※このページは、[IUCNレッドリスト]世界の絶滅危惧生物図鑑(2014年版)に基づいて制作した個人ブログです。
Hi there, I’m 鶏人|Keijin.
Today, let’s take a look at the “energy crisis” alongside the Addax (scientific name: Addax nasomaculatus).
Back in a 2014 wildlife encyclopedia, the Addax was already listed as “CR: Critically Endangered.” Fast forward to the latest Red List, and the wild population is still estimated at fewer than 300 individuals. Its status hasn’t changed—it’s still stuck at “Critically Endangered.”
The Green Status paints a similarly grim picture, showing almost no signs of recovery and labeling the species as “CD: Critically Depleted.”
Because of this, I can’t help but feel that the Addax is still living in a fragile state of “fading footprints and lingering prayers.”
This is a quick read, taking only about 5 minutes. I hope you’ll stay with me until the end.
こんにちは、鶏人|Keijin です。
今回は、アダックス(学名:Addax nasomaculatus)と一緒に、「エネルギー問題」について考えてみます。
このアダックスは、2014年の図鑑では「CR:深刻な危機」でした。
そして最新のレッドリストを見ても、野生の個体数が今も300頭未満とされていて、評価は同じく「CR:深刻な危機」のままです。
さらにグリーンステータスでも、回復した様子はほとんど見られず、「CD:危機的減少」とされていました。
だからアダックスは今も、きっと「沈む足跡、残る祈り」みたいな状態なんだと思います。
この記事は短くて、5分くらいで読めます。
よかったら、最後まで読んでみてください。
※2026年時点で、IUCNレッドリストにおける最新評価は2016年版です(以降の更新は確認されていません)。
※2026年時点で、グリーンステータスにおける最新評価は2024年度版です。(以降の更新は確認されていません)。
※本記事は専門家による学術的な評価ではなく、公開された資料に基づく個人の調査・見解を含みます。
※IUCN評価は「世界全体」と「地域・個体群」で分かれる場合があります。地域によって状況は異なります。
最新かつ正確な分類や保全状況については、IUCN公式サイトなどをご確認ください。
参考:IUCN Red List(学名:Addax nasomaculatus)
IUCN Red List(学名:Addax nasomaculatus)↗
化石燃料の8割と、アダックスの居場所|石油とAIの「優先順位」が未来を決める
⬇︎アダックスの生態(基本情報)です。必要なら開いてください。

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 和名 | アダックス |
| 別名 | スクリューホーンアンテロープ / スクリューホーンアダックス |
| 英名 | Addax / Screwhorn Antelope |
| 学名 | Addax nasomaculatus |
| 分類 | 哺乳類・ウシ科・Hippotraginae(オリックス類に近いグループ) |
| 分布 | かつてはサハラ一帯に広く分布。現在の野生個体は主にニジェール東部周辺に残存し、チャドなど周辺地域では散発的記録があるとされる |
| 主な生息環境 | 砂漠、半砂漠、砂地・礫地、降雨後には草の出る乾燥草原地帯 |
| 体長 | 約150〜170cm(頭胴長) |
| 肩高 | 約95〜115cm |
| 体重 | 約60〜125kg |
| 寿命 | 飼育下では約19〜25年の記録がある。野生下の寿命は不明または十分に分かっていない |
特徴
- 名前の由来:英名の screwhorn は、ねじれるように伸びる角の形に由来する
- 外見:夏は淡色〜ほぼ白色、冬はやや灰褐色が強くなる
- 角:オス・メスともに角があり、一般に約1.5〜3回ほど螺旋状にねじれる
- 乾燥地への適応:植物から水分を得る能力が高く、自由水に強く依存しない
- 蹄の特徴:砂地を歩きやすいように幅広く開いた蹄をもつ
生態など
- 野生個体数:野生全体では100頭未満、成熟個体は30〜90とされる参照がある
- 行動パターン:暑さを避けるため、涼しい時間帯や夜間・早朝に活動しやすい
- 食性:乾燥地の草、低木、葉、茎、時に多肉質の植物などを食べる草食性
- 群れ:かつては小群で行動したが、現在は野生個体数の激減により群れ構造も不安定
- 繁殖:通年繁殖が可能で、通常は1子を出産。妊娠期間は約257〜264日(約8.5〜8.8か月)
出典
- Smithsonian’s National Zoo|Addax
https://nationalzoo.si.edu/animals/addax - IUCN関連研究レビュー(野生個体数・成熟個体数の整理)
