こんにちは、鶏人|Keijin です。
私は正直にいうと、SDGsなんて言葉を知ったのもごく最近のことです。
ニュースで見ても「遠い世界の話」で、自分には関係ないと思っていました。
でも、11年後のレッドリストの絶滅危惧種を調べて書き続けていく中で、気づいてしまったのです。
「一種の命が消えていく背景には、必ず人間の暮らしや経済の仕組みがある」ということ。
そしてそれこそが、SDGsの示す課題そのものだったのです。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)=持続可能な開発目標は、実は絶滅危惧種の問題だけでなく、私たち一人ひとりの暮らしと深くつながっています。
2015年に国連で決められた17の目標は、2030年までに「誰ひとり取り残さない」未来をつくるための世界共通の約束です。
貧困や飢餓、気候変動や環境破壊、そうした大きな課題は、国や企業だけのものではなく、「あなた」と「わたし」が関わっている毎日の選択の積み重ねから変えていけるものだと知りました。
本当は「面倒なことは考えたくない」「今のままでいい」と思っている弱い自分もいます。
でも、母である地球が困っている以上、知らないふりはできません。
だから私は、学びながら、迷いながらでも、このSDGs17の目標をここに書き留め、あなたと一緒に考えていきたいのです。
SDGs17の目標とは?未来を変える17の約束

基本の意味
この目標は、世界中のあらゆる形態の貧困を根絶することを掲げています。
特に注目されるのは「1日1.90ドル未満で暮らす極度の貧困層」の削減。これは国際貧困ライン(世界銀行が定める基準)で、最低限の食事や衣服、住まいすら十分に得られない状況を指します。
世界の現状
- 1990年には世界人口の約36%が極度の貧困状態でしたが、2015年には10%まで減少しました。
- しかし、新型コロナや紛争、気候変動の影響で再び増加に転じ、2023年時点で 約7億人以上 が極度の貧困に苦しんでいると報告されています。
- 特にサハラ以南のアフリカや南アジアで深刻です。
貧困がもたらす連鎖
貧困は単に「お金がない」だけではありません。
- 子どもが教育を受けられない
- 医療や安全な水にアクセスできない
- 栄養不足で健康を損なう
- 働き口がなく、次世代も貧困に陥る
こうして 世代を超えて続く“貧困の連鎖” が起こります。
SDGsが掲げるターゲット
目標1には7つのターゲットがあります。
1.1 2030年までに極度の貧困を根絶する
1.2 国内基準に基づくあらゆる形の貧困を半減させる
1.3 貧困層や弱者のために社会保障制度を導入・拡充する
1.4 土地・経済資源・基本的サービスへの平等なアクセスを保証する
1.5 災害や気候変動に弱い人々のレジリエンス(回復力)を強化する
わたしたちにできること
- フェアトレード製品を購入する(生産者に正当な利益が届く)
- 貧困問題に取り組むNPOやNGOを支援する
- 自分の身近で困っている人を「見て見ぬふりしない」
- 知ることから始め、SNSやブログで発信する
まとめ
「貧困をなくそう」はSDGsの最初の目標であり、すべての基盤です。
貧困がなくなれば、教育や健康、平等といった他の目標も前進しやすくなります。
つまり、SDGs全体の出発点ともいえる重要なテーマです。

基本の意味
「飢餓をゼロに」は、世界中から飢餓をなくし、誰もが安全で栄養のある食料を一年中得られる社会をつくることを目指す目標です。
単に「お腹を満たす」だけではなく、栄養の質や持続可能な農業、生産者の生活まで含めた広い視点がポイントです。
世界の現状
- 世界の人口約80億人のうち、7億人以上(およそ9人に1人) が飢餓に苦しんでいると言われています。
- 特にサハラ以南のアフリカ、南アジアでは深刻です。
- 一方で、先進国を中心に 肥満や食料廃棄の問題 も増加。世界で生産される食料の約1/3が廃棄されているという報告もあります。
つまり「飢餓」と「過剰」の両方が同時に存在しているのです。
飢餓がもたらす影響
- 子どもの成長や学習能力が阻害される(発育不良、集中力欠如)
- 感染症や病気にかかりやすくなる(免疫力低下)
- 農業従事者が貧困に苦しみ、次世代も教育を受けられない
- 社会全体の安定や経済発展が阻害される
SDGsが掲げるターゲット
2.1 2030年までに飢餓を撲滅し、誰もが栄養ある食料を得られるようにする
2.2 あらゆる栄養不良を終わらせ、子どもや妊婦の栄養状態を改善する
2.3 小規模農家の生産性と収入を倍増させる
2.4 持続可能で強靭な農業システムを確立する
2.5 種子や遺伝資源の多様性を守り、未来に引き継ぐ
わたしたちにできること
- 食べ残しを減らす(買いすぎ・作りすぎを見直す)
- 地元の農産物を選ぶ(フードマイレージを減らす)
- フェアトレード製品を選ぶ(生産者の生活改善につながる)
- 食料支援活動やフードバンクに参加・寄付する
- SNSやブログで「飢餓問題」を広める
まとめ
「飢餓をゼロに」は、食べ物があるのに届かない人がいる矛盾を解決する目標です。
安全で栄養ある食事をすべての人に行き渡らせることは、人間の尊厳を守る最も基本的な条件です。

