11年後のレッドリスト|スナドリネコ(Prionailurus viverrinus):湿地とともに、未来を奪われている【IUCNレッドリスト比較】

11年後のレッドリスト|スナドリネコ(Prionailurus viverrinus):湿地とともに、未来を奪われている【IUCNレッドリスト比較】 11年後のレッドリスト
※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。

Hello, 鶏人|Keijin here.

Back in a 2014 field guide, the Fishing Cat (Prionailurus viverrinus) was classified as “EN: Endangered.” This was driven by deep concerns over a drastic drop in both its population and habitat—a crisis fueled by the destruction and fragmentation of wetlands and mangroves, water pollution, hunting, and retaliatory killings.

Recently, there has been some positive movement. We’re seeing better legal protections in their native countries, wetland and mangrove restoration efforts, camera trap surveys to track their distribution, and collaborative initiatives with local communities to stop retaliatory killings. In 2026, India even rolled out a national conservation action plan for small wild cats, which includes the Fishing Cat.

However, according to the latest IUCN Red List assessment available as of 2026, they are currently listed as “VU: Vulnerable.” The data suggests the global population has likely plummeted by over 30% over the last three generations. Sadly, this decline is expected to continue due to ongoing habitat loss and direct killings. (For context, the shift from EN to VU actually happened in 2016, and the 2024 reassessment kept them at VU.)

I can’t help but feel that, even today, the Fishing Cat is in a tragic state where “its future is being stolen right alongside its wetlands.”

I’ve tucked some of the more detailed info into the dropdown sections below. But for now, I’d be genuinely grateful if you could just read through this main text to the very end.

こんにちは、鶏人|Keijinです。

スナドリネコ(Prionailurus viverrinus)は、2014年の図鑑では、湿地やマングローブ林の破壊・分断、水質汚染、狩猟や報復殺傷によって、個体数と生息域の大幅な減少が懸念されていたことなどから「EN:絶滅危惧」と評価されていました。

近年は、生息国における法的保護、湿地やマングローブ林の再生、カメラトラップによる分布調査、地域住民と連携した報復殺傷の防止などが進められています。2026年にはインドで、スナドリネコを含む小型野生ネコ類の国家的な保全行動計画も公表されました。

そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの最新評価では、過去3世代で世界個体群が30%以上減少した可能性があり、今後も生息地の消失や直接的な殺傷による減少が続くと予測されていることから、「VU:危急」と評価されています。ENからVUへの変更は2016年に行われ、2024年の再評価でもVUが維持されました。

スナドリネコは今も、「湿地とともに、未来を奪われている」という状態なのだと思います。

少し詳しい内容は折りたたみの中にまとめています。
まずは本文だけでも、最後まで読んでもらえたらうれしいです。

※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2024年評価(2025年公開)です(以降の更新は、現時点では確認できていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Prionailurus viverrinus

