※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
Hi, I’m Keijin.
Today, I’m using the Carossier palm (Attalea crassispatha) as a starting point to talk about a bigger question: “Who’s really pulling the strings from above?”
Back in the 2014 Red List guide, this palm was listed as Critically Endangered (CR), mainly because its natural habitat was being wiped out and turned into farmland.
Fast forward to 2026, and its IUCN Red List status hasn’t budged—it’s still stuck at Critically Endangered.
Recently, the number of mature individuals has been hovering around 40 to 50. On paper, that might look like a tiny bump, but the overall population trend is still officially marked as “Decreasing.”
So, the tragic reality for the Carossier palm today is essentially: “The numbers survive, but the forest never returns.”
It’s a quick, 5-minute read. I hope you’ll stick with me to the end.
こんにちは、鶏人|Keijin です。
今回は、カロシエヤシ(学名:Attalea crassispatha)を入り口にして、「上から操っているのは誰」って話をしてみます。
2014年の図鑑では、農地への転換で生育地の環境が変わってしまったことなどが理由で、「CR:深刻な危機」と評価されていました。
そして、2026年時点で確認できるIUCNレッドリストの評価も、2014年と変わらず「CR:深刻な危機」のままです。
近年は、成熟個体数が40〜50と、数字だけ見ると少し増えたようにも見えるんですが、個体群の傾向はDecreasing(減少中)と示されています。
だからカロシエヤシは今も、「数は残る、森は戻らない」状態なのだと思います。
この記事は短くて、5分で読めます。
よかったら、最後まで読んでください。
※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2017評価(2018年公開)です(以降の更新は、現時点では確認できていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Attalea crassispatha)
なぜ「数は残るのに森が戻らない」のか|保全の限界と背景
⬇︎カロシエヤシの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | カロシエヤシ |
| 英名 | Carossier palm/ Carossier(別名として Petit coco、Haitian endemic palm など) |
| 学名 | Attalea crassispatha |
| 分類 | 被子植物・ヤシ科(Arecaceae)・アッタレア属(Attalea) |
| 分布 | ハイチ固有。主に南部のティブロン半島(Sud、Nippes など)に限られる |
| 主な生育地 | 乾いた二次林の小区画、畑地(フィールドガーデン)、屋敷林(コートヤードガーデン)など、人為環境に近い場所での残存が多い |
| 大きさ | 樹高は最大で約20m、幹径は最大で約35cm程度とされる(資料により幅あり) |
| 寿命 | ヤシ類は一般に長寿だが、本種単独の「寿命の目安」は整理されにくい(長期生存型) |
| 保全状況 | IUCNの評価ではCR(深刻な危機)として扱われる |
特徴
- 見た目:単幹で、羽状(ピナテ)葉を密に付ける大型のヤシ。葉は長く、樹冠が目立つタイプとして記載される
- 希少性:野生で確認される個体数が極端に少なく、2017年の調査では野生の生存個体が24本として報告されている
- 分布の特殊さ:アッタレア属(中南米中心)としてはカリブの島嶼に孤立した分布を示す点が注目される
- 保全状況:ハイチ固有の極小個体群で、IUCNのCRとして扱われる
生態など
- 生育環境:残存個体は、畑地・屋敷林・乾いた二次林パッチなど「原生林ではない環境」に取り残されている、という整理がされている
- ふえ方(繁殖):被子植物のヤシとして花を付け、果実・種子で更新する。ただし個体群が小さく、更新(実生の成立)が限定的とされる
- 脅威:農地化・伐採などによる生育地の縮小、種子の採取(食用利用を含む)、外来草食動物などが衰退要因として挙げられている
- 保全の方向性:野外個体群の再調査・保護に加え、植物園などでの域外保全(生きたコレクション)と、遺伝的多様性を踏まえた繁殖・導入計画が重要とされる
出典
- Useful Tropical Plants|Attalea crassispatha(樹高・幹径・葉などの概要)
- Wikipedia|Attalea crassispatha(概要、分布、IUCNカテゴリの入口として)
- NYBG(PDF)|Attalea crassispatha, a rare and endemic Haitian palm(形態・基本記載の一次級資料)