基本の意味
この目標は、あらゆる年齢の人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する ことです。
「病気にかからない」だけでなく、出産・子育て・老後まで、人生のあらゆる段階で健康に生きられる社会をめざしています。
世界の現状
- 1990年から2015年の間に、5歳未満で亡くなる子どもの数は 50%以上減少 しました。
- 妊産婦死亡率も大幅に減った一方、依然として毎日約800人の女性が妊娠や出産に関連する理由で命を落としています。
- 感染症(HIV、マラリア、結核など)は今も深刻ですが、新型コロナウイルスが示したように、新たな感染症の脅威も続きます。
- 一方で、糖尿病・がん・心臓病といった 生活習慣病(非感染性疾患) が増加し、医療制度への新しい課題となっています。
健康と福祉が損なわれる原因
- 医療やワクチンへのアクセス不足
- 栄養不良(過剰・不足の両方)
- 紛争や災害での医療崩壊
- 大気汚染や水質汚染による健康被害
- 精神的なストレスや孤独
健康とは「体の病気がないこと」だけでなく、心の安定や社会的な安心も含まれるのです。
SDGsが掲げるターゲット
3.1 2030年までに妊産婦死亡率を大幅に減らす
3.2 新生児や5歳未満児の予防可能な死をなくす
3.3 エイズ、結核、マラリア、熱帯病などの感染症を根絶する
3.4 非感染性疾患(がん、心臓病など)や精神疾患による早死を減らす
3.5 薬物乱用やアルコール依存を防ぐ
3.6 交通事故による死傷者を減らす
3.7 性と生殖に関する健康サービスをすべての人に
3.8 普遍的健康保障(UHC:Universal Health Coverage)を実現
3.9 大気汚染・有害化学物質による健康被害を減らす
わたしたちにできること
- 定期的に健康診断を受け、生活習慣病を予防する
- 感染症対策としてワクチン接種や正しい衛生習慣を守る
- 交通ルールを守り事故を減らす
- 適度な運動・バランスの良い食生活を心がける
- 心の健康を大切にし、困ったら相談できる環境をつくる
- 医療支援団体や国際保健活動への寄付やボランティア
まとめ
目標3は 人間らしい生活の根幹 といえるテーマです。
健康と福祉が確保されれば、教育や仕事、平等な社会づくりなど他の目標も前に進みます。
つまり、「健康」はSDGs全体の基盤のひとつです。

基本の意味
この目標は、誰もが公平に、質の高い教育を受けられること、そして 生涯にわたって学び続けられる社会をつくること を目指しています。
教育は人権であると同時に、貧困を抜け出す手段であり、社会を変える最も強力な力です。
世界の現状
- 世界には、学校に通えない子どもが2億人以上 いるとされています。
- 特にサハラ以南のアフリカや紛争地域で深刻。女の子の就学率は男の子に比べて低い傾向があります。
- 読み書きができない成人は約7億人、そのうち2/3は女性です。
- 高等教育や専門教育の機会も、国や家庭の経済状況によって大きな格差があります。
教育が持つ力
- 貧困の連鎖を断ち切る
- 健康や栄養に関する知識を高め、生活の質を改善する
- 女性やマイノリティの社会参加を促進する
- 技術やスキルを身につけ、持続可能な産業や経済を発展させる
- 戦争や差別を減らし、平和に貢献する
教育は「すべてのSDGs目標をつなぐカギ」といわれるほど重要です。
SDGsが掲げるターゲット
4.1 2030年までに、すべての子どもが無償で公平な初等・中等教育を修了できるようにする
4.2 乳幼児の早期発達や就学前教育へのアクセスを拡大する
4.3 高等教育や職業教育への平等なアクセスを保障する
4.4 雇用や起業に必要な技能を持つ若者・成人を増やす
4.5 教育におけるジェンダー格差をなくし、弱い立場にある人々の教育機会を拡大する
4.6 すべての若者と多くの成人が読み書き・計算ができるようにする
4.7 持続可能な開発・人権・平和・多文化共生に関する教育を推進する
わたしたちにできること
- 子どもたちの教育を支援する団体に寄付・ボランティアをする
- 自分自身も「生涯学習」を心がけ、知識をアップデートする
- 教育格差やジェンダー格差の問題に関心を持ち、発信する
- フェアトレードや認証製品を選び、途上国の教育環境改善に間接的に貢献する
- 家庭や地域で「学ぶ楽しさ」を伝える
まとめ
「質の高い教育をみんなに」は、未来を変えるもっとも強力な目標です。
教育は個人の人生を豊かにするだけでなく、社会全体を持続可能にします。
教育の機会が広がれば、貧困も飢餓も不平等も減り、平和な世界に近づくのです。