スナドリネコの現在|IUCN評価・個体数・分布と絶滅危機

⬇︎スナドリネコの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

基本情報|スナドリネコ(英名:Fishing Cat)
項目内容
和名スナドリネコ
英名Fishing Cat
学名Prionailurus viverrinus
学名の命名者・命名年(Bennett, 1833)。当初は Felis viverrina として記載されたため、命名者名と年を括弧で囲む。
分類動物界/脊索動物門/哺乳綱/食肉目/ネコ科/ネコ亜科/ベンガルヤマネコ属
和名の由来「すなどる」は魚や水生動物を捕るという意味で、水辺で魚などを捕食する習性に由来する。
学名の由来種小名 viverrinus は「ジャコウネコに似た」という意味で、体つきや外見がジャコウネコ類を思わせることに由来する。
亜種基亜種 Prionailurus viverrinus viverrinus と、ジャワ島産の P. v. rhizophoreus の2亜種が認められている。ただし、地域間の形態・遺伝的変異には未解明な点があり、亜種分類には追加研究が必要とされる。
分布南アジアから東南アジアにかけて不連続に分布する。現在の主要な分布域は、パキスタン南部、インド、ネパール南部、バングラデシュ、スリランカ、ミャンマー南部、タイ南西部、カンボジア西部など。特にインド・ネパールのタライ地方、ガンジス川・ブラマプトラ川の下流域とデルタ、インド東海岸、スリランカに比較的大きな個体群が残る。
分布の現状分布域は広いものの、確認地点は湿地ごとに分断され、個体群間に100km以上の空白がある地域も多い。ベトナムとインドネシアでは2000年代初頭以降、確実な生息記録がなく、東南アジアの現存個体群は特に小さい。
生息環境沼沢地、湿地、ヨシ原、河川、三日月湖、潮汐水路、マングローブ林、河畔林、湿潤草原など、水辺と密生した植生が組み合わさった環境を主な生息地とする。水田、養魚池、茶園、サトウキビ畑、ココヤシ農園、都市近郊の湿地など、人為的に改変された環境にも現れる。
標高多くは低地に生息するが、スリランカでは標高2,277mまで記録されている。
体長頭胴長約65~85cm、尾長約25~30cm。尾は太く、頭胴長の3分の1ほどしかないため、ネコ科としては比較的短い。
体重おおむね5~16kg。性的二型が明瞭で、通常は雄の方が雌より大きく重い。雄で17kg前後に達した記録もある。
体形胴が太く胸部が発達し、四肢は比較的短い。頭部は大きく幅広く、耳は小さく丸い。水辺の草むらや泥湿地を移動するのに適した、低く頑丈な体つきを持つ。
体色・模様地色は灰褐色からオリーブ褐色。頭部、頸部、背中には黒い縦縞が走り、肩から胴体にかけて黒い斑点の列へ変わる。腹面は白っぽく、喉には暗色の横帯がある。耳の裏側は黒く、中央に白斑が見られる。尾には5~6本ほどの不完全な黒い輪と黒い先端がある。
水中生活への特徴密生した下毛と長い上毛を持ち、皮膚まで水が届きにくい。指の間には水かき状の皮膜があるが、その発達程度は特別に大きいわけではない。爪は引っ込めても先端がわずかに露出し、滑りやすい獲物を押さえるのに役立つ。
泳ぎ・潜水泳ぎと潜水に優れ、水中へ飛び込んで魚を追うことができる。水面下を泳いで水鳥に近づく行動も報告されている。一方、狩りの多くは体温とエネルギーを失いにくい浅瀬や水際で行われる。
食性魚を主要な獲物とするが、地域や季節に応じて、カエルなどの両生類、ヘビなどの爬虫類、カニ、貝類、巻貝、水鳥、小型哺乳類、昆虫、動物の死骸なども食べる。シカの幼獣やイノシシなど、比較的大きな獲物を捕らえた例もある。
魚の捕り方水際で前足を使って魚をすくい上げるほか、口で直接捕らえたり、水中へ飛び込んで追跡したりする。川沿いを移動しながら短時間ごとに狩り場を変える行動も観察されている。
活動時間従来は主に夜行性と考えられていたが、カメラトラップ調査では昼間の活動も確認されている。活動時間は、人間活動、獲物、生息環境、季節などによって変化する。
社会性基本的には単独性で、繁殖期や母親が子を育てる時期を除き、単独で行動する。頬や頭をこすりつける行動、尿によるマーキングなどを用いて個体間で情報を伝える。
行動圏生息地や季節によって大きく異なる。ネパールのチトワン国立公園では雌が約4~6km²、雄が約16~22km²。スリランカの都市環境では、雌が約3km²、雄が約32~33km²を利用した例がある。一般に雄の行動圏は雌より広い。
繁殖妊娠期間は約63~70日。通常1~3頭を出産し、飼育下では4頭の例もある。出生時の子は目が閉じており、母親に依存して成長する。
出産時期野生ではおおむね11月から翌年6月に新生子が確認されているが、地域差が大きい。インド東部のビタルカニカ・マングローブでは、年間を通じて子が観察されている。
成長生後約6か月まで授乳が続き、約8~9か月で成獣に近い大きさになる。約10か月で母親から独立し、性成熟はおおむね生後15~18か月。
寿命野生での寿命は詳しく分かっていない。飼育下では10年以上生きる個体があり、10代後半まで生存した例も報告されている。
推定個体数世界全体で約3,194~7,527個体と推定される。直接調査が不足している地域については、生息適地面積と既知の生息密度から外挿した値を含む。個体数の大部分はインド、バングラデシュ、スリランカに集中している。
個体数の傾向減少傾向。湿地の消失と分断、直接的な捕殺が続いているため、今後も減少が継続すると予測されている。
IUCNレッドリストVU:危急。最新評価は2024年5月16日に行われ、2025年に公表された。評価基準はA2cd+3cd+4cd。過去・将来・過去から将来にまたがる3世代で、約30%以上の減少が推定されている。
CITESワシントン条約附属書II。国際取引は、野生個体群の存続を脅かさないよう許可制度の対象となる。
主な脅威都市化、農地化、養殖池の拡大、工業開発、道路建設などによる湿地・草原・マングローブ林の消失と分断。農薬、化学物質、生活排水、プラスチックによる水質汚染、魚類資源の減少も影響する。
人間との衝突魚、家禽、ヤギなどを襲ったとみなされ、報復として殺されることがある。実際の被害が確認されていない場合でも、人を襲う危険な動物だという誤解から捕殺される例がある。わなへの混獲、食用・毛皮・ペット目的の捕獲、交通事故も脅威となっている。
生態系での役割湿地生態系の中型捕食者として魚類、水鳥、小型哺乳類などを捕食し、水辺の食物網に関わる。生息の有無は、湿地、草原、水質、獲物資源などを含む生態系の状態を示す指標の一つとなる。
主な保全対策湿地とマングローブ林の保護・再生、個体群を結ぶ回廊の確保、カメラトラップや遺伝子解析による分布調査、交通事故対策、違法捕獲の取り締まり、家畜・養殖被害を減らす設備の導入、地域住民への普及啓発などが進められている。
保全上の課題保護区外の水田、養魚池、都市湿地にも多く生息するため、保護区の指定だけでは十分ではない。湿地を生活や生産に利用する地域住民と協力し、人間との衝突を抑えながら水辺環境を維持する必要がある。

