※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
※画像はすべてAI生成(DALL·E)によるイメージであり、実際の生物写真ではありません。
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こんにちは、fukumomo3_photo です。
エチオピアニセヤブヒバリ(Heteromirafra archeri)は、
2014年、図鑑に【CR:深刻な危機】として分類されていました。
2021年、IUCNレッドリストで【CR:深刻な危機】と評価されました。
つまり、2014年から2021年にかけて、
エチオピアニセヤブヒバリは「時の砂に埋もれても、まだ羽ばたきを夢見る」状態なのです。
※2025年時点で、IUCNレッドリストにおけるエチオピアニセヤブヒバリの最新評価は2021年版です。それ以降の更新は行われていません。
この記事は、とても短く5分で読めるので、どうぞ最後まで読んでくれると嬉しいです。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含んでいます。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:https://www.iucnredlist.org/species/84543703/177883983
踏圧が草原と鳥たちに与える深刻な影響
⬇︎エチオピアニセヤブヒバリの生態です。必要に応じてご覧ください。⬇︎

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | エチオピアニセヤブヒバリ/アーチャーのヒバリ |
| 英名 | Archer’s Lark / Liben Lark |
| 学名 | Heteromirafra archeri |
| 分類 | 鳥綱・スズメ目・ヒバリ科(Alaudidae) |
| 分布 | エチオピア(Liben Plainなど)、かつてソマリア北西部にも生息 |
| 主な生息地 | 乾燥した低地草原および疎灌木地(年降水量300–400mm) |
| 体長 | 約14cm |
| 体重 | 約30g とされる報告あり(ドイツ語版) |
| 寿命 | 情報なし |
特徴
- 名前の由来:種小名 archeri は、英国の探検家 Sir Geoffrey Francis Archer にちなむ。
- 外見:胴はずんぐり小型で頭部が比較的大きく、尾は短く細い。上面は複雑な斑模様、胸に縞模様、尾の外側羽は白い。
- 鳴き声:不明・記録なし。
- 食性:種子や小型無脊椎動物(ミミズなど)を食べる雑食性と推測される。
生態と行動
- 生活様式:地上性が強く、飛ぶよりも植生に隠れることを好む行動性。
- 産卵・繁殖:夏期に巣が見つかっており、1回の繁殖で卵は3個ほど。
- 回遊性:移動は限られ、局地的に生活する傾向が強い。
- 天敵・脅威:明記なし。主な脅威は生息地の喪失や人間活動による草原の劣化。
保全状況と取り組み
- IUCN 状態:極度に絶滅が危惧される「Critically Endangered(CR)」に分類。
- 個体数と分布:成熟個体は50〜250羽ほどと非常に少なく、確認された場所もごく限られている。
- 主な脅威:
- 過放牧、農地開発、難民流入に伴う草原の消失。
- 火災抑制政策が草原維持に逆効果の可能性あり。
- 保護活動:
- BirdLife International、RSPB、地元団体が共同で草地保護ゾーン(kallos)の設置や持続的草地管理プロジェクトを実施。
- この取り組みにより、保全域内でのテリトリー数は11→21へと回復傾向が見られるなど希望の兆し。
2014年絶滅危惧種:エチオピアニセヤブヒバリ【CR:深刻な危機】
この鳥はエチオピア南部の草原にある小さな領域で発見された。……現在、この種への最大の脅威となっているのは生息地の喪失である。その原因は、草原が農地に転換されたことで家畜数が増加し、過放牧や踏圧が発生していることである。
出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
踏圧(とうあつ)が脅威となっている理由がわからなかったので調べてみた。
| 被害の種類 | 具体的な影響 | エチオピアニセヤブヒバリへの影響 |
|---|---|---|
| 土壌へのダメージ | ・土壌硬化で地面が固くなる ・水や空気が通りにくくなる ・微生物の活動が低下 | ・草が育ちにくい環境になり、生息地が荒廃 |
| 植物へのダメージ | ・根が張れず、種子も発芽しにくい ・草が減少、裸地化が進む | ・巣材や隠れ場所が失われる ・エサとなる種子や昆虫が減少 |
| 巣・繁殖への直接的被害 | ・巣や卵、ヒナが家畜に踏みつぶされる危険 | ・繁殖の失敗や個体数減少につながる |
| 生態系の悪化 | ・草が減ることで昆虫も減少 ・捕食者に見つかりやすくなる | ・食料不足と捕食リスク増大で生存率が低下 |
犬の散歩で河原に行くと短い草が生え、そのなかには花を咲かせているものもある。
その中を歩いていくと、突然鳥が飛び立つ時があった。
草や花が生い茂る河原には、鳥たちが隠れる場所がある。
でも、踏圧されてしまうと、「丸見え」となり捕食者に狙われる確率は上がる。
⬇︎エチオピアニセヤブヒバリの主な保護活動の種類です。必要に応じてご覧ください。⬇︎
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 繁殖地の保護 | 草原の営巣地を保護するため、放牧圧や農業開発の制限を実施 |
| 生息地の維持 | サバンナ草原の管理(定期的な火入れや放牧調整)によって生息環境を維持 |
| 農薬・化学物質対策 | 昆虫資源や植生を守るため、農薬使用を抑制し環境に優しい農法を推進 |
| 国際的な取引規制 | IUCNやCITESの枠組みにより、捕獲や国際取引を制限 |
| 保護区の設定 | エチオピア高原の限られた分布域を自然保護区・国立公園として指定 |
| 市民・地域参加 | 地域住民と協力した草原保全、環境教育、持続可能な牧畜への転換 |
| 研究とモニタリング | 個体数・分布の調査、繁殖成功率や生息環境変化を長期的にモニタリング |
主な取り組み
- 繁殖地保護:草原の営巣地を守り、放牧や農地化を制限
- 生息地管理:火入れや放牧調整で草原の生態系を維持
- 農薬削減:餌資源を守るために持続可能な農法を導入
- 国際保護:IUCNやCITESで捕獲・取引を規制
- 保護区整備:エチオピア高原の草原を保護区に指定
- 地域参加:住民と協力した草原保全や教育活動を推進
- 調査研究:個体数や繁殖状況を継続的にモニタリング
最後に
これを読んでみて、どのように感じましたか?
「開拓の何が悪いの?」
と、開拓を進歩と捉えます?
「生態系サービスの破壊を止めたい!」
と、開拓を破壊と捉えますか?
感じ方は、さまざまあると思います。
これ以上森や湿地帯がなくなると地球はバランスを保つことができないと、
わたしの「脳」がいろいろな書籍を読んで気がついた。
だけど、生物学的に考えると「遺伝子」が潜在意識を操り現状を維持しようと、それを拒む。
でも、「心」は、変えていかないといけないとダメだと訴える。
だから考えた。
毎日5分だけでも、地球のことを考える習慣を作ると意識が変わるのではないか。
意識が変わると行動が変わるのではないか。
世界中の人の行動が変われば、絶滅は回避できるのではないか。
夢のような話だが、「わたし」は、習慣という複利の法則を信じたい。
ここまで読んで、『あなた』は、どのように感じましたか?
コメントで意見を聞かせてくれると、とても嬉しいです。
あなたの貴重な命である5分間を本当にありがとうございました。
エチオピアニセヤブヒバリに、あなたの5分が届くことを祈ります。
fukumomo3_photo
インスタでは、エチオピアニセヤブヒバリたちの姿を“図鑑みたいに”並べて見られます。
ビジュアルで伝える命の物語、よかったらのぞいてみてください。



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