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8394336/ - Animal Diversity Web|Addax nasomaculatus
https://animaldiversity.org/accounts/Addax_nasomaculatus/ - Sahara Conservation|Restoring the Addax
https://saharaconservation.org/species-recovery/restoring-the-addax/ - ベルギー王立自然科学研究所PDF|Addax taxonomy and description
https://cb.naturalsciences.be/antelopes/Aridlands_Antelopes/addax_description_en.pdf
2014年絶滅危惧種:アダックス【CR:深刻な危機】
現在、野外で見られるアダックスは300頭足らずで、しかもその個体群は細かく分断されている。ニジェールのテイントンマ地区にいる、約 200頭からなる現存する中で最大の群れも、石油採掘事業の影響で存続をおびやかされている。
出典:訳者 岩槻邦男,太田英利 / 発行者 池田和博 / タイトル「IUCNレッドリスト世界の絶滅危惧生物図鑑」/発行所 丸善出版株式会社 / 発行 2014/01/31 / ページ 1 / ©️Kunio Iwatsuki, Hidetoshi Ota, 2014
| 項目 | 2014年(図鑑の記載/当時の認識) | 2026年時点で確認できる状況 |
|---|---|---|
| 位置づけ(結論の一文) | 野生個体群はまだ残っているが、きわめて危険な状態にある種として認識されていた | 野生個体群は現在も残るが、ニジェールの残存野生群は100頭未満とされ、油田開発・道路化・人為圧の増大が存続を強く脅かしている。 |
| IUCNレッドリスト | CR(絶滅危惧IA類) | CR(絶滅危惧IA類)のまま。野生個体は100頭未満とされる。 |
| 野生個体数(総論) | 300頭未満という認識が広く使われていた | 2016年時点で30〜90頭に見直され、その後の文献でも野生個体は100頭未満とされている。 |
| 2016年の調査(事態の転換点) | 当時は未実施 | 2016年の調査・評価で危機が強く可視化された。ただし「野生個体が3頭のみ」と断定するより、IUCN系で広く参照される整理は「30〜90頭」である。 |
| 主な生息地(最大の拠点) | ニジェールのテルミット=ティン・トゥンマ地域が主要な野生個体群の拠点 | 現在の残存野生群の中心はニジェールのティン・トゥンマ地域。一方、自由に行動する最大級の個体群は、チャドの再導入群が担う段階に近づいている。 |
| 最大の脅威(ひとことで) | 石油探査・開発の影響 | 最大脅威は密猟だけでなく、油田開発に伴う攪乱、道路・施設整備、人の流入によるアクセス容易化と狩猟圧増大。 |
| 2019年:保護区の扱い | 保護区の枠組みが重要な防波堤とみなされていた | 2019年には、油田拡張のために約45,000 km²の区域を保護対象から外す計画・境界見直しが公表され、保護区の後退が大きな問題となった。確実に言えるのは「縮小・除外の圧力が強く表面化した」こと。 |
| 開発インフラの規模感 | 探査・開発の影響として語られる段階 | ニジェール〜ベナン間の原油パイプラインは約1,980km規模で、2024年に運用開始段階に入った。これにより道路・施設・警備を含む人為的圧力の拡大が懸念される。 |
| 野生群に起きること(メカニズム) | 生息地の悪化や攪乱が進む一般論 | 開発により人・車両・資材の流入が増え、遠隔地だった生息地への到達が容易になり、攪乱と密猟リスクが高まる構造になっている。 |
| 希望の光(国・場所) | 目立った大規模再野生化の成果は限定的 | チャドのウアディ・リメ=ウアディ・アシム動物保護区で再導入が進み、種の将来にとって重要な拠点になっている。 |
| 希望の光(主体・方法) | - | サハラ・コンサベーションが中心となり、アブダビ由来などの飼育個体を段階的に放逐し、野外繁殖を伴う個体群形成を進めている。 |
| 再導入の成果(数) | - | 「2025年末で200頭以上」という確認は取れず、現在確認しやすい堅い数字は「2023年末までに115頭放逐、保護区内で150頭超が自由に行動」である。 |
| 種としての状況(結論) | 絶滅危惧だが、野生の拠点はまだ残るという受け止め | ニジェールの野生群は崖っぷちにある一方、チャドの再導入群は実際に増えており、種全体の消失を食い止める重要な保険になっている。 |
| 今後の焦点 | 保護を続けられるか | ニジェールの残存野生群を守れるか、そしてチャドの再導入群を長期的に自立した野生個体群へ育てられるかが焦点。 |
出典
- 学術論文:Genetic diversity in global populations of the critically endangered addax (Addax nasomaculatus) and its implications for conservation
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9850015/ - Sahara Conservation:Bringing the addax back to the wild
