こんにちは、鶏人|Keijin です。
私は長いあいだ、環境問題や世界の課題は「自分とは遠い場所の話」だと思っていました。
けれど絶滅危惧種を調べる中で、どの命の背後にも人間の暮らしや経済が深く結びついていることに気づいたのです。
だからこそ掲げたいのが、「ONE EARTH|ひとつの地球」という合言葉。
地球は人間のものだけではなく、すべての命が分け合って生きるひとつの場所です。
その想いを形にしたのが、『どの命一つ取り残さない17の約束』 “Leave No Life Behind”です。
わたしたちがこの小さな約束を積み重ねることで、未来の地球を少しでも澄んだ形で次の世代へと渡したいのです。
わたしたちにできる、17の小さな行動指針
この17の約束は、地球と命のつながりを見つめ直すための新しい視点です。
それぞれの約束が、暮らしの中での具体的な行動につながっていくことを願っています。

基本の意味
この目標は、人間だけでなく、動物や植物を含むすべての生命が飢えることなく生きられる環境を守ることを掲げています。
飢餓は人間社会の問題にとどまらず、森林伐採や乱獲、農薬や気候変動によって多くの野生動物や昆虫も食べ物を失っています。
「命を飢えさせない」は、生態系全体を視野に入れ、食物連鎖を壊さないことを意味しています。
世界の現状
- 世界では今も 約9億人 が十分な食事を得られずに苦しんでいます。
- 同時に、熱帯雨林の伐採で果実を食べる動物が餌を失い、海の乱獲で魚を食べる鳥やイルカも減少しています。
- 気候変動によって花の開花時期がずれ、花の蜜に依存する昆虫や鳥も影響を受けています。
飢餓がもたらす連鎖
飢餓は「食べられない」という事実だけにとどまりません。
- 餌が消えると繁殖できず、次世代が育たない
- 栄養不足で病気や死が増える
- 捕食者も獲物を失い、生態系全体が崩壊する
- 人間社会でも争いや移住、社会不安を引き起こす
こうして “飢餓の連鎖” が広がります。
ONE EARTHが掲げるターゲット
命を飢えさせないために、次のような行動を目標とします。
- 野生動物が食べ物を得られる森・海・草原を守る
- 農薬や乱獲による食物連鎖の分断を減らす
- 人と動物が食料を分け合う地域の取り組みを増やす
- 農業と自然保護を両立する仕組みを支援する
- 気候変動に強い、多様な餌がある生態系を守る
わたしたちにできること
- 持続可能な漁業・農業から生まれた食品を選ぶ
- 地元の自然保護活動や野鳥への餌やりに参加する
- 食品ロスを減らし、自然への負荷を小さくする
- 自分の食卓と野生動物の飢餓がつながっていると意識する
まとめ
「命を飢えさせない」は、ONE EARTHの第一歩です。
人間の食卓と森や海の命は一本の線でつながっています。
その線を守ることが、すべての命を未来へつなぐ基盤になるのです。

基本の意味
この目標は、清らかな水をすべての生命の源として守り取り戻すことを掲げています。
水は人間だけでなく、動物・植物・微生物にとっても生きる基盤です。
しかし、工業排水や農薬、プラスチックごみ、気候変動による干ばつや洪水などが水を濁し、命を脅かしています。
「水を澄ませる」は、流れる水・たまる水・地下に眠る水まで含め、すべての命が安心して使える状態を目指します。
世界の現状
- 世界で約 20億人 が安全な飲み水にアクセスできていません。
- 農業による農薬・化学肥料の流出は川や湖を汚し、藻の異常繁殖や魚の大量死を招いています。
- プラスチックごみは粉々になり、マイクロプラスチックとして海や淡水に広がり、魚や鳥の体内に取り込まれています。
- 気候変動により、干ばつと洪水が頻発し、水の分配がさらに不安定になっています。
水が失われることで起きること
- 人や動物が病気にかかりやすくなる
- 農作物が育たず、食料不足を引き起こす
- 川や湖の生態系が崩壊する
- 水をめぐる争いが増え、地域紛争につながる
ONE EARTHが掲げるターゲット
水を澄ませるために、次のような取り組みを掲げます。
- 汚染を減らし、川・湖・地下水を清らかに保つ
- プラスチックや有害廃棄物を水に流さない社会をつくる
- 森林や湿地を守り、水の自然な循環を回復させる
- 干ばつや洪水に強い地域づくりを進める
- 水を分かち合い、すべての命が使えるようにする
わたしたちにできること
- プラスチックごみを減らし、正しく分別する
- 洗剤や化学薬品の使いすぎを避ける
- 節水を心がけ、水を大切に使う
- 川や海の清掃活動に参加する
- 水に関する問題を学び、周りに伝える
まとめ
「水を澄ませる」は、ONE EARTHにおける命の循環の基盤です。
清らかな水があって初めて、食べ物が育ち、動物も人も生きていけます。
水を守ることは、すべての命を未来へつなぐ最も大切な約束なのです。