- Webbia(論文PDF)|The Critically Endangered Haitian endemic palm Attalea crassispatha…(野生24個体、分布域、脅威、域外保全と遺伝の話)
- Biological Conservation(ScienceDirect)|Current management practices do not adequately…(域外コレクション・保全繁殖の議論、IUCN項目参照の手がかり)
最終評価2017年:カロシエヤシ「CR:深刻な危機」
農地への転換のために生育場所の生態が変わったことが、カロシエヤシに厳しい影響を与え、1996年時点でわずか 30個体が残っているだけと推定されていた。他にも、人々が種子を採取し、家畜のえさとなり、種子を散布する媒介者が減少したことがこのヤシの生存に災いとなっている。
出典:訳者 岩槻邦男、太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル『IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑』/ 発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / © Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
| 項目 | 2014年の図鑑 | 現在(2026年確認) |
|---|---|---|
| 種名 | カロシエヤシ(ヤシ科)/学名:Attalea crassispatha | 学名:Attalea crassispatha |
| 保全状況(カテゴリ) | 絶滅危惧IA類(CR) | Critically Endangered(CR) |
| 評価年(Last assessed) | (図鑑本文の記載対象は当時のIUCN掲載情報) | 2017-11-07 |
| 公表年(文献年) | 2014年版書籍として掲載 | 2018(IUCN Red List 文献表記) |
| 分布 | カリブ海・ヒスパニオラ島のハイチ西南部の半島部、限られた場所 | Global(IUCN表示) |
| 個体数の推移(1996年「30個体」からの変化) | 1996年時点の推定:30個体 | 成熟個体数:40–50(IUCN表示) |
| 成熟個体数(NUMBER OF MATURE INDIVIDUALS) | (図鑑本文では1996年推定30個体として記載) | 40–50 |
| 個体群の傾向(POPULATION TREND) | (図鑑本文では、生存に不利な要因が継続する状況として記載) | Decreasing |
| 脅威:生息環境の破壊 | 農地への転換により生育場所の生態が変化し、強い影響 | 生息環境:Forest, Artificial/Terrestrial(IUCN表示) |
| 脅威:生活の中での利用 | 人が種子を採取し、家畜のえさになり得る利用が関与 | (図鑑本文の脅威要素に対応する形で継続する状況として整理) |
| 脅威:再生産・更新(世代交代) | 種子を散布する媒介者が減少し得る状況が生存に不利 | (図鑑本文の脅威要素に対応する形で継続する状況として整理) |
| 脅威:個体群規模に起因する脆弱性 | 群落が小さく、自然の変動への対応が難しい状況 | 成熟個体数40–50、個体群傾向Decreasing(IUCN表示) |
| 保全活動:自生地外保全(生息地以外での栽培) | フロリダ州フェアチャイルド植物園に施設内保全の株 | (IUCN Red List の当該評価ページで種として掲載・参照可能) |
| 保全活動:現地(ハイチ)での取り組み | ハイチ植物基金が2年計画で分布・生態・保全状況の調査、保全意識の向上、芽生え育成、野外への移植、分布域全体での調査拡大 | (図鑑本文の保全活動に対応する形で継続する状況として整理) |
| 保全活動の課題:ハイチでの困難 | 農地転換、人による種子採取、家畜利用、媒介者減少、小規模個体群という条件が保全上の制約 | 成熟個体数40–50、個体群傾向Decreasing(IUCN表示) |
出典
Attalea crassispatha は、2014年版図鑑で絶滅危惧IA類(CR)として扱われ、1996年時点で推定30個体とされていた。IUCNレッドリスト(2018公表、2017年11月7日評価)でもCRに位置づけられ、成熟個体数は40–50、個体群傾向はDecreasingと示される。主要因として、生息地の農地化等による環境改変、種子の採取や家畜利用に伴う更新阻害、散布媒介の減少、小規模個体群に由来する脆弱性が整理される。自生地外保全は植物園等で継続され、現地では分布・生態調査と移植を含む保全が試みられている。
⬇︎カロシエヤシの保護活動の種類です。必要なら開いてください。
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 生息地の保全(残存林・二次林の維持) | ハイチ南西部の限られた残存林や農地モザイクの中に点在するため、残った樹林パッチと周辺の植生(更新が起きる環境)をこれ以上減らさない管理を優先する。 |
| 森林改変の抑制(農地拡大・伐採の低減) | 農地拡大や伐採で個体が減りやすいので、土地利用の調整や緩衝帯づくりなどで生息地の縮小を抑える。 |
| 利用圧の管理(種子の採取圧の低減) | 食用の種子が採られることが個体群の再生(次世代の定着)を阻害し得るため、採取圧を下げる啓発や、必要に応じて採取ルール・代替策(栽培へ誘導)を組み合わせる。 |
| 域外保全(植物園での生体コレクション維持) | 野外の個体数が極めて少ない前提で、植物園などで複数個体を育成・維持し、絶滅リスクに対するバックアップ集団を確保する。 |