基本の意味
この目標は、男女平等を達成し、すべての女性と女児の権利を保障し、能力を最大限に発揮できる社会をつくること を目指しています。
教育・雇用・政治参加・家庭内の役割など、あらゆる場面で「性別による差別をなくす」ことがポイントです。
世界の現状
- 世界の成人女性のうち、約3人に1人が一生のうちに暴力被害を経験すると言われています。
- 世界の国会議員に占める女性の割合は約26%(2023年時点)。意思決定の場での不平等が続いています。
- 教育の面では改善が見られるものの、途上国では今も 女の子が学校に通えない ことが少なくありません。
- 経済活動においても、女性は非正規・低賃金労働に偏りがちで、同じ仕事をしても男性より賃金が低い ことが多く報告されています。
ジェンダー不平等がもたらす問題
- 女の子が教育を受けられない → 貧困の連鎖が続く
- 女性が社会に参加できない → 経済成長や多様性が損なわれる
- 暴力や差別の温存 → 人権侵害、精神的・身体的な健康被害
- 男性側にも固定的な役割(「男は泣くな」「稼がねばならない」など)が強要され、社会全体の息苦しさにつながる
SDGsが掲げるターゲット
5.1 あらゆる形態の性差別を撤廃する
5.2 女性や女児への暴力(家庭内暴力、性的搾取など)を根絶する
5.3 児童婚・強制結婚・女性性器切除(FGM)などの有害な慣習をなくす
5.4 無償労働やケアワーク(家事・育児・介護)を社会全体で認識し、評価する
5.5 政治や経済の意思決定の場に女性が平等に参加できるようにする
5.6 性と生殖に関する健康・権利(SRHR)を保障する
5.a 土地や財産、金融への女性の平等な権利を確保する
わたしたちにできること
- ジェンダーに関する固定観念を見直す(「男だから」「女だから」を減らす)
- 教育や仕事の場で、女性・男性が平等にチャンスを得られるよう意識する
- 家事・育児・介護を「女性の役割」ではなく「家族の役割」として分担する
- ジェンダー差別やハラスメントを見て見ぬふりをせず、声をあげる
- ジェンダー平等に取り組む団体を応援・参加する
まとめ
「ジェンダー平等を実現しよう」は、人権の尊重と社会の持続可能性に直結する目標 です。
女性や女児が教育・雇用・意思決定の場で平等に活躍できれば、社会全体がより豊かで強靭になります。
これは「女性のため」だけでなく、誰もが生きやすい社会の実現につながるのです。

基本の意味
この目標は、すべての人に安全な水と衛生環境を提供し、水資源を持続可能に管理すること を目的としています。
水は生命の根源であり、飲み水としてだけでなく、農業・工業・医療・日常生活すべてに欠かせないものです。
世界の現状
- 世界で約 22億人 が安全な飲み水を利用できません。
- 約 36億人(世界人口の約4割以上) が安全に管理されたトイレを持たない生活をしています。
- 下水処理が不十分な地域では、病原菌や寄生虫による感染症が蔓延し、年間数十万人の子どもが下痢で命を落としています。
- 気候変動による干ばつや洪水は水不足を悪化させ、農業や人々の暮らしに深刻な影響を与えています。
水と衛生が不足すると起きる問題
- コレラや赤痢などの 水系感染症 の拡大
- 女の子や女性が遠くの井戸まで水を汲みに行くため教育や仕事の機会を失う
- トイレがないことで、特に女性や子どもが危険にさらされる
- 農業や産業が停滞し、貧困や飢餓が深刻化
SDGsが掲げるターゲット
6.1 2030年までに、すべての人に安全で手ごろな飲料水を提供する
6.2 すべての人に衛生的なトイレを普及させ、野外排泄をなくす
6.3 汚染を減らし、廃水の再利用や水質改善を推進する
6.4 水利用の効率を改善し、水不足に苦しむ人の数を減らす
6.5 流域や国境を越えた水資源の統合的な管理を実施する
6.6 水に関する生態系(川・湖・湿地・地下水)を保護・回復する
6.a 開発途上国に技術・資金支援を行う
6.b 地域社会が水資源や衛生の改善に関与できるようにする
わたしたちにできること
- 水の使いすぎを避ける(節水型シャワーやトイレを使う)
- 洗剤や薬品を流さないなど、水質汚染を減らす生活を心がける
- 水や衛生問題に取り組む団体への支援や寄付を行う
- ペットボトル水に頼らず、浄水器やマイボトルを活用する
- 学校や家庭で「水の大切さ」を次世代に伝える
まとめ
「安全な水とトイレを世界中に」は、人間の尊厳と健康に直結する目標です。
水の確保は教育・医療・平等・産業・環境といった他のSDGsすべてを支える基盤でもあります。
水が行き渡る社会=人が生きられる社会 なのです。