基本の意味
この目標は、森や海、川、草原など、あらゆる命の住処(ハビタット)を守り続けることを掲げています。
動物も植物も、人間も、すべては「住む場所」があって初めて生きられます。
ところが、人間の開発や乱獲、気候変動によって、自然の住処は急速に失われつつあります。
「住処を失わせない」は、命の多様性を支える土台そのものを守る約束です。
世界の現状
- 世界の森林は毎年 1000万ヘクタール以上 失われています(これは日本の国土の約1/4に相当)。
- サンゴ礁はすでに半分近くが失われ、さらに温暖化と酸性化によって壊滅的な危機に直面しています。
- 河川や湿地の開発により、魚類や両生類がすむ場所が減少し、多くの種が絶滅の危機にあります。
- 都市化や農地拡大により、草原や野生動物の回廊も細分化され、移動や繁殖が困難になっています。
住処が失われることで起きること
- 動物や植物が絶滅し、生態系が崩壊する
- 水源や土壌が失われ、人間の生活にも影響が及ぶ
- 農業や漁業の持続性が失われ、食料危機を招く
- 文化や伝統的な暮らしが失われる
ONE EARTHが掲げるターゲット
住処を守るために、次のような目標を掲げます。
- 森林破壊を止め、再生可能な林業へと転換する
- 海洋保護区や湿地保全を広げ、自然の回復力を支える
- 野生動物が自由に行き来できる回廊(コリドー)を守る
- 過剰な開発を見直し、自然と人間が共存できる土地利用を進める
- 地域の知恵や伝統を活かし、自然と暮らす方法を次世代に伝える
わたしたちにできること
- FSC認証など、持続可能な木材・紙製品を選ぶ
- 漁業資源や海の保護につながる製品を選ぶ(MSC認証など)
- 森や海を壊す消費行動を減らす(過剰なプラスチックや使い捨て製品を避ける)
- 自然保護活動や植林、ビーチクリーンに参加する
- 身近な緑地や公園を大切にする
まとめ
「住処を失わせない」は、命の多様性を守るための基盤です。
森、海、川、草原――そのすべては命の「家」であり、「台所」であり、「水源」です。
一度失えば、取り戻すのは容易ではありません。
だからこそ、今ある住処を未来へつなぐことが、わたしたち全員の責任なのです。

基本の意味
この目標は、社会や環境の中で見過ごされ、声を上げられない命に耳を傾けることを掲げています。
それは絶滅の危機にある小さな生き物かもしれないし、社会の中で弱い立場にある人々かもしれません。
「声が小さいから存在しない」のではなく、耳を傾けることで守れる命があるという考え方です。
世界の現状
- 世界の生物多様性の多くは「小さな存在」が支えています。例えば昆虫は受粉や土壌循環に欠かせない存在ですが、農薬や気候変動により減少しています。
- 絶滅危惧種の多くは、人々にあまり知られていない「小さな生き物」や「辺境に暮らす種」です。
- 貧困や差別により、社会の中で声を届けられない人々も数多く存在します。
- こうした「小さな声」は政策や経済の中で置き去りにされがちです。
小さな声を無視すると起きること
- 生態系のバランスが崩れ、食料や環境に連鎖的な影響が出る
- 社会の不平等が固定化し、貧困や差別が深まる
- 一度失われた命や文化は取り戻せない
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 絶滅危惧の小さな生き物に光をあて、保護活動を広げる
- 社会的に弱い立場の人々の声を政策や地域に反映させる
- 科学や教育を通じて「小さな命の大きな役割」を伝える
- 開発や経済の裏で犠牲になっている存在を可視化する
- 未来世代の声を「今」の意思決定に組み込む
わたしたちにできること
- 小さな生き物や地域の自然に関心を持ち、学び、伝える
- マイナーな種や地域を守るプロジェクトを応援する
- SNSやブログで「小さな声」を広げる役割を担う
- 自分の身近にいる人の声を無視せず、耳を傾ける
- 子どもや次世代の視点を尊重する
まとめ
「小さな声を聞く」とは、静かで見えにくい命を見逃さないということです。
その声を無視すれば、やがて私たち自身の暮らしも揺らぎます。
逆に、その声に耳を傾ければ、社会も自然も豊かに育ちます。
小さな声こそ、大きな未来を動かす力なのです。