基本情報:出典

最終評価2024年:スナドリネコ「VU:危急」

スナドリネコへのおもな脅威は、都市圏の拡張、農地化に向けた湿地からの排水、水質汚染、そして森林伐採を原因とする湿地帯の生息環境の破壊と劣化である。毛皮には商業的価値はないが、他の哺乳動物を狙った罠にかかりやすく、その毛皮を売買するアジア市場もある。さらに、食用のための猟や、ときには家畜への食害、漁網にかかった魚を横取りしたことへの報復として、狩猟が行われることもある。

出典:訳者 岩槻邦男、太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル『IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑』/ 発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / © Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014

スナドリネコ(Prionailurus viverrinus)|2026年時点の現状まとめ
出典:IUCNレッドリスト|スナドリネコ(Prionailurus viverrinus

2026年8月20日時点で確認できる最新のIUCN評価は、2024年5月16日に実施され、2025年に公表されたものです。

項目2014年の図鑑現在(2026年確認)
IUCNレッドリストEN:絶滅危惧。2010年評価に基づいていた。VU:危急。2024年5月16日の再評価で、基準A2cd+3cd+4cdが適用された。個体数は現在も減少傾向にある。
評価変更の意味絶滅危惧種として、深刻な減少と生息地の悪化が懸念されていた。ENからVUへの変更は2016年に行われたが、IUCNは「情報の質が向上したことによる非真正の変更」であり、保全状態の改善を意味しないと説明している。2024年評価でもVUのままである。
個体数世界全体の信頼できる個体数は示されておらず、かつての生息域の大部分で姿を消し、出会うことが非常に難しいとされていた。確認地点の調査と未調査地域への外挿から、世界全体で約3,194~7,527頭と推定されている。成熟個体は8,000頭未満と考えられるが、未調査地域が多く、不確実性も大きい。
個体数の変化生息地の消失や狩猟によって減少していると考えられていた。2008~2023年の3世代、約15年間に、世界個体群が30%以上減少した疑いがある。2024~2038年にも同程度以上の減少が続き、さらに加速する可能性が高いと評価されている。
分布南アジアから東南アジアに分布するが、かつての生息域の多くで姿を消し、分布は断片的とされていた。生息が確認されているのは、パキスタン、インド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、ミャンマー、タイ、カンボジア。確認地点の間には100kmを超える空白もあり、分布は広いものの著しく断片化している。
地域的な消失東南アジアを中心に、すでに姿を消した可能性のある地域が存在していた。ベトナムとインドネシアでは野生個体の確実な記録が2000年代初頭以降なく、IUCNは両国を「絶滅した可能性がある」としている。東南アジア全体の推定個体数は、タイとカンボジアを合わせても最大約131~200頭と極めて少ない。
新たな生息記録調査不足により、実際の分布が十分把握されていなかった。2016年以降、カメラトラップ調査によって多くの国で新しい生息地点が確認された。ただし、これは生息域が拡大したというより、これまで見落とされていた個体群が確認された結果である。
おもな生息環境河川、沼沢地、湿地、マングローブ林など、水辺に密接に依存する種とされていた。湿地、河畔林、マングローブ林、沼沢地、ヨシ原、草地のほか、水田、養殖池、農園、都市湿地などにも生息する。ただし、人間によって改変された環境では、道路事故や報復殺害などの危険が高い。
湿地の破壊都市圏の拡張、農地化に伴う排水、森林伐採による湿地の破壊と劣化が最大の脅威とされていた。現在も最大の脅威である。養殖業、農業、住宅、道路、工業施設、観光開発によって、森林、草地、湿地、沼沢地、マングローブが消失・分断されている。複数の主要生息地域では、適した湿地や草地が30%以上減少している。
養殖業の拡大農地化や水辺の改変の一部として懸念されていた。エビや魚の商業養殖池への転換が、沿岸湿地とマングローブの重要な減少原因となっている。養殖池は生息場所になる場合もあるが、薬品、汚水、マイクロプラスチック、漁業資源をめぐる人間との競合が新たな危険を生む。
水質汚染都市・農業活動による水質汚染が、生息環境を劣化させるとされていた。未処理の生活排水、工業排水、農業排水、養殖用薬品、重金属、プラスチック汚染が継続している。インドのマングローブで採取された糞からは、健康への悪影響が懸念される濃度の銅、クロム、鉛が検出されている。
