最後の森」みたいな状態なんだと思います。
この記事は短く、5分で読めます。
よかったら最後まで読んでください。
※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2018評価(2018年公開)です(以降の更新は確認されていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Nemosia rourei)
認証マークで変えられる|コーヒーと紙製品から始める「森を守る選択」
⬇︎バラノドズキンフウキンチョウの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | バラノドズキンフウキンチョウ |
| 英名 | Cherry-throated Tanager |
| 学名 | Nemosia rourei |
| 分類 | 鳥類・スズメ目(タナガ科の一種として扱われることが多い) |
| 分布 | ブラジル南東部(大西洋岸森林=アトランティック・フォレスト)のごく限られた地域に固有である |
| 主な生息地 | 湿潤な森林(とくに残存する成熟林・森林片)に依存するとされる |
| 体長 | 約14cm前後とされる(資料により差がある) 出典:Zoo Basel |
| 体重 | まとまった公開データは少なく、目安が示されにくい |
| 寿命 | 野生での確かな目安は示されにくい(小型の森林性小鳥としては複数年生存と考えられるが不確実である) 出典:Cambridge University Press & Assessment |
特徴
- 名前の由来:英名の“Cherry-throated”は、喉(のど)付近に赤い(さくらんぼ色の)羽色が出る特徴に由来する。和名の「バラノドズキン」も同じイメージに近い。
- 見た目:森林の樹上で目立ちにくいが、喉の赤色が識別点になり得る種である。
- 希少性:分布域が極端に狭く、確認例が限られる“超・局地固有種”である。
出典:Cambridge University Press & Assessment - 保全状況:IUCNでも「CR(深刻な危機)」として扱われる、極めて危機的な鳥である。
出典:inaturalist.org
生態と行動
- 暮らし方:主に森林の樹上(林冠・亜林冠)で活動するとされ、森林の“質”に強く左右されるタイプである。
- 食性:小型の果実や昆虫などを利用するとされるが、詳細はまだ不足が多い。
- 脅威:森林伐採・開発による生息地の消失と分断が最大級の問題であり、個体数が増えにくい状況を固定化している。
- 研究・保全:近年は繁殖生態などの基礎情報の研究も進められているが、「分布が狭い」「個体が少ない」という条件そのものが、保全を難しくしている種である。
出典:Cambridge University Press & Assessment
最終評価2018年:バラノドズキンフウキンチョウ「CR:深刻な危機」
今日ではバラノドズキンフウキンチョウは海抜850メートル以上の孤立した森林地帯に生存しているが、残りわずかのその生息地は、農地や都市の侵入、木材搬出といったさらなる脅威にさらされている。せいぜい50羽に満たない個体が生存するだけなので、大々的な保全策が強く求められている。
出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
| 区分 | 要点 | 詳細 |
|---|---|---|
| 結論(現状) | 2026年現在も CR(絶滅危惧IA類)=最も高い絶滅リスクのまま | この鳥は今もなお「絶滅の最も高いリスク」にあり、生存状況は極めて深刻。評価上も“危機の最上段”に置かれたままで、改善が確認できる段階にはない。 |
| 現在の個体数 | 「50羽未満」級の危機が続いている | 2014年の図鑑で「50羽に満たない」とされていた状況は、決定的に好転していない。世界的に見ても“最希少クラス”である点は変わらず、極めて小さな個体群で踏みとどまっている。 |
| 推計個体数(幅) | 成鳥は 30羽〜250羽の範囲で推定 | IUCNや専門家の評価として、野生下の成鳥数は30〜250羽程度と見積もられている。推計幅が大きいのは、観察の難しさ・生息地の狭さ・個体数の少なさが重なるため。 |
| 「50羽」という数字の背景 | 特定の場所で確認できた数が極端に少なかった | 「50羽以下」という数字は、過去に特定の生息地(例:カエテス保護区など)で確認された個体数が非常に少なく、そのインパクトが強調されてきたため。全体推計が幅をもっていても、局所的には“50羽未満の群れ”しか成り立たない可能性が高い。 |