基本の意味
この目標は、地球上に存在するあらゆる命の多様性を尊重し、守ることを掲げています。
人間社会でも自然界でも、違いは弱さではなく強さの源です。
種の違い、文化の違い、考え方の違いを受け入れることは、未来をしなやかに支える力となります。
世界の現状
- 生物多様性は今、過去にないスピードで失われています。IUCNによれば100万種近くの生き物が絶滅の危機にあります。
- 単一作物に依存する農業や、大規模な森林伐採が多様な生態系を壊しています。
- 人間社会でも、ジェンダーや民族、障害、貧富など「違い」が差別や分断を生んでいます。
- しかし同時に、災害や気候変動に強いのは「多様な環境」「多様な社会」であることが証明されています。
多様性を失うと起きること
- 生態系が単純化し、病気や環境変化に弱くなる
- 食糧や資源の安定供給が難しくなる
- 社会の中で分断や対立が深まり、平和が損なわれる
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 森林・海・草原など多様な生態系を守る取り組みを強化する
- 遺伝的多様性を残すため、農作物や家畜の在来品種を保全する
- 文化・言語・価値観の多様性を尊重し合う教育を広げる
- ジェンダーや民族の違いを越えて平等に参画できる社会を築く
- 多様な命が共に生きられる「調和の仕組み」を政治・経済に組み込む
わたしたちにできること
- 絶滅危惧種や在来作物を守る商品や活動を応援する
- 異なる文化や価値観に触れ、学ぶ機会を持つ
- 人の違いを否定せず、対話を通じて理解を深める
- 庭や地域で「多様な生き物が暮らせる環境づくり」を実践する
- SNSや日常会話で「違いは力」という視点を広める
まとめ
「多様な命を尊ぶ」とは、違いを恐れるのではなく、違いを力として生かすことです。
自然界も社会も、多様性があるからこそ強くしなやかでいられます。
それは、未来を支える「命の保険」であり、「希望の源」でもあります。

基本の意味
この目標は、大地や水、空気を汚染から守り、次の世代にきれいな環境を手渡すことを掲げています。
「毒」とは化学物質やプラスチック、大気汚染、農薬、重金属など、人間の活動から生まれる有害物を指します。
わたしたちが生きる環境に毒を流せば、その影響は必ず動植物や人間自身に跳ね返ってきます。
世界の現状
- 世界では毎年900万人以上が大気汚染や水質汚染によって命を落としています。
- プラスチックごみは年間1400万トン以上が海に流れ込み、魚や鳥、クジラが命を落としています。
- 農薬や化学肥料の過剰使用は、昆虫や土壌生物の多様性を奪い、農業そのものの基盤を危うくしています。
- 有害物質は一度環境に流れると分解に数十年〜数百年かかり、世代を超えて残ります。
汚染がもたらす影響
- 飲み水が汚染され、病気や中毒を引き起こす
- 魚や動物が毒を体内に蓄積し、それを食べる人間にも害が及ぶ
- 土壌が痩せて農業や森林再生が困難になる
- 海や川の生態系が壊れ、漁業資源が失われる
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 産業排水や農薬などの有害物質の流出を削減する
- プラスチックを減らし、自然に還る素材を普及させる
- 環境基準を強化し、汚染企業への規制を徹底する
- 環境汚染が及ぶ影響を教育や啓発で広げる
- 伝統的な自然共生の知恵を活かし、汚染を生まない暮らし方を支援する
わたしたちにできること
- プラスチックや化学洗剤の使用を減らす
- リサイクルやリユースを心がけ、廃棄物を減らす
- 自然素材やオーガニック製品を選ぶ
- 地域の清掃活動や川・海のクリーンアップに参加する
- 企業や政策に「環境を汚さない選択」を求める
まとめ
「毒を流さない」とは、未来に残したいものと、残してはいけないものを選び取る姿勢です。
大地や海を清らかに守ることは、そのまま命を守ること。
そしてそれは、次の世代へ渡す最大の贈り物でもあります。