基本の意味
この目標は、すべての人が安価で、信頼できて、持続可能な近代的エネルギーを利用できるようにする ことです。
電気やガスが当たり前にある国もあれば、今なお電気のない生活を送る人々も世界中に大勢います。さらに、従来のエネルギー(石炭・石油など)に依存し続ければ、気候変動を加速させてしまいます。
世界の現状
- 世界では今も約 7億人 が電気を使えません。特にサハラ以南のアフリカで深刻です。
- 約 23億人 が、薪や石炭、動物のふんなど「不衛生な燃料」を使って調理しており、健康被害や森林破壊の原因になっています。
- 世界の一次エネルギーの約80%は依然として化石燃料に依存しています。
- 一方で、太陽光・風力・水力などの再生可能エネルギーのコストは大幅に下がり、普及が進んでいます。
エネルギー問題が引き起こす影響
- 電気がないことで、学校や病院が十分に機能しない
- 調理のための煙で呼吸器疾患や早死が増える
- 化石燃料の利用で温室効果ガスが増え、気候変動が加速する
- エネルギー格差が、教育や経済格差をさらに広げる
SDGsが掲げるターゲット
7.1 2030年までに、すべての人が安価で近代的なエネルギーサービスにアクセスできるようにする
7.2 再生可能エネルギーの割合を大幅に増やす
7.3 エネルギー効率(省エネ)の改善率を倍増させる
7.a 再エネやクリーン技術への研究投資や国際協力を促進する
7.b 開発途上国でのインフラ拡大と近代的エネルギーサービスの普及を支援する
わたしたちにできること
- 節電・省エネを心がける(LED照明、節電モードの利用など)
- 再生可能エネルギー由来の電力プランを選ぶ
- ソーラーパネルや蓄電池など分散型エネルギーを活用する
- 無駄なエネルギー消費を減らすライフスタイルを選ぶ(使わない家電のコンセントを抜くなど)
- エネルギー転換を進める企業や技術を応援する
まとめ
「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、生活の基盤を支えるだけでなく、気候変動対策の要 でもあります。
クリーンエネルギーの普及は、教育・医療・経済の発展に直結し、地球環境の保護にもつながります。
持続可能な未来は、“クリーンなエネルギー”から始まる のです。

基本の意味
この目標は、包摂的(すべての人を取り残さない)かつ持続可能な経済成長を実現し、働きがいのある人間らしい仕事をすべての人に提供する ことです。
単なる「経済の成長」ではなく、人々の生活の質を高める働き方 や 環境と調和した成長 を同時に目指しています。
世界の現状
- 世界では今も約 2億人以上 が失業状態にあり、特に若者や女性の失業率が高い傾向にあります。
- 「働いていても貧困から抜け出せない(ワーキングプア)」人は約 7億人。
- 児童労働は依然として深刻で、世界で1億6000万人以上の子ども が労働に従事しています(2020年時点)。
- 一方で先進国では、過労死・長時間労働・メンタル不調など「働きすぎ」の問題も広がっています。
経済成長と働きがいの両立が必要な理由
- 貧困削減には雇用の創出が不可欠
- 公正な労働環境がなければ、人材が育たず経済の持続性も失われる
- 環境に配慮しない成長は、気候変動や資源枯渇を招き、結局は経済に悪影響を与える
- 「誰かを犠牲にした成長」ではなく、全員が恩恵を受けられる仕組みが必要
SDGsが掲げるターゲット
8.1 持続可能な経済成長を維持する
8.2 高い生産性とイノベーションを通じて経済の多様化を進める
8.3 中小企業や起業家を支援し、雇用創出を促進する
8.5 2030年までに、すべての人が働きがいのある人間らしい仕事と同一賃金を得られるようにする
8.6 若者の失業や教育訓練の不足を解消する
8.7 児童労働・強制労働・人身取引を根絶する
8.8 労働者の権利を守り、安全で安心できる職場環境を確保する
8.9 観光産業を含む持続可能な産業を発展させる
8.10 金融機関の利用を広げ、すべての人が経済活動に参加できるようにする
わたしたちにできること
- ブラック企業や搾取的労働に加担しない消費行動を選ぶ
- フェアトレード商品やエシカルブランドを応援する
- 地域の中小企業やスタートアップを支援する
- ワークライフバランスを意識し、自分も他人も「人間らしい働き方」ができるようにする
- 若者や弱い立場にある人の職業訓練や教育機会に貢献する
まとめ
「働きがいも経済成長も」は、経済成長と人々の幸福をどう両立させるか という大きなテーマです。
「成長のために人を犠牲にする」のではなく、人を大切にする成長 を目指すことこそが持続可能な未来につながります。

基本の意味
この目標は、強靭なインフラを整備し、持続可能な産業化を推進し、イノベーションを促進する ことを目的としています。
道路や鉄道、電力網、通信といった基盤づくりだけでなく、環境に優しい産業や新しい技術の開発を進め、経済と社会を発展させることが狙いです。
世界の現状
- 開発途上国では、道路・電気・インターネットなどのインフラ不足が経済成長の妨げになっています。
- 世界人口の約16%(10人に1〜2人)が インターネットを使えない 状況にあります。
- 産業活動の多くは依然として化石燃料に依存しており、気候変動リスクが高まっています。
- 新型コロナ禍では、医療機器やデジタル技術の不足が経済と生活に大きな打撃を与え、強靭な産業基盤の必要性 が明らかになりました。
なぜ「産業」「インフラ」「技術革新」が大切なのか
- インフラがなければ教育・医療・産業の発展はできない
- 安定した産業が雇用を生み、貧困削減につながる
- 環境にやさしい技術革新が、持続可能な社会を支える
- 新しい技術(AI、再生可能エネルギー、グリーン技術など)は、気候変動や格差の解決にも役立つ
SDGsが掲げるターゲット
9.1 経済成長と福祉に資する質の高いインフラを整備する
9.2 持続可能で包摂的な産業化を推進し、雇用とGDPに占める割合を拡大する
9.3 中小企業や途上国企業が金融や市場にアクセスできるようにする
9.4 2030年までにインフラと産業を持続可能化し、資源効率を改善する
9.5 科学研究と技術革新を強化し、研究者や開発支出を増加させる
9.a 途上国のインフラ開発を支援する
9.b 開発途上国での技術開発や産業の多様化を促進する
9.c 情報通信技術(ICT)を普及させ、インターネット接続を拡大する
わたしたちにできること
- ICT(情報通信技術)やグリーン技術を活用する
- 地域のインフラ整備や産業支援のプロジェクトに関心を持ち、参加・応援する
- 環境に配慮した製品やサービスを選び、持続可能な産業の発展を後押しする
- 新しい技術を学び続け、自分自身のスキルをアップデートする
- 地元の中小企業やスタートアップを利用・支援する
まとめ
「産業と技術革新の基盤をつくろう」は、経済の柱を強くし、未来の社会を形づくるエンジン です。
強靭で持続可能なインフラと革新的な技術があれば、貧困削減・教育普及・気候変動対策といった他のSDGsの達成も大きく前進します。
未来を支えるのは、イノベーションと持続可能な基盤づくりなのです。