https://saharaconservation.org/species-recovery/restoring-the-addax/ - IUCN系解説:Saharan addax antelope faces imminent extinction
https://iucn.org/content/saharan-addax-antelope-faces-imminent-extinction-0 - Mongabay:Africa’s largest reserve may lose half its area to oil development
https://news.mongabay.com/2019/08/africas-largest-reserve-may-lose-half-its-area-to-oil-development/ - Reuters:Niger resumes oil exports via Benin after suspension
https://www.reuters.com/markets/commodities/niger-resumes-oil-exports-via-benin-after-suspension-2024-08-21/
アダックスは2014年時点ですでに深刻な絶滅危機にあると認識されていたが、その後の評価では、ニジェールに残る純野生個体群が30〜90頭程度、全体でも100頭未満とみなされる段階に至り、危機の質はさらに切迫したものとなった。とくに、テルミット=ティン・トゥンマ地域では、油田開発に伴う道路整備、作業拠点の拡大、人員流入によって生息地の分断と密猟圧の上昇が進み、残存野生群の存続基盤が著しく弱体化している。一方で、チャドのウアディ・リメ=ウアディ・アシム保護区では再導入事業が進展し、放逐個体の定着と繁殖が確認されている。したがって本種の保全上の焦点は、ニジェールの野生群の緊急保護と、チャド再導入群の長期的自立性の確保という二重課題に集約される。
⬇︎アダックスの保護活動の種類です。必要なら開いてください。
| 保護活動の種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 生息地の保護 | ニジェールでは、最後の野生個体群が確認されているティン・トゥンマ砂漠周辺で、生息地の保全と開発圧の調整が重要課題になっている。石油関連活動や車両移動、道路化の進行は大きな脅威として扱われている。 |
| 密猟の防止 | アダックスの急減要因として、銃器や車両を用いた狩猟圧が繰り返し指摘されており、監視強化と違法狩猟の抑止が中核的な保全措置になっている。 |
| 国際的な取引規制 | アダックスはCITES附属書Iに掲載されており、国際商取引は原則として厳しく規制されている。 |
| 保護区の設定 | 保全は「アダックス専用保護区」に限られず、チャドのウアディ・リメ=ウアディ・アシム動物保護区など、サヘロ・サハラ大型動物を含む広域保護区の中で進められている。 |
| 再導入プログラム | 飼育下個体を用いた再導入は実際に行われており、チャドでは2019年以降に移送・放逐が進められ、チュニジアやモロッコでも過去から再導入・個体群回復の取り組みが続いている。 |
| 地域・多機関連携 | 保全は政府、国際機関、専門家、NGO、地域関係者の連携で進められていることが確認できる。一方で、HTMLにあった「エコツーリズムの推進」は、今回確認した主要資料ではアダックス保全の代表的中核策としては明確に確認できなかった。 |
| 研究とモニタリング | 個体数把握、生息地利用の分析、追跡調査は実施されており、野生個体群の保全や再導入個体の定着確認にモニタリングが重要な役割を果たしている。 |
出典
- CITES公式:Appendices I, II and III(Addax nasomaculatus掲載)
https://cites.org/eng/app/appendices.php - CITES公式:Addax species page
https://cites.org/eng/gallery/species/mammal/addax.html - Sahara Conservation:Bringing the addax back to the wild
https://saharaconservation.org/species-recovery/restoring-the-addax/ - IUCN/SSC報告書:IUCN mission to Niger for the conservation of the last wild addax
https://antelopesg.org/wp-content/uploads/2022/08/IUCN_Addax_mission_Niger_2020_Report_EN.pdf - IUCN記事:To save the addax antelope, the oil sector and government must work together
https://iucn.org/crossroads-blog/202202/save-addax-antelope-oil-sector-and-government-must-work-together
最後に
Questioner: I mean, I use fossil fuels myself. I get that we can’t just quit them overnight because, right now, they’re the fuel generating the energy so many people rely on.