| 域外集団の遺伝管理(繁殖ペア設計・系統管理) | 域外集団では近親交配や偏った繁殖で遺伝的多様性が落ちやすいので、遺伝データを使って繁殖ペアを最適化し、複数施設が連携して多様性を最大化する。 |
| 現地調査とモニタリング(分布・個体数の更新) | 産地が少なく見落としも起きやすいので、定期的な再調査で生存個体の把握、更新(実生の成立)状況、脅威の変化を記録し、保全計画を更新する。 |
| 現地での増殖・苗木生産(保全苗の確保) | 現地で苗木を作れる体制を作り、将来の補強・再導入に使える苗を確保する。 |
| 再導入・個体群補強(適地への戻し) | 脅威(伐採・採取圧など)を下げた場所を選び、段階的に植栽して野外個体群を増やす。植栽後は生残・成長を追跡し、手法を調整する。 |
| 地域参加・普及啓発 | 「希少種だから守る」だけでなく、採取が更新を止めること、残存林の価値などを共有し、土地管理者や地域住民が保全に参加できる形(苗木づくり、見守り、合意形成)を整える。 |
出典
最後に
Me: So, what are your thoughts after reading that?
Questioner: It looks like they’ve somehow managed to scrape by and avoid the completely hopeless situation described in the 2014 guide. But realistically, the population only crept up from around 30 to maybe 40 or 50 trees, right?
The most concerning part, though, is that the natural ecosystem—the very environment they need to reproduce and thrive on their own—is still completely gone.
Me: Exactly. Having no real home to return to… I feel like it’s the equivalent of a tropical fish spending its entire life stuck in a glass tank.
That’s why, this time, I want to dig as deep as I can to find out exactly how many other species are in the exact same boat—barely surviving under heavy, artificial protection, with no real progress.
In short, species that aren’t officially crossed off the list, but are “extinct in all but name.”
私:読んでみて、どんなふうに感じましたか?
質問者:2014年の図鑑に書いてあったみたいな、絶望的な状況からは、なんとか生き延びてるっぽいね。でも個体数としては、だいたい30個体が40〜50個体になっただけなんだよね。
そこで一番気になるのは、「野生環境で自然に増えていく生態系は失われたまま」ってところじゃないのかな。
私:帰る家がない状態ってことは、熱帯魚で言えば、一生ずっと水槽の中みたいなものなのかも、って思うんです。
だから今回は、大きな動きはなくても、手厚い保護の中でなんとか生きているこの子と似た状態の種の数を、できる限り調べ上げてみたいと思います。
要するに、「絶滅には入れられないけど、実質絶滅している種」ですね。
| 項目 | 内容 | 要点 |
|---|---|---|
| 野生絶滅(Extinct in the Wild: EW) | 生存が飼育・栽培、または本来の分布域外の定着個体群に集中する状態 | 「生存の場所」が管理下へ移行する分類 |
| IUCNにおけるEWの判定イメージ | 既知・推定の生息域を対象に、生活史に見合う時間幅で調査を重ね、野外で個体記録が得られない状況として扱う | 野外での記録状況と調査の積み重ねが軸 |
| EWの規模感(IUCN集計) | IUCN Red Listの検索集計では、EWは約80種規模として示される | 「水槽・飼育下中心」の種群が一定数存在 |
| EWの例:アオコンゴウインコ | 密猟・森林伐採の影響が重なり、野生での最後の記録年が2000年として知られる種。飼育下で保護・繁殖が進む | 野外の回復条件(安全な森林など)の整備が主要論点 |
| EWの例:シフゾウ(四不像) | 乱獲・土地利用変化を背景に野生個体群が消失。飼育集団を起点とする繁殖で個体数が回復し、再導入を含む管理が進む | 「野生の家」の再構築が中心課題 |
| EWの例:キダチチョウセンアサガオ属(Brugmansia) | 園芸栽培で広く維持される一方、野生個体群の記録が得られにくい属として整理される | 栽培中心の存続形態が典型例 |
| 機能的絶滅(Functionally Extinct) | 個体が残存しても、生態系機能への寄与が小さくなり、繁殖や存続の見通しが強く制約される状態 | 「個体の存在」と「生態系での役割」が分離する概念 |
| 機能的絶滅の焦点:個体数と密度 | 個体数・密度の低下により、送粉・種子散布・捕食などの相互作用が弱まり、系全体の働きが変質する | 生態系ネットワークの弱化が核心 |
| 機能的絶滅の焦点:再生産の連鎖 | 受粉者・散布者・共生相手などの相互作用が細り、世代交代が進みにくい状況が形成される | 「増える仕組み」の劣化が主因になりやすい |
| 機能的絶滅の規模感(CR内の超小集団) | 近年の総説・報道では、成熟個体50未満と推定されるCR種が1,500種超という規模で示される | 「実質的な絶滅リスク」を抱える種群が広い範囲に分布 |