基本の意味
この目標は、国内および国家間のあらゆる不平等を是正すること を目的としています。
不平等とは「所得格差」だけではなく、性別・年齢・障害・人種・宗教・移民・国籍 などによって生じる差別や機会の不均衡も含まれます。
世界の現状
- 世界の最も豊かな1%が持つ資産は、残りの99%の人々が持つ資産の合計を上回ると言われています。
- 多くの国で、上位10%の人々が国民所得の40%以上を占めています。
- 移民や難民、障害のある人々は、教育・雇用・医療などの基本的サービスにアクセスしにくい現実があります。
- 国際的にも、先進国と途上国の間には「所得・医療・教育・技術アクセス」に大きな差があります。
不平等が続くと何が起きるか
- 社会の分断や対立が深まり、紛争や暴力のリスクが高まる
- 教育や雇用の機会を失う人が増え、貧困が固定化する
- 経済発展の果実が一部に偏り、持続可能性が失われる
- 弱い立場の人々の声が届かず、政策や制度が偏る
SDGsが掲げるターゲット(目標10の主なもの)
10.1 2030年までに、最も貧しい人々の所得成長率を国全体の平均以上にする
10.2 2030年までに、すべての人々の社会的・経済的・政治的な包摂を促進する
10.3 差別的な法律や慣習を撤廃し、平等な機会を確保する
10.4 財政・賃金・社会保障政策によって格差を縮小する
10.5 金融市場や制度を規制・監視し、リスクに強い仕組みを整える
10.6 国際機関における途上国の発言権と代表性を強化する
10.7 秩序ある、安全で責任ある移民や人の移動を促進する
10.a 最貧国への特恵的な市場アクセスを保障する
わたしたちにできること
- ジェンダーや国籍にとらわれない視点で人と接する
- マイノリティや社会的弱者の声に耳を傾ける
- フェアトレード製品やエシカル消費を選び、途上国の労働者を支える
- SNSや地域活動で「不平等をなくす」意識を広める
- 難民支援や国際協力の団体を応援する
まとめ
「人や国の不平等をなくそう」は、すべての人が公平に生きられる社会を築くための目標 です。
不平等が減れば、社会はより安定し、経済や文化の多様性も豊かになります。
“誰一人取り残さない”というSDGsの理念を、もっとも体現する目標のひとつです。

基本の意味
この目標は、都市や人間の居住地を包摂的で、安全で、強靭(レジリエント)かつ持続可能なものにする ことです。
人口増加や都市化の進行により、世界の半数以上の人が都市で暮らしています。便利な生活の裏で、住宅不足・スラム化・交通渋滞・大気汚染・災害リスクなど、多くの課題が生まれています。
世界の現状
- 世界人口の約56%(40億人以上)が都市で暮らしており、2050年には約70%に達すると予測されています。
- 都市部では、スラムや不適切な住居に暮らす人が10億人以上 にのぼります。
- 自然災害の被害の多くは都市部に集中し、気候変動による洪水や熱波のリスクも増加。
- 大気汚染による早期死亡は年間数百万人規模で報告され、都市部の健康被害は深刻です。
なぜ「住み続けられるまち」が必要なのか
- 安全で安心できる住宅は、人間の基本的な権利
- 公共交通やインフラの整備がないと、貧困層や障害者が孤立する
- 災害に弱い都市は、多くの命と経済を失う
- 緑地や公共スペースは、環境保全と心の健康の両方に役立つ
SDGsが掲げるターゲット
11.1 2030年までに、すべての人が適切で安全な住宅と基本的サービスを利用できるようにする
11.2 公共交通を整備し、特に弱い立場の人々が安全に移動できるようにする
11.3 都市の包摂性と持続可能な都市化を推進する
11.4 世界の文化遺産と自然遺産を保護する
11.5 災害による死者や経済的損失を大幅に削減する
11.6 都市の大気汚染や廃棄物の影響を減らす
11.7 すべての人が安全で緑豊かな公共空間を利用できるようにする
11.a 都市と周辺地域を結ぶ持続可能な計画を進める
11.b 災害リスク管理を各国・都市の政策に統合する
11.c 最貧国での持続可能な建築を支援する
わたしたちにできること
- 車より公共交通や自転車・徒歩を選び、都市の環境負荷を減らす
- ゴミの分別やリサイクルを徹底して、廃棄物を減らす
- 地域の防災訓練やコミュニティ活動に参加する
- 公園や緑地の保全活動に関わる
- 住んでいる地域の課題(空き家、交通、災害リスクなど)に関心を持つ
まとめ
「住み続けられるまちづくりを」は、誰もが安全に暮らせる都市と地域をつくるための目標 です。
持続可能な都市は、教育・健康・経済・環境といった他のSDGsの成果を住民の生活に結びつける場所でもあります。
人も自然も安心して暮らせる“未来のまち”を築くことが、この目標の核心です。