But with oil drilling expanding and the whole world burning fossil fuels for power, it’s obviously driving climate change, right?
I know some people argue otherwise, but I honestly believe it’s taking a toll.
Which makes me wonder… what’s our actual reliance on fossil fuels looking like these days?
Me: You know, now that you mention it… I always think to myself, “We should really switch to sustainable energy instead of burning more fossil fuels,” but I haven’t actually stopped to look at the hard numbers.
Let me dig into that a little deeper.
質問者:化石燃料って、私も使ってるし、今の時点では多くの人にとって必要なエネルギーを生み出す燃料だから、簡単にはやめられないのもわかるんです。
でも、石油採掘が進んで、世界中で化石燃料を燃やしてエネルギーに変えて使っていることが、気候変動を招いているじゃないですか。
もちろん「そうじゃない」って言い張る人もいるけど、私はやっぱり、影響はあると思っています。
ところで、実際のところ化石燃料の使用率はどれくらいなんでしょうね。
私:そういえば「これ以上化石燃料を燃やすより、持続可能なエネルギーに切り替えた方がいいんじゃないか」って思ってるのに、使用率の数字まではちゃんと考えたことがなかったです。
そのあたり、もう少し詳しく調べてみます。
| 観点 | 最新データ | どう読み解けるか |
|---|---|---|
| 世界全体:化石燃料依存(一次エネルギー) | 化石燃料(石油・石炭・天然ガス)の比率は 81.5%(2023年、Energy Institute) | 再エネや電化が進んでも、世界のエネルギー全体では化石燃料依存がなお非常に大きい。 |
| 内訳:どの化石燃料が多いか(世界) | 2023年の一次エネルギーでは、石油・石炭・天然ガスが引き続き中心を占める。合計で 81.5% を構成 | 元の表の内訳数値は、確認できた公式ページだけでは厳密に裏取りしきれなかったため、総量ベースで確実な表現に整えるのが安全。 |
| 電気の世界:転換点 | 再生可能エネルギーによる発電は、2025年に石炭火力を上回る見通し(IEA) | 一次エネルギー全体では変化が遅くても、発電分野では転換がかなり進んでいる。 |
| 投資:お金の流れ | 2025年の世界のエネルギー投資は 3.3兆ドル。そのうちクリーンエネルギー関連は約 2.2兆ドル、化石燃料は約 1.1兆ドル(IEA) | 投資の流れはすでにクリーン側が優勢で、化石燃料の約2倍に達している。 |
| 国・地域差:石炭の重心(中国) | 中国は世界の石炭消費の 58% を占める(2024年、IEA) | 世界の石炭動向は中国の影響が極めて大きく、中国の変化が世界全体を左右しやすい。 |
| 現代のジレンマ:AI・データセンター | 2025年のデータセンター投資は 5,800億ドルで、世界の石油供給投資 5,400億ドルを上回る見通し。データセンター向け追加電力需要のうち、2030年までの増加分は、再エネがほぼ半分を担う一方、天然ガスと石炭を合わせて 40%超を担う見通し(IEA) | AI需要は電力需要を押し上げるが、短期的には化石燃料への依存も同時に強めうる。クリーン化と需給逼迫が同時進行している。 |
| 結論(要点の統合) | 世界の一次エネルギーでは化石燃料が 8割超を維持する一方、発電と投資では再エネ・クリーン側の存在感が拡大している | 「化石燃料の時代が終わった」とはまだ言えないが、電力部門と投資の重心は確実に動いている。 |
出典
- IEA|Electricity 2025:再エネ発電が2025年に石炭を上回る見通し
https://www.iea.org/reports/electricity-2025/supply - IEA|Energy and AI:データセンター向け追加電力需要とガス・石炭の役割
https://www.iea.org/reports/energy-and-ai/energy-supply-for-ai - IEA|Global Energy Review 2025:中国の石炭消費シェア(58%)
https://www.iea.org/reports/global-energy-review-2025/key-findings - Energy Institute|2023年の世界一次エネルギーに占める化石燃料比率(81.5%)
https://knowledge.energyinst.org/new-energy-world/article?id=138873 - IEA|World Energy Investment 2025:クリーン2.2兆ドル、化石1.1兆ドル
https://www.iea.org/reports/world-energy-investment-2025/executive-summary
Questioner: Hearing that it’s over 80% in total, it honestly feels safe to just say, “It’s pretty much all fossil fuels.”