| 機能的絶滅の例:キタシロサイ | 現存個体が極端に少数となり、生殖補助技術(人工授精・細胞技術など)を中心に存続が図られる | 自然繁殖系より技術依存型の保全設計 |
| 機能的絶滅の例:エンケファラルトス・ウーディ | 野生で確認された起点が雄株系統として知られ、クローン栽培が中心となる種 | 遺伝的多様性と種子生産が主要課題 |
| 「野生環境が失われたまま」が意味すること:進化圧の変化 | 管理下では捕食・競争・気候変動などの選択圧が弱まり、適応プロセスが緩やかになる | 「強くなる過程」の減速が起こりやすい |
| 「野生環境が失われたまま」が意味すること:共絶滅・連鎖影響 | 特定種の消失や希薄化が、送粉者・散布者・寄生者など相互依存種へ連鎖的な影響を及ぼす | 生態系機能の同時低下(ネットワーク効果) |
| カロシエヤシ(Attalea crassispatha)との接続 | 成熟個体数40–50、個体群傾向Decreasing、CRとして整理される | 「個体は残存」でも「自然増殖系の回復」が論点化しやすい |
出典
Questioner: I hate to say this, but if I were the species on the receiving end of that “protection,” I’d honestly resent getting this intensive, hands-on care from the exact same humans who ruined everything to begin with. This is strictly my personal opinion, but I might honestly wish they’d just let us go extinct with dignity.
Me: I actually feel pretty much the same way. When it comes down to it, I think it’s the ultimate form of human ego. Now, I do believe the people on the front lines—the ones doing the actual conservation work and patrolling the reserves—have their hearts in the right place and are driven by true dedication. But here’s how the whole thing looks to me. It’s as if they take these endangered species, put them in a massive box, and toss those passionate frontline workers right in there with them. And then, looking down from above, pulling the invisible strings like a puppet master, are people with an entirely different agenda—capital, wealth, the economic machine. They’re the ones really running the show. So, I’m going to dig into exactly who is pulling those strings from up above.
質問者:ほんとに申し訳ないんだけど、もし自分が「守られる側」の種だったら、原因を作った人間から手厚い保護を受けるのって、本当は嫌だなって思う。
これは完全に個人的な意見だけど、「潔く絶滅させてほしい」って願うかもしれない。
私:自分も、けっこう似た考えなんですよね。で、これって人類の究極のエゴだと思うんです。
たぶん、現場で保護してる人とか、保護区を見回ってる人たちは、ちゃんと志を持ってやってると思う。
でも、自分にはこう見えるんですよ。
絶滅しそうな種を大きな箱に入れて、志を持った人たちも一緒にその箱に入れる。
その上から、見えない糸でつながれた操り人形みたいに、資本とか資産とか経済っていう別の志を持った人たちが、全体を動かしてるんじゃないかなって。
なので、そのあたりの「上から操っているのは誰」なのかを調べてみます。
| 項目 | 内容 | 要点 |
|---|---|---|
| 要塞保全(fortress conservation) | 保護区を境界線で囲い、利用・アクセスを強く制限し、自然保護を実装するモデル | 保護区の統治設計が中心論点になる |
| 環境植民地主義(エコ・コロニアリズム) | 自然保護を掲げた土地の囲い込みが、先住民・地域住民の慣習的権利や生活基盤と衝突し得るという批判枠組み | 自然保護と権利の接合が争点になる |
| 要塞保全の実態として指摘される現象 | 保護区拡大と同時に、移転・立入制限・取締りの強化が進行する事例が報告される | 保護の手段が社会影響を伴う |
| 要塞保全と人権の論点 | 排除的な保護区運営が、財産・文化・資源利用など複数の権利と交差する形で論じられる | 権利ベース保全が要件になる |
| 大規模保全組織と監督責任 | 反密猟・取締りを支える支援構造の中で、監督・デューデリジェンスの重要性が議論される | 組織ガバナンスが保全成果と連動する |
| 巨大企業による「免罪符」としての資金提供(グリーンウォッシュ) | 企業が環境配慮を強調する情報発信や支援を通じて、評判・正当性を強化する現象として整理される | 選択的な強調がリスク源になる |