生息地の分断と遺伝的孤立湿地の破壊によって、生息地が小さく分断されることが懸念されていた。インドの遺伝研究では、地域個体群間の遺伝的分化と一部地域での低い遺伝的多様性が確認されている。孤立した湿地の間を道路、農地、都市が遮り、個体の移動と遺伝的交流を難しくしている。
罠・混獲他の哺乳類を狙った罠にかかりやすいとされていた。無差別な罠やくくり罠は、特にカンボジアなど東南アジアで現在も重大な脅威である。漁網や養殖施設との接触、毒殺、密猟も報告されている。
報復による殺害家畜への食害や、漁網の魚を横取りしたことへの報復として殺されることがあった。小型家畜、家禽、養殖魚を襲ったと見なされ、実際の被害が確認されない場合でも追跡、捕獲、殺害されている。バングラデシュの2005~2021年の報道記録では、361件の否定的な遭遇のうち160頭の死亡が確認された。
誤認による殺害詳しい記載はない。バングラデシュの調査では、報道された個体の約80%がトラ、ヒョウ、大型ネコの幼獣などと誤認されていた。単に目撃されたことをきっかけに追跡や捕獲が始まる例も多く、誤認と恐怖が死亡原因になっている。
道路・鉄道図鑑の引用部分では取り上げられていない。道路や鉄道が湿地を分断し、交通事故による死亡を増加させている。IUCNは、特にインドとスリランカで道路事故が主要な潜在的脅威になっているとしている。
食用・毛皮・取引毛皮の商業価値は高くないが、アジア市場での毛皮取引、食用目的の狩猟があるとされていた。食肉、皮、伝統医療用の部位として利用される例が、インド、スリランカ、バングラデシュ、タイ、カンボジアなどで続いている。ペット目的の捕獲・取引も確認され、バングラデシュでは2016~2021年に違法取引から生きた24頭が押収された。
気候変動の位置づけ引用部分では、地球温暖化や気候変動は直接の脅威として取り上げられていない。最新のIUCN評価では、「生息環境の移動・変化」と「嵐・洪水」が気候変動に関連する脅威として正式に挙げられている。影響は主として湿地、河川、草地、マングローブ、獲物の変化を通じて現れる。
海面上昇記載なし。バングラデシュのスンダルバンスなど、低地の沿岸湿地とマングローブが海面上昇にさらされている。浸水域の拡大、湿地植生の後退、陸側への移動を妨げる堤防や市街地によって、生息地が狭まる危険がある。
塩水の侵入記載なし。海面上昇、河川流量の減少、沿岸開発による塩水侵入は、淡水湿地やヨシ原、魚類・両生類などの獲物群集を変化させる可能性がある。インドのチリカ湖では、淡水に富むヨシ原で生息確認が多く、塩分が高く水辺植生の乏しい区域では少なかった。
降水量の変化と干ばつ記載なし。バングラデシュでは、乾季の降水量と湿地面積がスナドリネコの分布を強く左右していた。温暖化によって降雨が不規則になり、乾季の水域が縮小すると、湿地同士のつながりが失われ、移動、採食、繁殖が難しくなると考えられる。
サイクロン・豪雨・洪水記載なし。ベンガル湾沿岸ではサイクロンの増加傾向が報告されている。極端な高潮や洪水はマングローブ、ヨシ原、河岸植生を損傷させる一方、異常な少雨や河川流量の低下は湿地を干上がらせる。両極端の変化が生息環境を不安定にする。
気候変動と人間との衝突記載なし。干ばつ、洪水、塩水化などによって湿地が縮小・分断されると、スナドリネコが水田、養殖池、道路沿い、集落周辺へ移動する機会が増える。小さく分断された湿地、農地、道路が重なる地域ほど、否定的な遭遇や死亡が多いことが示されている。
気候影響の科学的理解記載なし。個体への暑熱の直接的な生理影響よりも、湿地の水量、塩分、植生、獲物、生息地の連結性を介した間接影響の証拠が多い。種全体の個体数に対する気候変動単独の影響量は、まだ算出されていない。
地域的な希望残存湿地を早急に保護することが最優先とされていた。チリカ湖では、保護区外にもかかわらず北部で159±23頭、南部で185±91頭という豊かな地域個体群が推定された。適切な湿地と魚類資源が残れば、高密度で生息できることを示している。ただし、この結果を世界全体の回復と見ることはできない。
保全対策残された湿地生息地の保護が最優先とされていた。CITES附属書IIへの掲載、各国の狩猟規制、マングローブ再生、野生動物回廊、地域住民との監視・普及活動が進められている。IUCNは推定個体群の41~50%が保護地域内にいるとしているが、体系的な世界規模の監視制度はまだなく、保護地域外の湿地が大きな空白となっている。
2014年との総合比較湿地破壊、水質汚染、罠、毛皮・食肉利用、漁業や家畜被害への報復が主要な危機だった。2014年に挙げられていた脅威はほぼすべて現在も継続している。さらに、養殖業、道路、ペット取引、遺伝的孤立、気候変動による海面上昇・塩水化・降水変動・極端現象が詳しく確認されるようになった。VUへの変更は回復を示さず、個体数は今も減少している。