| 近年の発見状況 | 生息地が劇的に増えた報告はない | 2020年代に入っても「新たな大規模生息地が見つかった」「個体数が桁違いに多かった」といった朗報は出ていない。希少性の位置づけは変わらず、“世界で最も希少な鳥の一つ”のまま。 |
| 分布・固有性 | ブラジル固有、生息域は極端に限定 | ブラジルのエスピリトサント州、標高850〜1,100m付近の「アトランティック・フォレスト(大西洋岸森林)」のごく限られたエリアに依存している。 |
| 生息地の課題① | 森林の断片化で移動・繁殖が難しい | 農地(コーヒー農園や牧草地など)によって森林が分断され、森と森の行き来が阻害される。結果として、個体が分散できず、繁殖相手に出会いにくくなり、局所絶滅のリスクが上がる。 |
| 生息地の課題② | 気候変動で「逃げ場」が消える懸念 | 標高の高い森林に依存しているため、温暖化で適温帯が山頂方向へ押し上げられると、生息可能域がさらに狭まり、最終的に“山頂で行き止まり”になるリスクがある。 |
| 個体群の脆弱性 | 近親交配・遺伝的多様性の低下 | 個体数が少なすぎることで遺伝的多様性が失われやすい。病気や環境変化が起きたときに“一気に崩れる”危険が高まり、回復力が削られる。 |
| 保全の変化(2014→) | 組織的な活動は強化されている | 状況は厳しいままだが、2014年当時よりも、保護区化・モニタリング・地域連携など“人為的に守る仕組み”は強まっている。 |
| 保全策① | 保護区の設立・買い取り(RPPN等) | ブラジルのNGO「SAVE Brasil」(BirdLifeパートナー)などが中心となり、主要生息地を私有自然遺産保護区(RPPN)として買い取り、保護を徹底する動きが進められている。 |
| 保全策② | エコツーリズムで地域に利益を戻す | 「幻の鳥」としての価値をバードウォッチング観光に活かし、観光収入を地域へ還元し、森林保全の動機を作る試みが続いている。 |
| 保全策③ | 監視(モニタリング)の継続 | 定期調査を継続し、個体群の推移を監視。状況が悪化した兆候が出れば早期に手を打てるよう、見守りが続けられている。 |
| まとめ(本質) | 「安泰」ではなく、「かろうじて維持」 | 2026年現在も、少数個体群が“人の手による保護”で、なんとか絶滅を免れている状況。2014年から12年が経っても、「1羽の生存が種の存続を左右する」という極限状態が続いている。 |
バラノドズキンフウキンチョウは現在もIUCNでCRに位置づけられ、成鳥数は概ね30〜250羽と推定されるが、局所個体群では50羽未満となる可能性が高い。生息域はブラジル・エスピリトサント州の大西洋岸森林の限られた高標高域に制約され、森林断片化、気候変動、遺伝的多様性低下が存続を脅かす。RPPN化、モニタリング、エコツーリズム等の保全は強化されているが、回復はなお不十分である。
⬇︎バラノドズキンフウキンチョウの保護活動の種類です。必要なら開いてください。
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 生息地(森林)の保護 | 個体群が依存する老齢林・雲霧林の残存パッチを優先的に保全し、土地転用(開発・農地化など)を抑制する。保護区内外で生息に必要な森林の質(大径木・林冠構造など)を維持する。 出典:American Bird Conservancy |
| 保護区の設定・拡大 | 主要生息地であるカエテス地域で保護区(Kaetés Reserve)の造成・拡大を進め、保護面積を拡張して生息地の連続性を確保する。 出典:American Bird Conservancy |
| 繁殖地(巣)の保護 | 繁殖期に巣を探索・継続監視し、足場(仮設構造物)を設置して巣の状態を観察・記録することで、繁殖成功率の把握と攪乱リスク低減につなげる。 |
| 研究とモニタリング | 既知個体群で定期的な個体数・行動モニタリング(週複数回)を実施し、標識(バンディング)や遺伝サンプル採取などで基礎生態・生活史データを蓄積する。 |
| 分布探索(新規個体群の発見) | 自動録音機(例:AudioMoth)などの手法を用いて周辺地域を探索し、未発見の群れ・生息地の特定を目指す。 |
| 環境教育・普及啓発 | 学校や地域向けの教育プログラム(教師研修、授業展開、講演、展示)を通じて、地域の理解と保全意識を高める。 |
| 政策・地域ガバナンスへの参画 | 環境・保全に関する評議会等への参画を通じて、地域の意思決定や政策に保全の観点を反映させる。 |
| 国際連携・資金調達 | 現地団体を中心に、国際NGO等(例:ABC、Rainforest Trust、World Land Trustなど)と連携して資金・技術支援を確保し、保護区整備や調査を継続する。 出典:American Bird Conservancy |
最後に
読んでみて、どのように感じましたか?