| グリーンウォッシュの基本構造 | 望ましい取り組みの提示が前面化し、企業活動全体の環境影響の理解が部分化しやすい | 情報の非対称性が生じる |
| NGO資金と「協働」の論点 | 企業協働が市場親和的な手法へ保全実装を誘導する可能性が論じられる | 資金源と方針の整合が問われる |
| 生物多様性オフセット | 開発に伴う残余影響に対し、別の場所・別の手段で測定可能な保全成果を設計し、損失と対応づける仕組み | 「回避・最小化の後」に位置づく |
| 生物多様性オフセットの中核概念 | No Net Loss/Net Gain を目標に、追加性・長期性・景観文脈などの原則を組み込む | 設計原則が成否を左右する |
| 「相殺」の発想が生む摩擦 | 生態系は場所固有性・非代替性が大きく、交換可能な単位としての扱いと緊張関係を持つ | 代替可能性の仮定が争点になる |
| オフセットの実装リスク | 高リスク条件下では No Net Loss の達成可能性が低下し得るとして、警戒事項が整理される | 事前スクリーニングが重要になる |
| オフセットの社会影響 | オフセットが生計・参加・意思決定機会に影響し得るとして、社会的影響の整理が進む | 参加と公正が重要要件になる |
| 命の選別(保全トリアージ) | 限られた資源を、成果・緊急度・実装可能性などの基準で配分する意思決定枠組み | 優先順位付けが不可欠になる |
| 「客寄せパンダ」の経済学(フラッグシップ種) | カリスマ性の高い種が資金・関心を集めやすく、保全資源配分に偏りが生じ得る | 認知バイアスが資金配分へ波及する |
| 資金配分の偏りに関する実証 | 長期データ分析で、資金が限られた分類群へ集中しやすい傾向が報告される | 多様な分類群の取りこぼしが生じ得る |
| フラッグシップ戦略の条件 | フラッグシップを用いた資金調達が生態系全体の便益へ接続する条件が議論される | 設計次第で波及効果が変化する |
| 4概念を束ねる焦点 | 保全の現場実装が、資金・統治・権利・市場設計と強く結びつく | 生態学と政治経済が同時に立ち上がる |
出典
- PMC(同研究のオープン版)
- The Guardian(WWFの監督不備を指摘した報道)
- MDPI Sustainability(Greenwashing 定義の整理)
- IUCN(Policy on Biodiversity Offsets|IUCN方針)
- PMC(Making Green Stuff?|グリーンウォッシュ研究)
- IUCN(Biodiversity Offsets Technical Study Paper|原則と設計要件)
- World Bank(Biodiversity Offsets: A User Guide|高リスク条件の整理)
- Griffith University News(Flagship species fundraisingの波及効果条件)
- IUCN(Red List Categories and Criteria v3.1|保全カテゴリの一次資料)
- Forest Peoples Programme(WWF関連の人権問題に関する独立報告の紹介)
- ADS(Reorienting flagship species funding…|フラッグシップと資金の議論)
- PNAS(Limited and biased global conservation funding…|資金配分の偏り)
- JSTOR(Eviction for Conservation: A Global Overview|保護区と立退きの総説)
- The Guardian(Green NGOs cannot take big business cash…|企業協働の論点)
- Biological Conservation(Conservation in conflict|企業・資本主義と保全の対立軸)
- MDPI Land(Decolonising Conservation Policy|fortress conservation と権利の論点)
- Conservation Biology(The slow violence of fortress conservation|排除と移転の分析)
- Biological Conservation(The hidden biodiversity risks…|柔軟性とNo Net Lossの緊張)
- ReliefWeb(UN to conservationists: Stop displacing Indigenous peoples|国連側の問題提起)
- Biological Conservation(Social impacts of biodiversity offsetting: A review|社会影響レビュー)
- Conservation Science and Practice(Predictors of animal sponsorship…|スポンサー偏りの分析)
- WWF(Independent Panel: Embedding Human Rights in Nature Conservation|監督・人権の報告書)
Questioner: You know, it’s because we’re trying to save nature using the exact same system that destroyed it in the first place—this whole “pursuit of profit and endless economic growth since the Industrial Revolution” machine. We’re trying to buy conservation with the very money that caused the destruction.