基本の意味
この目標は、持続可能な生産と消費のパターンを確立すること を目的としています。
私たちが「何をどのように作り、どのように使うか」を見直さなければ、資源の浪費や環境破壊が進み、未来世代の暮らしを奪ってしまいます。
世界の現状
- 世界で生産される食料の 約3分の1 が廃棄されています。
- 世界の資源消費は1970年から約3倍に増加し、地球の限界を超える勢いです。
- プラスチック廃棄物は年間約4億トン、そのうち約900万トンが海洋に流出していると推定されています。
- 大量生産・大量消費・大量廃棄の社会は、気候変動・森林破壊・生物多様性の喪失を加速させています。
なぜ「責任ある生産と消費」が必要なのか
- 無駄な生産や消費は、資源やエネルギーを浪費する
- 過剰なごみや化学物質は、環境や人の健康に悪影響を与える
- 不公正な労働(児童労働や低賃金労働)を伴う商品が市場にあふれている
- 「使い捨て」の習慣が、地球の回復力を超えるスピードで環境を破壊している
SDGsが掲げるターゲット
12.1 持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組みを実施する
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理と効率的な利用を実現する
12.3 世界の一人当たりの食品廃棄を半減させる
12.4 化学物質や廃棄物を環境に配慮して管理する
12.5 ごみの発生を大幅に削減する(リデュース・リユース・リサイクル)
12.6 企業に持続可能性報告を促す
12.7 公共調達を持続可能なものにする
12.8 持続可能なライフスタイルに関する教育と啓発を進める
わたしたちにできること
- 必要以上に買わない、捨てない(リデュース)
- 再利用できるものを使う(リユース)
- 分別を徹底してリサイクルを進める
- フェアトレード商品やエシカル商品を選ぶ
- マイバッグ・マイボトル・詰め替え製品を利用する
- 食品ロスを減らす(賞味期限・消費期限を正しく理解する)
まとめ
「つくる責任 つかう責任」は、生産者と消費者がともに意識を変えること がカギです。
持続可能な社会は、企業や政府の取り組みだけでなく、日々の「買い物」や「食べ方」といった小さな選択から始まります。
私たち一人ひとりの行動が、未来の地球を守る力になるのです。

基本の意味
この目標は、気候変動とその影響に立ち向かうための緊急かつ具体的な行動をとること を目的としています。
気候変動は「環境問題」だけでなく、人々の生活・経済・健康・安全すべてに関わる深刻な危機です。
世界の現状
- 地球の平均気温は産業革命前より約 1.1℃上昇。国連は「このままでは21世紀末までに最大3℃上昇する」と警告しています。
- 気温上昇により、熱波・豪雨・干ばつ・山火事・台風の巨大化 が頻発。世界中で人命やインフラに甚大な被害が出ています。
- 北極の氷床は急速に溶け、海面上昇が進んでいます。沿岸部の小さな島国では「国そのものが沈む」リスクがあります。
- 生態系への影響も深刻で、サンゴ礁や極地の動物、多くの絶滅危惧種が気候変動に直面しています。
気候変動がもたらす影響
- 食料生産の不安定化(干ばつ・洪水で農業が打撃)
- 水不足の深刻化
- 感染症の拡大(気温上昇で蚊や病原体が広がる)
- 難民や移住を余儀なくされる人々の増加(気候難民)
- 経済的損失の増大(自然災害による被害額は年々増加)
SDGsが掲げるターゲット
13.1 すべての国が気候関連の災害に強い「レジリエンス(回復力)」を強化する
13.2 気候変動対策を各国の政策や計画に組み込む
13.3 気候変動への教育・啓発・人材育成を進める
13.a 先進国が途上国に対して気候資金を拠出する(年間1,000億ドルを目標)
13.b 小島嶼国や後発開発途上国が気候変動対策をとれるよう支援する
わたしたちにできること
- 節電・省エネを意識する(待機電力の削減、LEDの利用など)
- 再生可能エネルギー由来の電気を選ぶ
- マイカーより公共交通や自転車・徒歩を活用する
- リサイクルやリユースを心がけ、廃棄物を減らす
- 環境団体や地域の気候変動対策プロジェクトに参加する
- SNSやブログで「気候変動は他人事ではない」と発信する
まとめ
「気候変動に具体的な対策を」は、SDGsの中でも最重要課題のひとつです。
気候変動は国境を越えて影響し、今すでに「未来の問題」ではなく「現在進行形の危機」になっています。
行動するのは“いつか”ではなく“今”──それがこの目標のメッセージです。