Which brings me to something I’ve been wondering about. People are making a big deal out of the massive amount of power AI data centers consume, right?
But on the flip side, you also hear talk that if we can use AI to develop new tech, it might actually be the key to breaking our reliance on fossil fuels.
So, what do you think about the idea of temporarily banning “non-essential” AI use by individuals and companies, and just making it focus 100% on solving the energy crisis?
Me: Rather than putting the brakes on what might be humanity’s “biggest invention since the Haber-Bosch process,” it might make more sense to shift how we use it and keep our eyes on the bigger picture ahead.
Let me do a little digging into what the general consensus on AI looks like around the world right now.
質問者:合計で80%を超えてるって聞くと、もう「ほとんど化石燃料」って言い切ってもいい感じだよね。
そこで気になったのが、AIのデータセンターが使う電力の大きさが問題視されてるって話があるじゃないですか。これって、AIで新しい技術を開発できれば、逆に化石燃料への依存を止められるかもしれないなんて話もあったりするよね。
だからさ、「重要じゃない」個人や企業のAI利用は一回禁止して、エネルギー問題の解決に特化させる、っていうやり方はどうなんだろうね。
私:この、人類が発明した“ハーバー・ボッシュ法以来の大発明”みたいなものを止めるよりも、使い方や、その先を見た方向にチェンジしたほうがいいのかもしれませんね。
そのあたり、世界ではAIについてどんな考え方が広がっているのか、ちょっと調べてみます。
| 観点 | 修正後の整理(2026年時点) | 根拠・補足 |
|---|---|---|
| 問題設定(「諸刃の剣」) | AIはデータセンターの電力需要を押し上げる一方で、電力網運用、需給予測、設備保全、産業効率化を通じて脱炭素に寄与しうる。論点は「AIを一律に止めるか」ではなく、電力制約の中で何の計算を優先し、どう運用を最適化するかに移っている。 | IEAは、AIが電力需要を増やす一方で、エネルギー分野の最適化や排出削減に役立つ可能性を整理している。データセンター関連電力需要は増加見通しだが、同時にエネルギー分野での便益も論じている。 |
| ① 動的な利用制限(グリッド連動) | 需要ピーク時や系統逼迫時に、緊急性の低い計算を遅延・移送・時間シフトする需要応答型の運用は、実例が確認できる。 | Google Cloudは、系統逼迫時に非緊急計算を制限し、後ろ倒しや別系統への再配置を行う仕組みを公表している。 |
| ② Green AI(効率の追求) | 計算量・消費電力・コストも評価対象に含める「Green AI」の考え方は定着している。省エネ化は特に推論段階で重要だが、「常に5〜10倍削減」と一般化するのは強すぎる。手法や条件によって大きく異なるため、効率改善が報告される段階と整理するのが妥当。 | Green AI は、精度だけでなく計算効率やコストの報告を求める考え方として広く参照される。近年の推論最適化では 1.5〜10倍程度の改善可能性に言及する文献もあるが、条件依存が大きい。 |
| ③ 場所の最適化(低炭素電力・冷却条件) | 冷涼な気候、再エネや低排出電源へのアクセス、系統余力などを考慮して立地を選ぶ動きは強い。ただし、立地最適化だけで排出増を打ち消せるわけではなく、地域の電源構成と送電制約に左右される。 | IEAは、データセンター需要の増加分を再エネ・原子力・化石燃料がどう賄うかを整理しており、立地や電源構成の違いが大きいことを示している。EUでもデータセンター性能の可視化が進んでいる。 |
| 「AIでエネルギー革命」はどこまで現実か:核融合(制御) | 核融合分野では、AIがプラズマ不安定性の予測・回避に役立つ実証研究がある。ただし、これは商用核融合の実現を保証する段階ではなく、運転制御の有望な補助手段として位置づけるのが適切。 | Nature掲載のDIII-D研究では、深層強化学習を用いた制御で tearing instability の回避が示された。 proof-of-concept の性格が強い。 |
| 「AIでエネルギー革命」はどこまで現実か:新材料発見 | AIは電池・触媒・水素関連材料の候補探索や仮説生成を高速化しうるが、「100倍加速」は適用範囲を限定した表現として扱うのが安全。一般論として断定するより、初期探索の高速化に有望とまとめる方が妥当。 | 公的・一次資料で広く確立した一律の「100倍」基準は確認しにくい一方、AIや自動化が材料探索を加速する流れ自体は確認できる。 |