Me: Exactly. If we stay trapped inside this post-Industrial Revolution economic framework—just tweaking a few rules here, setting up a couple of protected areas there, basically just shuffling money around—it honestly feels like all we’re doing is slightly delaying the clock on extinction.
That’s why I’ve recently started to feel that what humanity actually needs is a massive, fundamental shift in our values.
We need a change so drastic that the older generations—the ones who survived wars and lived through the chaotic aftermath of the Industrial Revolution—would be left completely speechless. We have to rip the very concepts of industry and economics out by the roots and plant them upside down. Unless we do something that extreme, I don’t think this situation is ever going to change.
This is just my personal observation over the 12 years from 2014 to 2026, so if you ask me for hard statistical proof, I don’t have it. But it genuinely feels like there are just way too many species whose situations haven’t changed one bit.
And when I say they haven’t changed, I mean they aren’t evolving, they aren’t devolving, and they aren’t going extinct, either. They’re just frozen in time.
So, when I look at these conservation efforts, I get this terrifying sense of urgency—this feeling that both nature and humanity are going to hit a complete dead end in just a few decades, maybe even a few years.
At the end of Hayao Miyazaki’s film Princess Mononoke, there’s a line San says to Ashitaka:
“I love you, Ashitaka. But I cannot forgive humanity.”
And Ashitaka replies to her:
“That’s okay. San, you live in the forest, and I’ll live at the Iron Town. Let’s live together. I will come see you, riding Yakul.”
Just like that exchange, I sometimes dream that if we humans could just fully acknowledge the anger and sorrow of the animals and nature—accept it for what it is—while maintaining our respective places in the world, yet still wishing to be connected on a soul level… maybe then, things would slowly start to change.
But watching the way the climate has been acting up lately, I can’t help but feel like time is almost completely up.
How did you feel reading this?
I would be incredibly happy to hear your thoughts in the comments.
Thank you so much for your valuable 5 minutes. I pray that those 5 minutes will reach the Carossier palm.
Keijin
質問者:これってさ、自然を破壊してきた「産業革命以降の利益追求と、無限の経済成長」っていうシステムそのものを使って、そのシステムの中で生まれたお金で、自然を守ろうとしてるからなんだよね。
私:産業革命以降の経済の枠組みのまま、ちょっとしたルール変更とか、一部に保護区を作るとか、そういう形でお金を回してるだけの仕組みをいじるだけだと、結局、絶滅までの時間を少し先延ばしにしてるだけに見えるんです。
だから、人類が本当にやらなきゃいけないのは、「根本的な価値観の転換」なんじゃないのかなって、最近感じ始めています。
戦争を乗り越えて、産業革命のあともいろんな修羅場をくぐってきたお爺さんやお婆さんが聞いたら、「え?」って絶句しそうなくらい、産業とか経済のあり方そのものを根っこから引っこ抜いて逆さに植えるような変化を起こさないと、この状況は変わらないと思うんですよ。
2014年から2026年の12年で、自分が感じたことなので、「統計的にどうなの?」って言われたら何も言えないんですけど、ほんと、何も変わってない種が多すぎるなと感じてます。
何も変わってないってことは、進化も退化も、絶滅も、なにもしてないんですよ。
だから、あと数十年、いや数年っていうスパンで、自然も人類も行き詰まるんじゃないかっていう危機感は、こういう保護活動の話からも伝わってくるんです。
宮崎駿の映画「もののけ姫」のラストで、サンがアシタカに言う言葉があります。
「アシタカは好きだ。でも、人間を許すことはできない」
それに対して、アシタカが返すんですよね。
「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ。ヤックルに乗って」
あのやり取りみたいに、私たち人類が、生き物たちの怒りとか悲しみを、そのままちゃんと認められて、お互いの立場を守りながら、それでも魂でつながっていたいって思えたときに、少しずつ何かが変わるのかな……なんて、夢を見たりもするんです。
でも、近年の気候の動きを見てると、「時間はあと少ししかない」って、どうしても感じちゃうんですよね。
ここまで読んで、あなたは、どのように感じましたか?
コメントで意見を聞かせてもらえると、とても嬉しいです。
貴重な5分間を、本当にありがとうございました。
カロシエヤシに、その5分が届くことを祈ります。
鶏人|Keijin




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