基本の意味
この目標は、海洋と海の資源を持続可能に利用し、保全すること を目的としています。
地球表面の7割を占める海は、人類の食料・気候の安定・酸素の供給・経済活動の基盤です。しかし今、その海が危機に瀕しています。
世界の現状
- 世界の漁業資源の約 1/3 は乱獲により持続可能な水準を超えて利用されています。
- 毎年 約800万トンのプラスチックごみ が海に流出し、マイクロプラスチックとなって生態系に悪影響を与えています。
- 海洋酸性化(大気中のCO₂増加により海水が酸性化)は、サンゴ礁や貝類など多くの海洋生物に深刻な打撃を与えています。
- 違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)が依然として横行し、海洋資源の持続可能な利用を妨げています。
海の危機がもたらす影響
- 魚や海産物に依存する数十億人の食料安全保障が脅かされる
- 漁業に従事する人々の生計が失われる
- サンゴ礁の減少が観光業や沿岸地域の経済に打撃を与える
- 海洋の酸素供給機能が弱まり、地球規模の気候変動を悪化させる
SDGsが掲げるターゲット(目標14の主なもの)
14.1 2025年までに、海洋ごみや富栄養化による汚染を防止・削減する
14.2 2030年までに、海洋や沿岸の生態系を持続的に管理・保護する
14.3 海洋酸性化への影響を最小化し、対処する
14.4 乱獲や違法漁業を規制し、資源管理を改善する
14.5 2030年までに、少なくとも沿岸・海域の10%を保護区にする
14.6 漁業補助金の削減を進め、資源の持続的利用を支える
14.7 小島嶼国や後発開発途上国が海洋資源からより持続可能な利益を得られるようにする
14.a 科学的知識や技術を強化し、海洋の健全性を高める
わたしたちにできること
- 使い捨てプラスチックを減らす(マイボトル・マイバッグの活用)
- 地元や持続可能な認証を受けた魚介類(MSC認証など)を選ぶ
- 海岸清掃やビーチクリーン活動に参加する
- 水質汚染を防ぐため、家庭からの油や化学物質の排水に注意する
- 海洋保全に取り組む団体を支援する
- SNSやブログで「海の現状」を発信し、多くの人に知ってもらう
まとめ
「海の豊かさを守ろう」は、地球の命を守る目標 です。
海は食料や資源だけでなく、地球の気候を調整し、人類を支えてきました。
このままでは未来の世代が海の恵みを失うかもしれません。
私たちが海を守ることは、すなわち地球を守ることなのです。

基本の意味
この目標は、陸域の生態系を保護し、森林を持続可能に管理し、砂漠化を防ぎ、生物多様性を守ること を目的としています。
森・山・湿地・草原といった自然環境は、人間の生活を支える基盤であり、同時に数えきれないほどの動植物の住処でもあります。
世界の現状
- 毎年、世界で 約1,000万ヘクタール(日本の国土面積の約4分の1)が森林として失われています。
- 陸上に生息する哺乳類・鳥類・両生類の約 25% が絶滅の危機にあるとされています。
- 砂漠化や土地劣化により、世界人口の約20億人 が生活に深刻な影響を受けています。
- 違法伐採・過放牧・鉱山開発などが、森林と生態系の劣化を加速させています。
陸の環境が失われると起きること
- 生物多様性の喪失(絶滅危惧種の増加)
- 森林破壊による気候変動の悪化(二酸化炭素の吸収源が失われる)
- 土壌劣化による農業生産力の低下
- 野生動物の生息地が失われ、人間社会との軋轢(人獣共通感染症、農作物被害)が増加
- 文化的・精神的に重要な自然景観の喪失
SDGsが掲げるターゲット
15.1 陸域と淡水の生態系を保全・回復し、持続可能に利用する
15.2 2020年までに森林破壊を止め、植林と森林再生を推進(今後も継続課題)
15.3 2030年までに砂漠化を防ぎ、劣化した土地と土壌を回復する
15.4 山岳生態系を保護し、そこに暮らす人々の生活を支える
15.5 絶滅危惧種の減少を食い止める
15.6 遺伝資源の利用から得られる利益を公正に分配する
15.7 違法な野生生物取引を根絶する
15.8 外来侵入種による影響を防止・抑制する
15.9 生態系と生物多様性の価値を国や地域の計画に組み込む
わたしたちにできること
- 森林を守る製品(FSC認証の木材や紙)を選ぶ
- 違法伐採や野生生物の取引に加担しない消費行動をとる
- エコツーリズムや自然保護活動に参加する
- 外来種の持ち込みや拡散に注意する
- 地域の自然(里山・湿地・森)を守る活動に関わる
- 絶滅危惧種や自然環境について学び、情報を発信する
まとめ
「陸の豊かさも守ろう」は、生物多様性と人間社会の共存を目指す目標 です。
森や大地がなければ、食料・水・空気・資源は成り立ちません。
陸を守ることは、人間の未来を守ること なのです。