現状まとめ:出典

スナドリネコは2014年にはEN(絶滅危惧)でしたが、現在はVU(危急)と評価されています。ただし、評価の変更は調査情報の向上によるもので、状態の改善を示すものではありません。世界の推定個体数は約3,194~7,527頭で、2008~2023年に30%以上減少した疑いがあり、今後も減少の継続が予測されています。湿地やマングローブの開発、水質汚染、罠、報復殺害、密猟、道路事故など、2014年に指摘された脅威の多くは現在も続いています。さらに、海面上昇、塩水侵入、降水量の変化、干ばつ、サイクロンや洪水が生息地と獲物を変化させ、人間との衝突を増やす危険も明らかになってきました。保全活動は進んでいますが、分布の断片化と個体数減少には歯止めがかかっていません。

⬇︎スナドリネコの保護活動の種類です。必要なら開いてください。

保全活動の種類具体的な内容実施例・進展状況今後の重点
国際取引の規制ワシントン条約(CITES)附属書IIに掲載され、国際取引には輸出入許可と、野生個体群を害しないことの確認が必要となる。生体、毛皮、身体の一部、ペット目的の取引を監視する。国際取引を規制する枠組みは整備されているが、ペット目的の捕獲や地域内での消費・取引は一部の生息国で報告されている。国境、市場、オンライン取引の監視を強化し、押収個体の由来や取引経路を記録する。
国内法による保護狩猟、捕獲、殺傷、所持、販売を国内法で禁止または制限する。インドでは野生生物保護法のSchedule Iにより最高水準の保護を受ける。バングラデシュ、ミャンマー、スリランカ、タイでも法的に保護され、パキスタンのシンド州でも捕獲・所持・取引が禁止されている。ネパールでは本種そのものが保護種として明記されていないが、許可のない野生動物の狩猟は禁止されている。カンボジアでは取引や消費に対する罰則が弱いことが課題となっている。法律の存在だけでなく、湿地周辺での巡回、罠や毒殺への取締り、違法取引の捜査、司法機関への周知が必要となる。
国レベルの保全行動計画分布、脅威、優先地域、 habitat restoration、個体群監視、行政職員の能力向上、政策調整を一つの計画にまとめる。インド野生生物研究所は2026年8月、インド政府・UNDP・GEF事業の下で、スナドリネコを含む小型ネコ類の保全行動計画を公表した。優先的に保全する景観の特定、地域別管理、モニタリング、湿地再生、政策措置を含む、同国初の包括的な国家枠組みである。計画を州・県・保護区単位の予算、担当機関、期限、評価指標に落とし込み、実施結果を定期的に公開する。
湿地・マングローブの保護沼沢地、氾濫原、河川沿いの草地、ヨシ原、マングローブ、三日月湖、貯水池周辺などを保全する。埋立て、排水、農地・養殖池・工業用地への転換を抑える。スリランカは2015年に国内の全マングローブ林を法的保護の対象とした。インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、カンボジアでは、マングローブの再生や植栽が進められている。本種は保護区外の湿地、養魚池、水田、農地周辺にも生息するため、国立公園や保護区だけでなく、民有地を含む湿地景観全体を対象にする必要がある。
湿地の再生と水環境改善失われたマングローブ、ヨシ原、湿地植生、水路を復元し、自然な水位変動と水のつながりを保つ。農薬、工業排水、生活排水、養殖由来の化学物質やプラスチック汚染を減らす。生息国ではマングローブ再生が行われているほか、インドのチリカ湖周辺ではスナドリネコを湿地保全の象徴として扱い、湿地管理と個体群保全を結びつける活動が進められている。植樹本数だけで評価せず、在来植生、水質、魚類・両生類・甲殻類などの餌資源、繁殖可能な隠れ場所が回復したかを継続的に調べる。
生息地の連結性確保分断された湿地、河川、マングローブ、草地を水路や植生帯で結び、個体が道路や市街地を避けて移動できる経路を残す。インドのテライ地方やスリランカ中央高地などでは、野生動物回廊の形成がスナドリネコにも利益をもたらしている。インドの個体群では低い遺伝的多様性と地域間の強い遺伝的分化が確認されており、生息地の分断が長期的な問題となっている。開発事業の環境影響評価に湿地間の移動経路を含め、道路、宅地、工業地、集約的養殖施設による新たな分断を防ぐ。
分布・個体数の調査カメラトラップ、足跡・糞などの痕跡調査、聞き取り、GPS追跡、遺伝子解析を組み合わせ、分布、密度、繁殖、死亡原因、生息地利用を調べる。インドの西ベンガル州とオディシャ州、ネパール、バングラデシュ、スリランカなどで調査が継続されている。チリカ湖では行政機関と保全団体が協力し、カメラトラップによる個体数推定を行政の定期監視に組み込む活動を進めている。調査方法を地域間で標準化し、同じ地点を長期間調べることで、個体数の増減と保全策の効果を判定する。
保護区外の個体群保全養魚池、水田、農村、都市湿地、河川敷など、人間活動の強い場所に残る個体群を保全対象に含める。インドのThe Fishing Cat Projectは、本種を保護区外の湿地を守るための象徴種として位置づけ、地域住民、学生、研究者、行政、NGOを結ぶ保全ネットワークづくりを進めている。小規模湿地を「空き地」や「開発可能地」と扱わず、個体の隠れ場所、繁殖場所、湿地間の中継地として地域計画に組み込む。