私たちが飲むコーヒー豆を育てるために森林が壊されて、さらに化石燃料を燃やし続けた結果の気候変動で、高地からもっと高い場所へ移動しなきゃいけなくなった。
でも、そこまでついて来られる仲間は少なくて、多様性が失われて、数も減っていった――ってことだよね。
ほんと、こんなこと言っちゃいけないと思うんだけど……明日にでも、気候変動による気温や湿度の変化で絶滅しちゃってもおかしくないくらい、ギリギリの状態に見える。
これ、回避するために、私たちにできることって何かあるかな。なんか、申し訳なくなる。
その気持ち、わかります。私も「少しでも何かできないかな」って思いました。
だから、日本からできることは限られるかもしれないけど、寄付みたいな直接的な方法だけじゃなくて、まずは日常の中でできる、ちょっとした習慣――たとえば商品の選び方みたいなところを調べてみたいと思います。
| 区分 | 要点 | 詳細(日本のスーパー・通販での実践) |
|---|---|---|
| 買い物術のねらい | 「森を壊さない/残った森を守る」選び方に寄せる | ブラジルのアトランティック・フォレスト(大西洋岸森林)は農地化などで減ってきたため、日々の買い物で“森を守る生産”を後押しする商品を選ぶ、という発想。 |
| 1. コーヒー選び | コーヒーは「認証マーク」で差が出る | コーヒーは生産方法によって森の残り方が変わり得るので、まずはパッケージの認証マークを探すのが現実的。 |
| 1-1. バードフレンドリー®認証(最推し) | 鳥の生息地(森)そのものを守る方向に最も寄せやすい | スミソニアン渡り鳥センター(Smithsonian Migratory Bird Center)の「Bird Friendly®」は、有機(オーガニック)であることを前提に、さらにシェードグロウン(木陰栽培)など“鳥のすみかになる生息環境”の基準を満たすことを求める。 出典:ナショナルズー |
| 1-1. なぜ良いのか | コーヒーの上に木を残す=鳥の居場所が残る | 木陰をつくる高木や多様な樹木が残る形になりやすく、鳥が休める・餌がある環境を維持しやすい、という考え方。 出典:ナショナルズー |
| 1-1. どこで買える?(日本) | 日本でも入手ルートがある | 例:カルディのオンラインストアで「バードフレンドリー®」の特集・商品がある。 出典:カルディコーヒーファーム公式サイト /小川珈琲でも「バードフレンドリー®認証」商品の展開がある。 出典:ogawa coffee /通販なら商品名検索で「Bird Friendly / バードフレンドリー」で探す、というやり方も可能。 |
| 1-2. レインフォレスト・アライアンス認証(カエルのマーク) | 棚で見つけやすい現実的な選択肢 | カエルのマーク(Rainforest Allianceのシール)は、森林や生物多様性、農家の暮らし、人権などに配慮した生産・調達を後押しする仕組みとして説明されている。 出典:Rainforest Alliance |
| 1-2. なぜ良いのか | 「無制限な森林破壊をしない」方向へ圧をかけられる | 認証の枠組みは、持続可能性(環境・社会・経済)を条件にした調達を促すため、結果として“闇雲に切り開く”形を避けるインセンティブになり得る、という位置づけ。 出典:Rainforest Alliance |
| 1-2. どこで買える?(日本の例) | コンビニでも選べる場合がある | 例:ローソンのMACHI caféは、レインフォレスト・アライアンス認証のコーヒー豆を使用している旨を公表している(※一部対象外のブレンドあり)。 出典:ローソン |
| 2. 通販(Amazon等)での賢い選び方 | 検索キーワードを足すだけで“寄せられる” | 通販で探すとき、商品名検索にキーワードを足すだけで、環境配慮の選択肢に寄せやすい。 |