基本の意味
この目標は、エネルギーを自然と調和させながら得ることを掲げています。
火は人間が古くから使ってきた力であり、森は生命を育む源です。
しかし、森林伐採や化石燃料の過剰利用によって、火と森のバランスが崩れ、気候危機や生態系の破壊を招いています。
「調和」とは、必要なだけのエネルギーを自然と共に循環させる知恵を取り戻すことです。
世界の現状
- 世界のエネルギーの約80%はいまだに化石燃料に依存しており、CO₂排出の主要原因となっています。
- 森林は毎年1000万ヘクタール以上が失われており、伐採や火災によって膨大な炭素が大気に放出されています。
- 一方で、再生可能エネルギー(太陽光・風力・バイオマス)の普及は進みつつあり、エネルギー転換の鍵になっています。
エネルギーの乱用がもたらす影響
- 森林火災が増加し、生態系と人々の暮らしを破壊する
- 大気汚染が健康被害を広げる
- 二酸化炭素が気候変動を加速する
- 資源の枯渇が社会的不安定を引き起こす
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 森林を燃料源として乱伐せず、持続可能な利用を徹底する
- 再生可能エネルギーを普及させ、化石燃料依存を減らす
- 森林火災の予防と管理を強化する
- 地域ごとに「自然と共にあるエネルギー利用」の知恵を守る
- エネルギー効率を高め、無駄な消費を減らす
わたしたちにできること
- 節電・省エネを意識し、無駄なエネルギーを使わない
- 再生可能エネルギーを選ぶ(電力会社や製品を通じて)
- 森林保護や植林活動に参加する
- 薪や木材を使う場合は、地域で持続可能に管理されたものを選ぶ
- エネルギーと環境のつながりを学び、広める
まとめ
「森と火を調和させる」とは、命を奪う火ではなく、命を支える火を選ぶことです。
火の力を自然と分かち合い、森と共に未来を温める。
それが、すべての命と共に生きるためのエネルギーのあり方です。

基本の意味
この目標は、必要以上に奪わず、命と資源を分け合う心を持つことを掲げています。
人間は便利さや豊かさを求めるあまり、自然から過剰に奪い続けてきました。
しかし、その結果として森は枯れ、海は荒れ、動物たちの命も失われています。
「奪いすぎない」とは、足るを知り、余白を自然や他の命に残す生き方です。
世界の現状
- 世界では毎年約13億トンの食料が廃棄されています。
- 過剰漁獲により、主要な魚種の3分の1以上が持続不可能な状態に追い込まれています。
- 先進国の過剰消費が、途上国での森林破壊や労働搾取につながっています。
奪いすぎの結果
- 野生動物の生息地や食料源が失われる
- 資源枯渇によって次世代の生き物が生きられなくなる
- 自然の循環が壊れ、環境災害が増える
- 人と人との間にも「奪い合いの争い」が広がる
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 食料・資源の無駄を減らし、必要以上を取らない文化を広める
- 持続可能な漁業・林業・農業を守る
- 公平に分け合う仕組み(フードシェアや寄付)を整える
- 地域で採れるものを大切に使い、輸送による負荷を減らす
- 消費行動を通じて「足るを知る」を選択する
わたしたちにできること
- 本当に必要なものだけを買う・使う
- 食品ロスを減らし、残さず食べる
- 持続可能な認証(MSC、FSC、フェアトレード)商品を選ぶ
- 余ったものをシェアや寄付につなげる
- 「消費=奪う」ではなく「消費=分かち合う」と意識する
まとめ
「奪いすぎない」は、豊かさを減らすことではなく、命の余白を増やすことです。
自然からの恵みを独り占めせず、分かち合うとき、すべての命が共に生きる未来が開けます。