地域住民による監視漁業者、農家、学生などを調査と監視に参加させ、目撃情報、罠、湿地火災、違法捕獲、負傷個体を早期に報告できる体制をつくる。西ベンガル州では住民を地域の「目と耳」とする監視活動が進められている。バングラデシュやネパールでも、住民を調査、保護、救護に関わる地域チームとして育成する事業が行われている。通報後に行政や救護担当者が迅速に対応できる連絡網を整え、情報提供者が不利益を受けない仕組みを設ける。
漁業者・養魚業者との衝突緩和養魚池の魚や家禽が捕食された際の報復殺傷を防ぐため、被害原因をカメラなどで確認し、被害軽減、補償、代替収入を組み合わせる。ネパール西部のカピラバストゥ郡では、現金ではなく魚で損失を補う地域運営型の「フィッシュバンク」が計画・実施されている。地域共同の養魚池整備や生計支援を通じ、罠、毒、銃による報復殺傷を減らすことが目的である。被害申告だけで判断せず、実際の加害動物を確認する。補償の迅速化、養魚池・家禽小屋の管理改善、地域住民が利益を得られる湿地利用を組み合わせる。
密猟・罠・毒殺対策他の哺乳類を狙った罠への混獲、食用・毛皮・ペット目的の捕獲、魚や家禽被害に対する毒殺を防ぐ。地域住民による監視、行政との共同巡回、啓発活動、捕獲個体の救出が各地のプロジェクトで行われている。罠の設置地点と死亡原因を記録し、常習地点の巡回を強化する。毒物の不適切使用や違法な野生動物取引も一体的に監視する。
道路事故対策目撃・死亡記録やGPS追跡から道路横断地点を把握し、速度抑制、警告標識、植生を備えた横断経路、道路下の水路・通路などを整備する。道路事故はインドとスリランカで重要性が増している。都市湿地に生息する個体の移動調査や、市民からの事故情報収集を道路計画へ反映する活動が進められている。標識の設置だけで終わらせず、事故件数、車速、横断施設の利用状況を調べ、効果のない場所では構造や位置を修正する。
救護・治療・野生復帰罠、交通事故、犬の攻撃、住民による捕獲などで負傷した個体を救出し、獣医療、リハビリテーション、放逐後の監視を行う。バングラデシュなどでは、地域住民を負傷個体や捕獲個体の救護に参加できる対応チームとして育成する取り組みが進められている。人への馴化、感染症、放逐先の生息環境を確認し、回復後は可能な限り適切な野生環境へ戻して追跡する。
教育・普及と象徴種化学校教育、地域集会、映像、教材、看板などを通じ、本種が人を襲う危険な動物だという誤解を減らし、湿地の価値を伝える。2012年に西ベンガル州の州動物となり、2020年にはチリカ湖の「アンバサダー」に指定された。各生息国では「Fishing Cat February」などの普及活動も行われている。一時的なイベントだけでなく、行動変化や報復殺傷件数の変化を調べ、地域の文化や言語に合わせて内容を更新する。
飼育下繁殖と遺伝的管理野生個体群の代替ではなく、地域絶滅に備える保険個体群として、血統、遺伝的多様性、健康、行動、動物福祉を管理する。西ベンガル州動物園当局の繁殖個体群を対象とした2024年の研究では、野生個体群と飼育個体群を一体として扱う「One Plan Approach」が提案された。遺伝的管理を行ったうえで野生個体群を補強する構想と、西ベンガル州内の候補地21か所が示されている。野生復帰は候補地の脅威除去、遺伝的適合性、疾病検査、野外順化施設、放逐後の追跡を満たした場合に行う。現在は研究・計画段階を含み、広域的な再導入が完了した状態ではない。
国際・地域間の連携生息国間で調査手法、分布情報、遺伝資料、衝突対策、湿地管理の経験を共有する。Fishing Cat Working Groupは2011年に設立され、2015年の国際シンポジウムで保全戦略が策定された。Fishing Cat Conservation Allianceは複数の生息国にある地域プロジェクトを結んでいる。東南アジアでは確認記録が非常に少ない地域もあるため、国境を越えた調査と、未調査湿地での体系的な探索が必要となる。

保全活動の種類:出典

なぜスナドリネコの生息地は失われるのか|湿地開発と気候変動

Questioner: I’ve read that there haven’t been any confirmed records of wild Fishing Cats in Vietnam and Indonesia since the early 2000s, and the IUCN actually considers them “possibly extinct” in both countries. But when you think about it, Vietnam and Indonesia are seeing massive economic growth right now. It really feels like that boom and the disappearing wetlands and mangroves are directly connected. And if those wetlands vanish, the global warming we’ve already caused is only going to get worse, right?