基本の意味
この目標は、平和で包摂的な社会を促進し、すべての人が司法にアクセスでき、透明で信頼できる制度を整えること を目的としています。
戦争・暴力・不正・差別がある社会では、人権は守られず、教育や経済成長も成り立ちません。
世界の現状
- 世界では紛争によって数千万人が家を追われ、難民や国内避難民は1億人を超える とされています。
- 毎年、数十万人が戦争やテロ、暴力で命を落としています。
- 腐敗や汚職、不透明な制度が残る国々では、人々の信頼が失われ、開発が進みにくい現状があります。
- 子どもの人権侵害も深刻で、児童労働・児童婚・少年兵 などが世界各地で続いています。
なぜ「平和と公正」が必要なのか
- 紛争や暴力が続けば、教育・医療・経済が崩壊する
- 公正な司法制度がなければ、弱い立場の人々が救済されない
- 腐敗や汚職が放置されると、社会全体の発展が妨げられる
- 平和と正義は、他のすべてのSDGs目標の基盤になる
SDGsが掲げるターゲット
16.1 あらゆる形態の暴力と暴力による死者を大幅に減らす
16.2 子どもに対する虐待・搾取・取引・あらゆる暴力を終わらせる
16.3 法の支配を推進し、すべての人に司法アクセスを保障する
16.4 違法な資金や武器の流れをなくす
16.5 あらゆる形態の汚職や賄賂を大幅に減らす
16.6 透明で説明責任を果たす制度をつくる
16.7 あらゆる人が意思決定に参加できる包摂的な社会を実現する
16.8 国際機関で途上国の発言権を強化する
16.9 すべての人に出生登録を保障し、法的アイデンティティを与える
16.10 情報公開や表現の自由を守る
わたしたちにできること
- 暴力や差別を見過ごさず、声をあげる
- 公正な選挙や政治参加に関心を持つ
- 国際NGOや人権団体を支援する
- フェイクニュースや偏った情報に流されず、信頼できる情報源から学ぶ
- 地域社会のルールや活動に積極的に参加し、透明性を高める
まとめ
「平和と公正をすべての人に」は、人間らしく生きるための前提条件 を整える目標です。
戦争や不正がなく、誰もが声を上げられる社会でなければ、他のSDGsの目標も達成できません。
平和・正義・強い制度こそが、持続可能な未来の土台 なのです。

基本の意味
この目標は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成のために、国際社会が協力し合うこと を目的としています。
どんなに立派な目標も、ひとつの国や一人の力だけでは実現できません。資金・技術・知識・人材・制度──あらゆるレベルでの「パートナーシップ(協力)」が不可欠です。
世界の現状
- 先進国が途上国に提供する「政府開発援助(ODA)」は年々増加しているものの、依然として 国連が定めた目標(GNIの0.7%) には届いていません。
- 貿易の不公平、途上国の債務(借金問題)、新しい技術へのアクセス不足が、多くの国の発展を妨げています。
- SDGsの進捗報告によると、「パートナーシップ」はすべての目標を支える土台であり、ここが弱ければ他の16目標も達成困難とされています。
なぜ「パートナーシップ」が必要なのか
- 貧困・飢餓・気候変動などは国境を越えた課題であり、一国だけでは解決できない
- 資金・技術・人材の不足を補い合うことで、途上国も持続可能な開発に取り組める
- 企業・市民社会・自治体・教育機関など、多様な主体が連携することでイノベーションが生まれる
- グローバルな協力なしに「誰一人取り残さない」社会はつくれない
SDGsが掲げるターゲット
17.1 各国の税収や財政の健全化を支援する
17.2 先進国はODA(政府開発援助)の拠出目標を達成する
17.3 途上国への資金フローを多様化する(投資、送金、融資など)
17.6 科学技術やイノベーションで国際協力を強化する
17.7 環境に優しい技術を途上国に普及させる
17.8 途上国にICT(情報通信技術)の利用を広げる
17.9 途上国の能力構築を支援する(教育や訓練)
17.10 公平な多角的貿易体制を推進する
17.11 途上国の輸出を拡大する
17.14 各国の政策をSDGsと一貫させる
17.16 多様なパートナーシップでSDGsの進捗を支える
17.17 官民パートナーシップを強化する
わたしたちにできること
- 国際協力NGOや環境団体の活動を知り、寄付や参加で応援する
- フェアトレード商品を選び、途上国の生産者を支える
- SNSやブログでSDGsの情報を共有し、学びを広げる
- 自治体や地域のプロジェクトに参加し、「ローカルな協力」から始める
- 企業や学校、個人がつながり合う場に積極的に関わる
まとめ
「パートナーシップで目標を達成しよう」は、SDGs全体を動かすエンジン です。
どの目標も単独では達成できず、協力し合うことで初めて前に進みます。
あなたとわたし、地域と世界──すべてをつなぐ架け橋 が、この目標の核心です。
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
SDGs17の目標を一つひとつ見ていくと、最初は「世界の遠い問題」に思えても、じつはすべてが私たちの暮らしとつながっていることに気づきます。
貧困や飢餓、環境問題や不平等。それらは、絶滅危惧種が直面している危機と同じ根っこを持っていました。
本当は、私も「面倒だから知らないふりをしたい」と思うことがあります。
でも、知ってしまった以上、何もしないより「一歩」を踏み出したいのです。
小さな選択でもいい。
節電すること、買い物の仕方を変えること、声をあげること。
その積み重ねが、地球を守り、未来を変える力になるのだと信じています。
このブログは、「あなた」と「わたし」が一緒に学び、考え、行動する場にしていきたい。
そして、母なる地球とそこに生きるすべての命のために
「誰ひとり取り残さない」未来を目指して歩んでいきたいのです。
最後までお付き合いくださり、貴重な時間を本当にありがとうございました。
鶏人|Keijin