基本の意味
この目標は、人と自然、そして人と人との間に新しい関係を築く技を学ぶことを掲げています。
人間社会は長く「自然を支配する」「他者に勝つ」ことを前提に発展してきました。
しかし、これからは共に生き、共に支える知恵や技が必要です。
それは単なる技術ではなく、心の在り方を含む「生きる技」でもあります。
世界の現状
- 都市化と経済発展により、人と自然の距離は急速に広がっています。
- 文化や国の違いから生まれる対立が、環境問題の協力を妨げています。
- 伝統的な知恵(先住民の自然観や暮らし方)が失われつつあります。
共に生きる力が不足すると
- 自然から切り離された暮らしが資源の過剰消費を招く
- 社会の分断が進み、争いや不平等が深刻化する
- 知恵や経験が共有されず、持続可能な未来の道を閉ざしてしまう
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 自然との共生を学ぶ教育を広げる
- 地域や世代を超えて知恵を共有する場をつくる
- 他者の文化や価値観を尊重し、多様性を力に変える
- 技術と伝統を融合し、持続可能な暮らし方を実現する
- 対立ではなく協働によって課題を解決する
わたしたちにできること
- 自然に触れる体験(森歩き、キャンプ、農作業)を大切にする
- 異なる世代・地域との対話や交流を積極的に持つ
- 環境に配慮した製品やサービスを選ぶ
- 伝統文化や地域の知恵を学び、暮らしに取り入れる
- SNSやブログで「共に生きる工夫」をシェアする
まとめ
「共に生きる技を磨く」とは、自然と人、人と人が支え合うための知恵を学び直すことです。
それは対立の時代を越え、協力の未来を切り開く大切な力。
小さな学びと実践の積み重ねが、やがて社会全体を変える技となります。

基本の意味
この目標は、力の差によって奪われてしまう命を守ることを掲げています。
自然界でも社会の中でも、弱い立場にある存在は常に危機にさらされています。
それを「仕方ない」と見過ごすのではなく、守り合う仕組みをつくることが大切です。
世界の現状
- 絶滅危惧種の多くは、人間の開発や乱獲の前に抵抗できない弱い存在です。
- 紛争や災害の被害を最も強く受けるのは、子どもや高齢者、障害を持つ人々です。
- 経済的に弱い立場の人々は、環境汚染や気候変動の影響から逃げにくい現実があります。
弱き命が守られないと
- 生態系のバランスが崩れ、すべての命に悪影響が広がる
- 社会の不平等が固定化し、次世代にも負の連鎖が続く
- 「力の強い者だけが生き残る」という不安定な社会が広がる
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 絶滅危惧種や小さな生態系を優先的に守る
- 災害や紛争時に弱い立場の人々を最優先に支援する
- 子ども・高齢者・障害者が安心して暮らせる仕組みをつくる
- 社会の中で「声を上げにくい人」を守る制度や文化を広げる
- 強い力ではなく、思いやりを基盤にした社会を育てる
わたしたちにできること
- 絶滅危惧種や保護団体の活動を支援する
- 災害ボランティアや地域の助け合いに参加する
- 弱い立場の人への差別や無理解を正す発言をする
- 自分の周りで困っている人に小さな手を差し伸べる
- 政策や選挙で「弱者を守る」視点を持って選ぶ
まとめ
「弱き命を守る」とは、最も小さく、最も声を上げにくい存在を大切にすることです。
それは同時に、社会全体をより強く、しなやかにすることにつながります。
力の差で命が消されない未来こそ、わたしたちが目指すべき社会の姿です。