Me: Exactly. When wetlands dry out—whether from droughts or being drained—all the carbon they’ve been storing up gets released into the atmosphere as massive amounts of carbon dioxide, which just hits the gas pedal on global warming. On top of that, mangroves actually absorb way more CO2 from the air than regular trees do, locking most of it away deep in the mud for long periods of time.

Questioner: Yeah, that makes sense. So it’s safe to say that losing the wetlands where the Fishing Cats live basically equals losing our own living spaces too. Plus, what they actually build on those reclaimed wetlands is a huge issue. If they just slap down massive factories that pump out tons of CO2, both we and the Fishing Cats are going to lose our homes even faster.

Me: It really is a pressing issue since it directly threatens our own future habitats. I’m going to look deeper into the “relationship between urban development, wetlands, and mangroves” in the countries where these cats are still known to exist: Pakistan, India, Nepal, Bangladesh, Sri Lanka, Myanmar, Thailand, and Cambodia.

質問者:「ベトナムとインドネシアでは野生個体の確実な記録が2000年代初頭以降なく、IUCNは両国を「絶滅した可能性がある」としている」って言われているみたいなんだけど、ベトナムとインドネシアといえば今すごく経済成長しているよね。そのことと湿地やマングローブが減っていることは同じ流れに感じる。湿地がなくなれば僕たちが招いた地球温暖化はさらに悪化するよね。

私:湿地が干ばつなどで乾燥すると、これまで蓄えられてきた炭素は大量の二酸化炭素などとして大気中に放出され、地球温暖化を加速させます。さらにマングローブは、一般的な樹木に比べて多くの大気中の二酸化炭素を吸収し、その大部分を長期間にわたって地下の泥の中に閉じ込めてくれています。

質問者:そうだよね。これスナドリネコさんの暮らす湿地がなくなる=僕たちの暮らす場所がなくなる。って考えていいよね。それに、湿地を埋め立てて何をするのかも問題だよね。そこに二酸化炭素を大量に排出する大きな工場とかが建設されたらもっと早く僕たちやスナドリネコさんたちの暮らす場所が減ってしまうよ。

私:今後私たちの暮らす場所にも関わることですので気になります。現在も生息が確認されている、パキスタン、インド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、ミャンマー、タイ、カンボジアの、「都市開発と湿地とマングローブの関係」を調べてみます。


湿地を埋め立てた先に何が残るのか|スナドリネコを追い詰める開発と気候変動

スナドリネコの生息地が失われる背景には、農地や養殖池、住宅地、工業用地へと湿地を変えてきた人間の経済活動があります。しかし、失われるのは一種のネコの居場所だけではありません。水を蓄え、洪水を和らげ、炭素を閉じ込めてきた湿地を壊すことは、やがて人間の暮らしにも返ってきます。

1. 南アジア・東南アジアにおける「開発」の実態

南アジアと東南アジアでは、人口増加や都市化、経済活動の拡大に伴い、スナドリネコが依存する湿地やマングローブ林の縮小・分断が進んでいます。

インド・スリランカ(都市化とインフラ開発)

インド南部のチェンナイでは、急速な都市拡大によって湿地面積が約85%縮小したと報告されています。2015年の大洪水は記録的な豪雨によって発生しましたが、湿地の埋め立てや水路への建築物の進出、排水機能の低下が被害を拡大させた要因の一つと考えられています。

2019年に「デイ・ゼロ」と呼ばれた深刻な水不足も、少雨だけでなく、無計画な都市化、水需要の増加、地下水への過度な依存、水資源管理の問題が重なった結果でした。水を蓄え、洪水を調整する湿地の減少は、豪雨と渇水の両方に対する都市の抵抗力を弱めています。

スリランカのムトゥラジャウェラ湿地では、1997年から2017年にかけて居住地が68%拡大する一方、沼沢地は41%、マングローブは21%減少しました。こうした土地利用の変化は、水辺に依存する野生動物の生息地を狭めるだけでなく、地域の洪水調整や水質浄化の機能にも影響を及ぼします。

ミャンマー・タイ・カンボジア(農業・水産業と沿岸開発)

ミャンマーでは、1996年から2016年までに、1996年時点のマングローブ域の63%が一時的または恒久的に別の土地被覆へ転換され、マングローブの純面積は52%減少しました。主な転換先は水田、パーム油・ゴム農園、低木地、都市域で、養魚・エビ養殖池への転換は当時の調査では比較的小さい割合でした。

タイでは、エビ養殖などへの転換によって過去にマングローブが大きく失われましたが、1990年代後半以降は保護・再生策による回復も報告されています。ただし、スナドリネコの生息域では、養殖、農業、道路、工業化に伴う湿地の分断や水質汚染が引き続き問題となっています。