| 「AIでエネルギー革命」はどこまで現実か:電力網(スマートグリッド) | AIは再エネ出力予測、需給最適化、故障検知、保全高度化に活用が進んでいる。再エネ比率が上がるほど系統運用が難しくなる中で、支援技術としての重要性は高い。 | IEAは、AIが再エネ統合、故障検知、停電時間短縮、送電容量活用の改善に役立つと整理している。 |
| 主要な視点:IEA | IEAは、AIがエネルギー分野に広く導入された場合、2035年に累積ではなく年間ベースで約1,400Mt CO2の排出削減余地があり得ると示す一方、その実現には普及・制度・投資が必要だとしている。 | 元表の趣旨は概ね妥当。ただし「需要増を上回り得る」は条件付きの見通しであり、確定的な結論ではない。 |
| 主要な視点:EU(規制・透明性) | EUは「AIそのものの一律禁止」より、透明性、説明責任、リスク管理、データセンターのエネルギー性能報告を重視している。 | EUのエネルギー効率指令では、一定規模以上のデータセンターに報告義務が導入されている。AI Act と合わせ、環境負荷の可視化・管理を強める方向といえる。 |
| 主要な視点:研究者・科学誌(倫理・ガバナンス) | 研究コミュニティでは、「止めるか野放しか」の二択ではなく、透明性、消費電力、水使用、排出、効率指標の開示を求める議論が強い。 | Green AI 論文群は効率指標の明示を求めており、IEAも気候・排出への両面影響を整理している。 |
| まとめ(世界的トレンド) | 2026年時点の主流は、「重要でないAI利用を一律禁止」ではなく、需要応答、効率化、立地・電源選択、情報開示を組み合わせて優先順位をつける方向である。 | 元表の方向性は概ね妥当。ただし、世界全体で統一方針が確立したわけではなく、地域・企業・制度ごとの差は大きい。 |
出典
- IEA|Energy and AI(全体整理)
https://www.iea.org/reports/energy-and-ai - Nature|Avoiding fusion plasma tearing instability with deep reinforcement learning
https://www.nature.com/articles/s41586-024-07024-9 - IEA|Executive summary – Energy and AI
https://www.iea.org/reports/energy-and-ai/executive-summary - Google Cloud Blog|Using demand response to reduce data center power consumption
https://cloud.google.com/blog/products/infrastructure/using-demand-response-to-reduce-data-center-power-consumption - European Commission|Energy performance of data centres
https://energy.ec.europa.eu/topics/energy-efficiency/energy-efficiency-targets-directive-and-rules/energy-efficiency-directive/energy-performance-data-centres_en
Questioner: Makes sense. If I could think of it, people out there were probably already considering it.
But at the same time, I really hope this whole “AI is just an energy hog” narrative doesn’t get blown out of proportion.
I mean, if you listen to the scientists actually working with AI on the front lines, I bet they’re saying something like this, right?
“Look, you’re not wrong… but honestly, if we don’t use AI, we’re simply not going to make it in time.”
It almost feels like I can hear them saying exactly that.
質問者:自分が思いつくくらいだから、やっぱりみんな考えてたんだね。
でも同時に、「AI=電気の無駄づかい」みたいな空気が強くなりすぎないといいな、とも思ったんですけどね。
だってさ、AIと一緒に研究してる科学者の人たちの声って、たぶんこうでしょ?
「いや、それはそうなんだけど……AI使わないと、ぶっちゃけ間に合わないよ」って。
そんな感じの声が、ちょっと聞こえた気がしたんだけど。
私:この「AIって電力を無駄にしてない?問題」自体も、たぶんAIを使いながら、ちゃんと解決策を探す方向に進んでるんだと思う。
それに、核融合の研究みたいな世界では、計算が命じゃないですか。
日本でも、量子科学技術研究開発機構(QST)と核融合科学研究所(NIFS)が共同で運用を始めた、核融合プラズマ研究のためのスーパーコンピュータ「プラズマシミュレータ」があって、愛称は「双星(そうせい)」って付けられてるんだよね。
出典:スーパーコンピュータ「プラズマシミュレータ」の愛称決定!!