基本の意味
この目標は、森や川、山や海を分断しないで、命が自由に行き来できる道を守ることを掲げています。
道路や都市開発で分断された自然は、動物たちの移動や繁殖を妨げ、種の存続を脅かしています。
「道をつなぐ」とは、人間の暮らしと自然の動きを調和させることです。
世界の現状
- 高速道路や鉄道が野生動物の移動を遮断し、多くの交通事故(ロードキル)が起きています。
- 森林伐採や農地拡大によって「緑の回廊(エコロジカル・コリドー)」が失われています。
- 回遊魚やウミガメなど、広い範囲を移動する種は、開発や海洋汚染の影響を強く受けています。
道が途絶えると
- 動物が繁殖相手に出会えず、遺伝的多様性が失われる
- 餌や水場にたどり着けず、命が弱る
- 移動できないことで気候変動への適応力を失い、絶滅のリスクが高まる
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 緑の回廊や動物用の横断橋・トンネルを整備する
- 海洋保護区を広げ、回遊する種の移動ルートを守る
- 都市や農地と自然の間に「つなぎ目」をつくる取り組みを広げる
- 河川や湿地をつなげ、水辺の生態系を回復させる
- 国境を越えて移動する動物を守るための国際協力を進める
わたしたちにできること
- ロードキル対策や緑道づくりに参加・寄付する
- 森林や水辺を守る地域活動に関わる
- 車を運転するときに野生動物に配慮する
- 旅行や買い物で「自然にやさしい」選択をする
- 野生の道を守る政策や保護活動を応援する
まとめ
「野生の道をつなぐ」とは、命の自由な移動を取り戻すことです。
森から森へ、川から海へ、山から草原へ――命が往来できることで、自然は強くしなやかに生き続けます。
人間の道と野生の道を調和させることが、未来を守る鍵なのです。

基本の意味
この目標は、ごみをできる限り生み出さず、資源を命へと戻す循環をつくることを掲げています。
現代社会は「つくる → 使う → 捨てる」という一方通行が主流ですが、それでは地球の負担が増える一方です。
「捨てない循環」とは、使ったものを再び資源として活かす仕組みを整えることです。
世界の現状
- 世界では年間20億トンを超えるごみが排出されています。
- その多くは埋め立てや焼却で処理され、大気や海を汚染しています。
- プラスチックごみは毎年1,000万トン以上が海に流れ込み、海洋生物に深刻な影響を与えています。
- 廃棄された食品は、世界の温室効果ガス排出量の約10%に相当します。
循環が途絶えると
- 海や大地が汚染され、生き物の命が奪われる
- 資源が枯渇し、将来世代に必要なものが残らない
- 気候変動が加速し、人間の暮らしも不安定になる
ONE EARTHが掲げるターゲット
- リサイクル・リユースを社会の基本にする
- 食品ロスを減らし、必要な命に届く仕組みをつくる
- プラスチックや有害ごみの排出を大幅に削減する
- 循環型経済(サーキュラーエコノミー)の仕組みを広げる
- 「使い捨て文化」を変えるライフスタイルを普及させる
わたしたちにできること
- マイボトルやエコバッグを持ち歩く
- 不要になった服や道具をリユース・寄付する
- 食品を買いすぎず、残さず食べきる
- ごみの分別を徹底してリサイクルにつなげる
- 「長く使えるもの」を選んで購入する
まとめ
「捨てない循環」とは、ごみを資源に戻し、命の輪をつなげることです。
一人ひとりの選択が積み重なれば、地球全体の流れを変えることができます。
ごみを減らすことは、未来を守る大きな力になるのです。

基本の意味
この目標は、地球の気候システムを壊さないようにし、すでに乱れたバランスを回復することを掲げています。
気候変動は温暖化だけでなく、豪雨・干ばつ・台風・山火事などを引き起こし、すべての命に影響を及ぼしています。
「癒す」とは、単に温度を下げることではなく、地球が本来持つ調和を取り戻すことを意味します。
世界の現状
- 大気中の二酸化炭素濃度は産業革命前の1.5倍以上に増加しています。
- 気温上昇により氷河が溶け、海面が上昇し、沿岸地域の生態系や人々の暮らしが脅かされています。
- 熱波や山火事が世界各地で頻発し、多くの命を奪っています。
- 特に脆弱な地域の人々や野生生物は適応できず、生存の危機にさらされています。
バランスを失うと
- 生態系が崩壊し、食料や水の供給が不安定になる
- 健康被害や移住を余儀なくされる「気候難民」が増える
- 経済や社会の安定も揺らぎ、争いや不平等が拡大する
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 再生可能エネルギーを中心とした社会への移行
- 森林や湿地を守り、炭素を吸収する自然を回復させる
- 化石燃料依存を減らし、脱炭素の仕組みを広げる
- 気候変動の影響に強い都市や農業をつくる
- 国際協力で気候危機に立ち向かう
わたしたちにできること
- 節電や再生可能エネルギーを選ぶ暮らし方をする
- 自家用車に頼りすぎず、公共交通や自転車を利用する
- 森林保護や植林活動を応援・参加する
- 買い物で「エコラベル」「カーボンフリー」の商品を選ぶ
- 気候問題に関する声をあげ、政策を後押しする
まとめ
「気候を癒す」とは、地球の呼吸を整えることです。
温暖化の進行を食い止め、自然のバランスを取り戻すことは、すべての命の未来を守る基盤となります。
人間が生んだ負荷を減らし、地球に休息を与えること――それが、私たちに託された使命です。