カンボジアの沿岸4州では、1989年から2017年にマングローブの約42%が失われました。塩田、木炭生産、エビ養殖などが主な原因とされますが、植林や違法伐採の規制、放棄された養殖池の増加などにより、近年は減少速度が鈍化した地域もあります。

2. 経済成長が生み出す「多重の影響」

沿岸湿地を埋め立て、工業施設やインフラへ転換する開発は、生物多様性の喪失だけでなく、気候変動への影響も重ねます。

マングローブ林などの沿岸湿地は「ブルーカーボン」の重要な貯蔵庫です。同じ面積で比較すると、マングローブや沿岸湿地は熱帯林の3~5倍の炭素を蓄える場合があり、その多くは酸素の少ない土壌中に長期間保存されています。

伐採や排水、埋め立てが行われると、将来の二酸化炭素吸収能力が失われるうえ、土壌に蓄積されていた有機炭素の一部が、分解や酸化を通じて温室効果ガスとして放出される可能性があります。その土地に化石燃料への依存度が高い工場や輸送インフラが建設されれば、炭素貯蔵庫の喪失、土地転換による排出、新たな事業活動からの排出が重なります。

個々の開発による排出量は施設の設計や使用エネルギーによって異なりますが、このような土地転換の積み重ねは、温室効果ガスの削減と温暖化の抑制を一段と難しくします。

3. なぜ破壊は止まりにくいのか

湿地の減少が洪水、水不足、漁業資源の低下として人間社会にも影響しているにもかかわらず、土地転換が続く背景には、複数の要因があります。

地域の雇用や食料生産、住宅、インフラを確保する必要性に加え、農水産物の輸出、短期的な土地収益、開発を促す補助制度、土地権利の不明確さ、規制を実施する人員や予算の不足などが関係しています。さらに、都市や国際市場へ接続しやすい地域ほど、農業・養殖業への転換圧力が強まる傾向も確認されています。

ただし、経済成長そのものが必ずマングローブの減少を招くわけではありません。地域住民の権利を認めた共同管理、保護区域の実効的な運用、持続可能な生産、湿地再生を経済政策に組み込むことで、経済活動とマングローブの回復が両立した地域もあります。生産国だけでなく、その農水産物を消費し、投資する側にも、湿地を破壊しない供給網を選ぶ責任があります。

出典


Questioner: With the climate change we’ve brought upon ourselves, we have no idea where or how the next floods will hit. It’s crazy to keep destroying the very wetlands and mangroves that protect us from them.

Me: Exactly. We can’t just say we want economic growth and nature conservation at the same time. If we keep paving over the very nature we’re supposed to protect just to fuel that growth, then it’s just lip service. We aren’t actually choosing nature at all.

Questioner: It shouldn’t even be a choice between the economy or nature. We need to fundamentally change this economic system that only works by destroying nature in the first place.

Me: I couldn’t agree more. Turning wetlands into factories or housing developments might bring in some short-term profit. But once we wipe out that land’s ability to control floods, filter water, and store carbon, we’re going to pay a much heavier price down the road.

Questioner: So, saving these wetlands isn’t just about protecting the wildlife that lives there—it’s literally about saving ourselves.

Me: Spot on. By the time the next major flood hits and we catch ourselves thinking, “I wish we still had those wetlands,” it’ll be too late. Once that land is paved over, you can’t just bring it back. And I think the Fishing Cat is the one bearing the brunt of that danger before we do—taking the hit with its small body and quietly fading away from the water’s edge.


Thank you so much for taking the time to read this today.

I truly hope our thoughts reach the Fishing Cats.

鶏人|Keijin

質問者:これから先、僕たちが招いた地球温暖化による気候変動で、洪水がどこでどのように起こるか分からないところなのに、これ以上、洪水から守ってくれる湿地やマングローブ林を開発するのはよくないね。

私:そもそも経済成長もしたい、自然も守りたいと願ったところで、成長のために守るべき自然を埋め立て続けるなら、願っているだけで、実際には自然を選んでいないと思います。

質問者:経済か自然か、どちらかって話じゃなくて、自然を壊さなければ成り立たない経済の仕組みから変えなければいけないよね。

私:そのとおりだと思います。湿地を工場や住宅地に変えれば、短い期間では利益が生まれるかもしれません。でも、その土地が担っていた洪水の緩和、水質の浄化、炭素の貯蔵まで失えば、あとになって、もっと大きな代償を支払うことになります。

質問者:湿地を守ることって、そこに暮らす生き物だけじゃなくて、僕たち自身を守ることでもあるよね。

私:そうなんです。次の洪水が来てから、ここに湿地があればよかったと気づいても、埋め立てた土地は簡単には元へ戻りません。それを私たちより先にその危険を小さな体で引き受け、水辺から静かに消えようとしているのが、スナドリネコなのだと思います。


貴重な時間を、ありがとうございました。

スナドリネコに、その想いが届くことを祈ります。

鶏人|Keijin


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