| 2-1. 「FSC認証」 | 紙・木材由来の製品で“森由来”を意識できる | ノート、ティッシュ、割り箸、家具、梱包材などで「FSC」表記を探す。FSCラベルは、責任ある森林管理のもとで調達された材料であることを示す趣旨で説明されている。 出典:fsc.org |
| 2-2. 「サステナブル」「カーボンニュートラル」 | 気候変動を抑える視点で“選び方”を作れる | 企業や商品が、排出削減・相殺(オフセット)などの取り組みを掲げている場合があるので、同カテゴリで迷ったら“その表記がある方”を優先する、というルールにする。※表示の中身は会社ごとに差があるので、できれば公式説明も一行だけ確認すると強い。 |
| 3. 覚えておきたい「3つの認証マーク」 | 棚の前で迷ったら、この3つを探す | とりあえず「見つけたら手に取る」用の指標として覚えておく。 |
| 3-1. バードフレンドリー® | 鳥の生息地(森)+有機に強く寄る | 有機+シェードグロウン等の生息地基準を重ねる設計で説明されている。 出典:ナショナルズー |
| 3-2. レインフォレスト・アライアンス(カエル) | 森林保全・農家の暮らし・人権などを包括 | 認証の説明として、森林やより良い生計、人権、環境配慮、気候レジリエンス等が挙げられている。 出典:Rainforest Alliance |
| 3-3. 国際フェアトレード | 農家の適正な収入を支え、無理な開発圧を下げる発想 | フェアトレードは最低価格(セーフティネット)やプレミアム(上乗せ資金)を通じて生産者組織の収入安定・投資を支える仕組みとして説明されている。 出典:フェアトレードネット |
探すとけっこうあるんですね。
正直、私はコーヒーをほとんど飲まないので、コーヒー豆の選択は飲む人に任せるとして……私は、できる限りビニールゴミを出さない方向で生活習慣を変えていこうかなって思いました。
それに、こうやって普段の会話の中で「なんで安いんだろう?」って疑問、というか“ちょっと疑って見る目”を持って商品を手に取るのって大事だなって。
私自身そんなに高い商品ばかり選べる生活じゃないけど、その中でも選べるものを選んで、できる限りビニールゴミを減らして、遠い国の鳥さんを守りたいなって思うよ。
うん。「できることからコツコツ」じゃないと続かないし、「それを買わない人が悪い」みたいな空気になるのも怖いですよね。
だから、ゆっくりでいいから確実に、「こっちを選んだほうが結局は自分も得する」ってことに、みんなが気づいていくのが大事なんだと思う。
だって森が減れば気候変動はもっとひどくなって、夏の電気代も上がって、冷やすためにさらにエネルギーを使う……って負のサイクルになる。だったらどっち選ぶ?って話なんですよ。
それで、ビニールゴミの話が出たから、私の経験をひとつ。
昔、都会から雪国の田舎に移って、家にいる時間が増えた時期があってね。お金もなかったから、近所の人のご厚意で畑を借りて自給自足みたいなことを始めたんです。
そしたら不思議なことに、最初はコンビニやスーパー頼りでビニールゴミが山ほど出てたのに、野菜を収穫して、鶏も飼い始めたら、生ゴミは鶏が食べてくれて、半年後にはビニールゴミがほとんど出なくなった。
そのとき思ったんですよ。「ゴミを見ると、環境が見える」って。
結局、私たちは便利さのために「時間を買ってる」。その副作用として、ゴミが増える。
だから現代社会って、なんというか……
「みんなで仲よくタイムマシンに乗って進んでて、出たゴミを地球にポイ捨てしてる」みたいな感じがするんですよね。
で、そのタイムマシンが高速すぎるからこそ、今できる範囲で、みんなで“少しマシな選択”を積み重ねるしかない。私は、そう思ってます。
ここまで読んで、『あなた』は、どのように感じましたか?
コメントで意見を聞かせてくれると、とても嬉しいです。
あなたの貴重な5分間を、本当にありがとうございました。
バラノドズキンフウキンチョウに、あなたの5分が届くことを祈ります。
鶏人|Keijin




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