基本の意味
この目標は、海を汚染から解放し、生命を育む青い世界を取り戻すことを掲げています。
プラスチックごみや化学物質、過剰な漁業によって海は“息苦しさ”を抱えています。
「深呼吸させる」とは、海が本来持つ浄化と循環の力を取り戻すことを意味します。
世界の現状
- 毎年1,100万トン以上のプラスチックごみが海に流れ込んでいます。
- 海の中にはすでに1億5千万トン以上のプラスチックが存在すると推定されています。
- ウミガメや海鳥はビニール袋をクラゲや魚と間違えて食べ、命を落としています。
- マイクロプラスチックは魚介類を通じて私たち人間の体にも入り込んでいます。
- サンゴ礁の破壊や海水温の上昇も重なり、海の多様性が急速に失われています。
海が失うもの
- 透明な水と健全な生態系
- 魚や貝など食料資源の安定
- 二酸化炭素を吸収する“地球の肺”としての機能
- 海と共に暮らす人々の生活基盤
ONE EARTHが掲げるターゲット
- プラスチック廃棄物を削減し、リサイクルや代替素材を普及させる
- 海洋保護区を拡大し、生態系の回復を進める
- 持続可能な漁業を推進し、乱獲を減らす
- 河川や都市から海に流れ込むごみを防ぐ仕組みを整える
- 海洋酸性化を防ぐため、二酸化炭素排出を削減する
わたしたちにできること
- レジ袋やペットボトルではなく、マイバッグ・マイボトルを使う
- 使い捨てプラスチックをなるべく避ける
- ビーチクリーンや川のごみ拾いに参加する
- サステナブルな水産物を選んで購入する
- 海の問題について学び、発信して仲間を増やす
まとめ
「海を深呼吸させる」とは、海に再び透明な青を取り戻すことです。
プラスチックを減らす小さな行動が、海を救い、私たち自身の未来を守ります。
海が呼吸を取り戻せば、地球全体の命の循環も健やかに続いていくのです。

基本の意味
この目標は、森を守り育て、その声を未来に残すことを掲げています。
森は木々のざわめきや鳥のさえずり、水のせせらぎを響かせながら、命を育む舞台となっています。
「歌わせる」とは、伐りすぎず、再生を待ち、森が本来の調和を奏でる姿を取り戻すことです。
世界の現状
- 世界では毎年1,000万ヘクタール以上の森林が失われています(約日本の国土の4分の1)。
- 森林破壊は二酸化炭素を大量に放出し、気候変動を加速させています。
- 熱帯雨林では多くの動植物が絶滅の危機に追いやられています。
- 森を失った地域では土壌がやせ、洪水や土砂災害も増えています。
森が失うもの
- 多様な動植物の住処
- 空気を浄化し、水を蓄える機能
- 木材や薬草など人間の暮らしを支える恵み
- 文化や精神を育む「森の記憶」
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 森林伐採を減らし、持続可能な林業を進める
- 荒廃した土地に木を植え、生態系を回復する
- 森林火災を防ぎ、被害を受けた森を再生する
- 森林資源を公正に分かち合い、地元の人々を支援する
- 森を守る活動を国際的に連携して広げる
わたしたちにできること
- FSC認証など、持続可能な木材・紙製品を選ぶ
- 使い捨てを減らし、木材資源の消費を抑える
- 植林や森を守る活動に参加する
- 森林保全に取り組む団体を支援する
- 森の恵みをいただく感謝の気持ちを忘れない
まとめ
「森を歌わせる」とは、木々が再び緑の合唱を響かせる未来をつくることです。
伐りすぎない知恵と、次の世代に緑を手渡す意志があれば、森は再び歌いはじめます。
その歌は、大地と空気と水を潤し、すべての命に調和を届けるのです。