こういう場所で、シミュレーションや最適化にAIや機械学習がどんどん使われていくのは、自然な流れだと思う。
そう考えると、今は電気を大量に使ってる面があったとしても、2030年問題や、その先のもっと厳しい未来を見据えたときに、いずれAI自身が「電力を食いすぎないやり方」まで含めて突破口を見つけて、持続可能な“太陽みたいなエネルギー”に近づく方法を引っ張ってくれるんじゃないかな……って感じるんだよね。
それに民間でも、クリーンプラネットが「QHe」や、そのプロトタイプ機「QHe IKAROS」みたいに、熱を取り出す技術を開発していて、将来的には家庭での実用化まで視野に入れている、という話も出てる。
出典:クリーンプラネット(公式サイト)
ここで「AIは悪」みたいな流れが強くなったら、こういう開発のスピードが鈍る気もしてるんです。
産業革命以降、約250年、化石燃料で加速してきたこの時代の――最後のラストスパートとして、AIにかけてみるのも、ありなのかもしれない。
だって、2030年まであと4年しかない。そう考えたら、もう賭けに出るしかない状態だと思いませんか。
Me: Not too long ago, I used to dream about things like nuclear fusion—tech that could pump out just as much, if not more, energy than the fossil fuels we rely on today. Honestly, a part of me still holds out hope for it.
But lately, it hit me. Even if we miraculously conjure up all that clean energy from somewhere, it wouldn’t actually get to the root of the problem: humanity’s destructive behavior toward nature.
If we somehow unlock the ultimate clean, equitable energy through fusion, but our mindset stays exactly the same… I’m afraid we’ll just repeat the cycle. We’ll still think we’re the smartest beings in the room, playing God, believing nature exists purely for our convenience. We’d look at fusion and mistakenly boast, “Look, we’ve captured the power of the sun in the palms of our hands!”—and just keep right on ravaging the earth.
There’s an old Japanese children’s song I used to love and sing all the time. The lyrics go something like this:
Hold your hands up to the sun, and see the bright red blood flowing through. The mole cricket, the mole, the water strider too… Every single one of them is alive. Every single one is our friend.
Source: Lyrics by Takashi Yanase, Music by Taku Izumi, “Tenohira wo Taiyou ni” (Palms to the Sun)
I’m pretty sure those mole crickets and moles couldn’t care less about finding an alternative to fossil fuels. If they could speak, they’d probably just say, “Could you guys please stop digging up the earth and just let us live in peace?” And the water striders are probably thinking, “Could you stop polluting our oceans, rivers, and ponds already?”
I’ve been thinking lately… if all of us could genuinely look at those tiny creatures—the mole crickets, the moles, the water striders—and truly see them as our “friends,” then something fundamental about how we view energy would finally shift.
Thank you so much for sharing five precious minutes of your time with me.
I pray those five minutes somehow make their way to the Addax.
鶏人|Keijin
私:少し前までは、今まで使ってきた化石燃料と同等か、それ以上のエネルギーを生み出す核融合の技術なんかを夢見てましたし、いまでも心のどこかでは期待しています。
だけど、化石燃料と同等のエネルギーをどこかから持ってきたり、作ったりしたとしても、結局のところ、人類が自然を破壊する行動をやめる根本的な解決には辿り着かないんじゃないかって思ったんです。
きっと、核融合でクリーンで平等なエネルギーが開発されたとしても、今の思考のままでは、結局、人類が一番賢くて神のような存在であり、自然は人類のためにあるんだと、「我々は太陽をこの手のひらに握りしめることができたのだ」と、また勘違いして、自然破壊を進めてしまうんじゃないかと懸念しています。
昔、好きで何かにつけて歌っていた歌の歌詞に、こうあります。
手のひらを太陽にすかしてみれば、真っ赤に流れる僕の血潮
オケラだってモグラだってアメンボだって、みんなみんな生きているんだ、友達なんだ出典:やなせたかし作詞、いずみたく作曲「手のひらを太陽に」
きっと、オケラもモグラも、化石燃料に代わるエネルギーなんて欲しくないと思います。できることなら、「もうこれ以上、地球を掘るのをやめて、静かに暮らしてくれないかな」って思っているはずです。アメンボだって、「これ以上、海や川や池を汚すのはやめてくれないかな」って感じているはずです。
みんなが、オケラやモグラやアメンボのような小さな生き物のことも「友達なんだ」と本気で思えたとき、エネルギーに対する考え方の「なにか」が変わるんじゃないかなって、最近は思っています。
貴重な5分間を、本当にありがとうございました。
アダックスに、その5分が届くことを祈ります。
鶏人|Keijin
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