基本の意味
この目標は、命を奪い合う衝突を、守り合う対話へと変えることを掲げています。
戦争や争いは人間同士の命だけでなく、自然や野生生物の生存環境まで壊してしまいます。
「争いを越えて守る」とは、対立を乗り越え、共に生きるための解決を選ぶことを意味します。
世界の現状
- 現在も世界各地で戦争や紛争が続き、数百万人が避難生活を強いられています。
- 武力衝突によって、森林や農地、川や海などの自然環境も大きな被害を受けています。
- 密猟や違法取引は、紛争地域で資金源として利用され、野生動物をさらに追い詰めています。
- 紛争に直面する人々は、教育や医療を受けられず、未来を失いがちです。
争いが奪うもの
- 人間の命と尊厳
- 野生動物や自然の住処
- 安全で安心して暮らせる社会
- 子どもたちが夢を見る未来
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 武力に頼らず、対話や交渉で解決する道を広げる
- 紛争地の自然環境や野生生物を守る仕組みを整える
- 違法取引や環境破壊につながる資金源を断つ
- 紛争被害者への支援と教育の継続を保証する
- 平和をつくる人材や地域活動を育てる
わたしたちにできること
- 平和活動や環境保護に取り組む団体を支援する
- 戦争や争いが自然や命に与える影響を知り、伝える
- フェアトレードやエシカルな商品を選び、紛争の資金源に加担しない
- 日常の中で小さな対立を対話で解決する姿勢を育む
- 選挙や発信を通じて、平和的な社会づくりを後押しする
まとめ
「争いを越えて守る」とは、対立の連鎖を断ち切り、命を守る循環を選ぶことです。
争いを避けるのではなく、対話によって乗り越える力を持てば、すべての命は未来を共有できます。
平和を選び続けること――それが、命を守る最も強い力なのです。

基本の意味
この目標は、すべての命が隔たりなくつながり合うことを掲げています。
人間同士だけでなく、動物や植物、微生物まで、ひとつの地球に生きる仲間です。
「手を取り合う」とは、命と命が支え合い、共に未来を築くことを意味します。
世界の現状
- 都市化や大量消費で、人間社会は自然との距離を広げています。
- 絶滅危惧種は増え続け、地球の生物多様性は急速に失われています。
- 気候危機や環境破壊は、人間だけでは解決できない規模に達しています。
- それでも世界中で、市民や若者、先住民コミュニティなどが命を守るために手を取り合っています。
つながりを失うと
- 生態系のバランスが崩れ、暮らしの基盤が壊れる
- 孤立や不平等が深まり、社会が不安定になる
- 命の連帯を忘れ、未来への希望を失う
ONE EARTHが掲げるターゲット
- 人・動物・植物をつなぐ教育や交流の機会を増やす
- 市民・地域・国際社会が協力して環境を守る仕組みを強化する
- 科学と伝統知識を結び、命を尊重する知恵を共有する
- 多様な価値観や文化を認め合い、共に行動できる場をつくる
- 命を支えるネットワークを強化し、地球規模での連帯を広げる
わたしたちにできること
- 地域の自然保護や動物保護活動に参加する
- SNSやブログで環境・命の大切さを発信する
- 異なる文化や考え方を持つ人々との交流を大切にする
- 家庭や職場で「命を大事にする選択」を意識する
- 小さな行動を、周りと共有して広げていく
まとめ
「手を取り合う」とは、すべての命を結び、共に歩む未来を選ぶことです。
人間だけでなく、動物も植物も、同じ地球に生きる仲間。
そのつながりを感じ、守り合うことこそが、次の世代に残せる最大の贈り物です。
最後に
このブログは、「あなた」と「わたし」が共に学び、考え、そして動くための小さな灯です。
わたしたちが目指すのは、ただ人間のための未来ではありません。
「ONE EARTH|ひとつの地球」の上で生きる、すべての命と共に歩む未来です。
『どの命一つ取り残さない17の約束』 “Leave No Life Behind”この約束は、まだ小さな種かもしれません。
けれど、種は芽吹き、やがて森となり、歌となって広がっていくはずです。
その一歩を、あなたと一緒に育てていきたい。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
鶏人|Keijin

